どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

入院してみて

2011-06-16 21:05:10 | インポート
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入院してみて解る事がある。まず岩手県の医師不足だ。
私の解るのは整形外科なのだが、岩手一関地区で救急対応が出来る病院は一つ。盛岡地区はさすがに多いが、入院病棟はどこも満員御礼状態。看護婦から医師まで足りない。
そして、県北地域の入院ベット数がとても少ない事から盛岡地域には負荷がかかっている。
さらに厄介なのは岩手県の広さだ。四国程度の面積がある。人口100万に対しての医師の数が同じ県があったとしても、ここまで分散しなくてもいいだろう。なのでどうしても診療所や外来のみの医院が多くなる。
ちなみに岩手県を土建王国だといって批判する人がいるが、医療の実態を知ればその道路行政が悲願である事が解ると思う。死ななくていい人が死んでいるのが現状だ。
次は厄介な話しだ。整形外科のベットから呼吸器科のベットに移されたのだ。これはかなり無理な話しらしい。整形外科がいかに急がしく、いかにベット数が足りないかという事だ。
おなじフロアーの東西なのに、看護婦の対応が驚くほど違った。これは簡単な話しで、看護婦も高度に専門化しているからだった。呼吸器科の看護婦は整形外科の患者を、専門外だからどうあつかっていいのかわからないのだ。
これはしょうがないことだろう。全部の科を完璧に出来る看護婦がいたら、そりゃスーパマンだよ。
看護婦が不足する理由かもしれない。