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大潮に合わせて船橋海浜公園・三番瀬に行ってきた。
海苔ひびのある広い海浜にハマシギの群れなどシギやチドリの仲間が食事にやって来る。
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前に何回か来たときにミヤコドリがいつも沖の防波堤の上で休んでいる姿ばかりで、
いつか潮の引いた浜を歩いたり貝などをついばんだりするミヤコドリを見たいと思っていた。
今回もまた前と同じ光景で、ちょっとがっかりした。
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古今集や伊勢物語にある在原業平の歌に出てくる都鳥。
「なにしおはば いざこととはむ みやこどり わがおもふひとは ありやなしやと」
この都鳥は識者の考察によればユリカモメのことらしい。
三番瀬にいるミヤコドリ(チドリ目ミヤコドリ科)はカモメの仲間ではなくチドリの仲間だ。
ミヤコドリの名前の由来はよく分からない。ミヤコが都なのかどうかも不明だ。
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ミヤコドリは一旦諦めて海面ではスズガモやオナガガモ、干潟ではハマシギなどを観察しながら歩いた。
すると沖の方に鳥たちが飛んでくるのが見えて何事かと慌ててピンボケを撮った。
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なんとミヤコドリたちが休息から覚めて干潟の方へやって来たのだった。
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ハマシギたちは人に近いところでも平気で餌取りをしているが、ミヤコドリたちはかなり遠い。
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ミヤコドリは二枚貝やカニ類にゴカイ等を採って食べるらしい。
残念ながらそういうシーンは撮れなかった。
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水浴びを始める子もいた。
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手前がハマシギの群れ、奥の方がミヤコドリで近くまでは行けなかった。
しかし今回は砂の上のミヤコドリを見ることが出来て満足だ。