横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

泰山木

2016-06-16 06:22:57 | 日記



皇居東御苑の本丸ケヤキの芝生辺りで高い木に白い花が見えた。






タイサンボク(モクレン科)
近づくと低いところにも咲いている。大きな白い花はタイサンボクだ。






時期が少し遅かったようで、きれいに咲いているのは少なかった。
上の方に多くの雌しべがあり下の方に多くの雄しべがある。
雌性先熟で少し前は雌しべが活発で雄しべは下の方で合着していたはずだ。






さらに進むと雄しべはどんどん落ちてしまう。






そのうちホオノキなどと似たような実になる。

泰山木という名前からも花を見ても和風な感じがするが北米が原産地だそうだ。




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東御苑のウツギたち

2016-06-15 05:56:15 | 日記



春先から初夏にかけてさまざまな種類のウツギが咲いてきた。
たとえばミツバウツギとウツギとコゴメウツギはそれぞれ分類上の科が違う。
つまり何々ウツギというのは分類学上で近いわけではなく茎が中空というのが共通点だ。

東御苑、二の丸の雑木林ではノリウツギが見られた。






ノリウツギ(アジサイ科  旧分類では ユキノシタ科)
ノリウツギはウツギなどと同じくアジサイ科だ。
ウツギと呼ばれるものはアジサイ科とスイカズラ科が多いように思う。

ノリウツギは小さな両性花がたくさんと装飾花がいくつかつく。
ガクアジサイとは色も違うが装飾花の配置も違うようだ。






シロバナヤエウツギ(アジサイ科)
本丸の広場にはシロバナヤエウツギの白い花が咲いていた。
ノリウツギと同じくウツギ属で八重咲の花だ。





近い仲間として花弁に薄紅色が入るサラサウツギがある。
サラサウツギは大和ふれあいの森で何度も見ているがシロバナヤエウツギは初めてだ。






出来始めの実が面白い。






トウフジウツギ(ゴマノハグサ科 旧分類では フジウツギ科)
本丸の休憩所の近くにはトウフジウツギの花が咲いていた。
こちらはアジサイ科のウツギたちとはがらっと雰囲気が変わる。






唐藤空木の名前通り中国原産で、紫色の円錐花序は日本自生のフジウツギに似ている。
フジウツギの仲間は広くブッドレアとも呼ばれている。




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東御苑の花菖蒲

2016-06-14 13:42:39 | 日記



東御苑には同心番所、百人番所、大番所という3つの江戸城遺構がある。
大手門から進んで行くと同心番所、さらに渡櫓門の石垣を抜けると百人番所がある。
この百人番所には百人組の4組が交代で詰めたほか与力20名同心100名が配置された。






番所の目的は城を訪れる大名や旗本を検問し本丸や二の丸を警護することであった。
大勢の武士が詰めるだけあって大きな建物で長さは50mぐらいあるそうだ。

この百人場所の向かって右側を進むと大番所があり坂を上ると本丸に至る。
向かって左側に進むと二の丸跡の雑木林などがある。






二の丸池と隣接して菖蒲田もあり、ちょうどハナショウブが見頃だった。






土曜日だったので外国人を含めて大勢の人が花を楽しんでいた。
花菖蒲は江戸系というのがあるぐらいで江戸時代から人気の花だったようだ。






池にはヒメコウホネやコウホネなどが咲いていた。
さすが姫だけあってヒメコウホネは可愛い。






水面近くをコシアキトンボなどが飛び回っていた。
いずれシオカラトンボや赤トンボなども飛ぶのだろう。

東京駅のすぐ近くとは思えないほど自然がいっぱいだ。


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秋の七草が咲き始め

2016-06-13 06:00:20 | 日記



久しぶりに皇居東御苑に行った。
皇居空中写真が展示してあった。
右側に写っている東京駅からすぐ目と鼻の先に皇居があることが分かる。
皇居地域は大きく3つのブロックに分かれて見える。
西側の広いところが皇居、北側が北の丸公園で、両方に隣接して東御苑がある。







本丸では大きな芝生広場でくつろいだり天守台から本丸全体を眺めたりできる。






本丸の南西部には富士見櫓がある。
昔の江戸城には19もの櫓があったが、今は富士見櫓を含めて3つしか残っていない。
焼失した天守閣の代用として将軍が両国の花火や海を眺めたこともあるそうだ。






展望台に立っても今は海を見ることができない。
二の丸のずっと北側、竹橋方面を見る。






カメラを右に回すと御苑の東側、大手町から丸の内にかけてのビル群が見える。






本丸は二の丸から坂道を上ったところにある高台だ。
二の丸には雑木林や池などがあって自然が豊かに残っているところだ。






二の丸休憩所の近くにキキョウとオミナエシが咲いていた。






キキョウとオミナエシは両方とも秋の七草に数えられている。
まだ梅雨に入ったばかりなのに秋?と思ってしまう。






キキョウの花期は6~10月でオミナエシの方は7~10月らしいので、
秋になっても見られることは確かだ。






それに8月初旬には暦の上で立秋なのだから秋の七草に不思議はない。



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バードはホールに

2016-06-12 05:40:02 | 日記



家から瀬谷市民の森に行くときに団地の中を通る。
その団地の遊水地にはテニスコートやグラウンドのほかに、
ターゲットバードゴルフの18ホール常設コースがある。






ボールの代わりにバトミントンのシャトルコックのようなものをゴルフクラブで打って、
芝生に切られた穴ではなくて籠状のホールに入れる。
ゴルフと同じようにパー3、パー4、パー5があるそうだ。

毎日、多くの人が競技や練習に精を出して楽しんでいる姿を見る。







団地に入っていくと棟の間に大きな段差があり擁壁で区切られている場所がある。






上の写真をちょっとトリミングしてみると上部の金網の下にスズメが飛んでいる。
そして水抜きの穴2ヶ所に入っているものがある。






あちこちの水抜き穴にスズメが止まったり、少し中に入ったりしている。







巣があるのかどうかまでは分からないが、お気に入りの穴のようだ。


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