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昨日(2月3日)は、東北公益文科大学 酒田キャンパスで行われた、表記の報告会に参加してきました。
この企画は、高齢社会を若い人にも考えてもらおう、という目的で山形県在宅医療推進事業と一環として、庄内地域医療連携の会と東北公益文科大学とのコラボで実現したものです。
今まで、公益文科大学生に10回の講座を実施、今回は、その中間報告として3グループが、「老い方」「最期の過ごし方」に関する市民啓発のための企画・アイディアを発表し合い、フロアを交えてディスカッションを行いました。
なお、参加者は、東北公益文科大学の先生、学生、老人施設、医師会などから50-60名程度だったのではと思います。
以下、各グループからの発表要旨
・Aグループ (特講野郎aチーム)
家族で介護運動会 ~上手にできるかな介護体験~
運動会を利用し、親子で介護を疑似体験することで、
高齢者、介護の大変さを知ってもらう
・Bグループ(公益大びぃちーむ)
教活インターンシップ ~家族の明るい未来 → 地域~
事前授業、インターンシップ(職場体験)、事後授業、報告という
一連の学習を通して、終末期を考える機会をつくる。
・Cグループ(特別講座Cグループ)
Careクッキング ~家族と介護~
20-30歳台から20名程度を募集し、5人程度のグループで介護食をつくり
介護や家族を考える機会をつくる。
その後、松田保健所長から「このようなアイディアは従来のしくみのなかでは出て来ない。一般の若い人が考えることが重要」との総評があり、投票の結果、Bグループが優秀賞を受賞しました。
斬新なアイディアは、既存の考え方やシステムから生まれにくいものです。
今回の企画は、実現性やその効果からみても、まだまだとは思いますが、知って(調べて)、考えて、議論して、そして声をだす(発表、報告する)というのはとても有意義なことだと思いました。