
泉の森しらかしの池の風景は静かだ。
釣りをする人はウキに小魚が合図を送るのを気長に待っている。
その後をグループで歩く人も気を遣ってゆっくりと進む。

ヨシの林の外れにはコガモたちの小さな群れがのんびりと休んでいる。

ヨシの林の中心部はヒドリガモがいっぱいいて時にオオバンやキンクロハジロなども混じる。
しかし多くは眠っていて静かなものだ。
どういうわけかコガモの群れは近づかない。

ヒドリガモの雌が杭の上で羽繕いをしている。
ここに上がるのに杭を何度も回ってから意を決したのか勢いを付けて飛び上がった。

キンクロハジロは1羽だけでずーっと居眠りをしている。

カイツブリは元々私たちの池とばかりに泳ぎ回ったり潜水したりしている。
しかし今年はなのか、まだと言うべきなのか、水鳥たちの姿が数も種類も少ない。

カワセミも「静かだなあ」とでも思っているだろうか。