横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

大磯あたりの草花

2016-06-06 06:44:49 | 日記



大磯では海浜植物を観察する予定にはしていなかったが、
アオバトを見てから高麗山方面に向かおうとしたらすぐにハマヒルガオに出会った。






ハマヒルガオ(ヒルガオ科)
ハマヒルガオは蔓で立ち上がるのでなく地面の上を匍匐して広がる。
いわばグランドカバーだ。






化粧坂の松並木では住宅の入り口にグランドカバーがあった。
花はランタナに似ているけれど木ではなくて地面の上で広がっている。






ヒメイワダレソウ(クマツヅラ科)
調べたらヒメイワダレソウ(園芸種名リッピアまたはクラピア)という花だった。
繁殖力が強いらしい。

海浜植物のイワダレソウは前に城ケ島で見たことがある。






高麗山の大堂から浅間山に向かう途中で。
細い茎が立ち上がり先の方に白い小さな花が穂状に咲いていた。






ギンレイカ(サクラソウ科)
初めて見たがオカトラノオに近い仲間でギンレイカというものらしい。
オカトラノオなどとは違って花弁があまり開かない。






果実はオカトラノオと似たような丸い果だ。



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アオバト

2016-06-05 06:11:21 | 日記



大磯港の突堤のすぐ東側、砂浜から岩礁が突き出している。
このあたりは照ヶ崎海岸と呼ばれている。






その岩礁にときどき多数の鳥が近づいてくる。







アオバトだ。岩礁の様子を見るかのように近づいては離れたりしている。

空を舞う何十羽のアオバト集団がいくつもやって来て、時に岩礁に降り立つ。






丹沢に住むアオバトたちが夏になると海水を摂取するために照ヶ崎までやってくる。






この岩礁をよく見ると小さな窪みが無数にある。






この日は穏やかで岩礁で砕ける波も少なかった。
おかげで海に入らなくとも岩の窪みにたまった海水を飲むことができる。

荒れた日には岩の上に止まるのもままならず海水を飲むのは大変らしい。
中には命を落とすアオバトもいるという。






向かって左側の羽の一部が赤いのが雄で、右側が雌だ。

アオバトの海水を飲む様子が少し分かったので、いずれまた来よう。
白波に立ち向かうアオバトたちを目撃できるかもしれない。

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高麗山

2016-06-04 06:38:13 | 日記



おととい大磯の高麗山から湘南平あたりを歩いてきた。
国道1号を平塚方面に進むとJRと交差するところで旧東海道に分岐している。
化粧坂(けわいざか)の松林に江戸見附や化粧井戸などが残っている。






化粧坂から少し平塚寄りを左折したところに高来神社(たかくじんじゃ)がある。
高麗神社とも呼ばれ起源は神功皇后時代という記録もあるそうだ。






この地には奈良時代創建の高来寺(のちに高麗寺)もあった。
後に高麗神社の別当となったが明治時代の神仏分離で廃寺された。

この神社の裏側から男坂または女坂を通って高麗山(こまやま)に登ることができる。






高麗山は標高168m程度だが女坂でもけっこう急坂のところがある。
相模湾を見下ろせるところに出るとほっとする。
すぐ下が旧東海道の化粧坂あたり。突堤の見えるところが大磯港だ。
大磯港の向こう側が照ケ崎海岸で夏の間は丹沢のアオバトが海水を飲みに来る。






高麗山の頂上・大堂には上宮があったが昭和40年代の火災により今は礎石を残すのみだ。
高麗寺があったころは大堂と東天照さらに西天照(現在の八俵山)を合わせ三権現と言われたそうだ。






八俵山から湘南平方面に向かうと浅間山(せんげんやま、標高181m)がある。
頂上にある浅間神社は富士信仰に基づく。各地にある浅間神社は富士宮の浅間大社を総本宮とする。






化粧坂から2時間半ほどの歩きで湘南平(181m)に到着した。
昔は千畳敷と呼ばれたそうで、今はレストハウス展望台とテレビ塔がある。
適度の登り坂なのか自転車で来る人も多いようだ。



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タチアオイとジャガイモ

2016-06-03 06:32:12 | 日記



昨年の6月に上瀬谷通信施設跡地が国に返還された。
それまで暗黙の了解なのかゲリラ的なのか知らないが家庭菜園が無数にあった。
返還以来、国の方針で耕作できなくなったので草が伸び放題になった。






タチアオイなど園芸種の花もしっかり生き残っている。






付近には農家の方の田畑もあり、そういうところは変わりなく栽培が行われている。
今はところどころでジャガイモの花を見る。






ジャガイモの花はいかにもナス科らしい姿だ。種類により紫の花と白い花がある。






葉の上にナミテントウがいた。






別の葉には幼虫もいた。
テントウムシはアブラムシを食べるのでジャガイモにとっては益虫だ。


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囀って舞い上がる

2016-06-02 06:42:02 | 日記



ピチピチピチピチ・・・どんな擬声語がいいのだろう。






声はどこからだろうと探すと空を高く上がっていくヒバリの姿があった。






上瀬谷の通信隊広場のあたり畑のまわり餌をついばみながら歩く姿をたくさん見る。







そのうちピチピチピチという囀りが始まって舞い上がるヒバリの姿が目に入る。
ひとしきりすると囀りながらさーっと地上に降りてくる。






たまたま地上でさえずる姿を見ることが出来た。
ちゃんと羽根を広げていたのが面白い。
舞い上がるヒバリは雄で、縄張り宣言しているのだとか。






近くで見たキジの雄は歩き回り、時にケーンと鳴くだけだった。
縄張り宣言には羽根をばたばた鳴らすそうだ。

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