本当は車いすにせっかく乗っているのだから、いろんな所を車いすで写真を撮って歩きたいものだが、一眼レフはちょっと大きい。なのでなかなか持ち出せない。かといって携帯のカメラは何ともならない。
さて先に路駐の車が怖いと言ったが、本当に先が見えなくなる。対向車があるのかどうか本当に解らない。なので車いすで路駐の車を追い越すのはとても慎重になる。
でも一番危険なのは、ボーッと歩いている人間。車いすは足音もでないせいかさらに無防備になるようだ。どう動くか解らない。突然曲がるかもしれないし立ち止まるかもしれない。ぶつかって嫌な思いをさせたくないので特に気を使う。しかし結果は驚かせてしまうのだが。
しかしボーっと歩いている人のなんと多い事か!
その中で目をキラキラさせてくる人たちがいる。男の子だ!どんな乗り物でも興味があるらしい。スーパーなどで極端な小回りを(車いすは原理的に重心位置を中心に360度回る事が出来る)していると、好奇心むき出しの目をしてくる。
さて近所にある小道。この道は車いすには危険がいっぱい。ただでさえ道の山なりがきついのに、滑りやすいマンホールや下水の簀の子(この簀の子にキャスターがはまると大変。しかも規格では大丈夫なはずなのだが、この簀の子の裏表を間違えて設置していれば完全にアウト。そしてそれが多い)が連続で現れる。そしてそれらを回避するスペースがない。ギリギリ端を行くと角度が大きくなりすぎて、進むのが大変になる。
それでも車のほとんどいない、人通りも少ないこの小道は安心出来る通り道になっている。