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江島神社は辺津宮、中津宮および奥津宮の三社からなり、それぞれ下記の三姉妹が祭神だ。
田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
なお、表記は江島神社のホームページによる。
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隣の奉安殿には八臂弁財天と妙音弁財天、二体の弁天像が安置されている。
妙音弁財天は裸弁天とも呼ばれ、琵琶を奏でている。
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境内には銭洗白龍王がある。鎌倉にも銭洗弁財天があり有名だ。
竜神は弁財天の化身であるので同様の御利益で、この水でお金を洗うと金運向上するという。
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辺津宮から少し歩くと中津宮の参道に出る。辺津宮より少し落ち着いた雰囲気だ。
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弁財天は芸能の神として信仰されている。
参道には江戸歌舞伎の市村座や中村座が寄進した石灯籠がある。それぞれ安永六年(1777)、天明二年(1782)。
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この手形は七代目尾上菊五郎と五代目尾上菊之助親子のものだ。
平成十一年に菊五郎親子が出演する「江の島大歌舞伎」が開催されて、
江の島ゆかりの「弁天娘女男白浪」(べんてんむすめめおのしらなみ、いわゆる白浪五人男)を演目とし、
知らざあ言って聞かせやしょう 浜の真砂と五右衛門が 歌に残した盗人の ~~
悪事はのぼる上の宮 岩本院で講中の 枕さがしも度重なり ~~
似ぬ声色で小ゆすりかたり 名さえ由縁の弁天小僧 菊之助たァおれがことだ
と菊之助が演じた弁天小僧が大いに観衆を湧かせたという。
それを記念して翌年に二人の手形が寄贈された。