鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.507 (上越在宅医療連携懇話会)

2015-04-23 12:23:27 | 日記


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第2回上越在宅医療連携懇話会
日時:2015年4月21日 19:00-21:00
会場:デュオ・セレッソ 2階 (上越市)
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21日(火曜)、上越市で行われた「上越在宅医療連携懇話会」で、Net4Uの講演してきました。まず驚いたのは参加者の多さ、会場はほぼ満席状態でした。上越地域の在宅医療、医療・介護連携への関心の高さが伺われました。




冒頭、服部上越医師会会長から開会のあいさつがありましたが、「住み慣れた地域で充実した人生を実現する体制が地域医療である。この体制は本人・家族を中心に、医療関係者のみではなく、行政・福祉・企業・ボランティア・隣近所等の多くの組織と人々の連携のもとになりたつ。上越医師会のもっとも重要な役割りがこの地域医療のコーディネートである。」という言葉には感動しました。



次いで、「妙高MCネットによる多職種連携」の実際として訪問看護師からの報告がありました。妙高MCネットとは、安価なグループウエアを利用した情報共有・コミュニケーションツールです。妙高地区の95%の介護系施設が参加しているというのが特徴のようです。因みに医療機関の参加は7施設、訪問看護ステーション、薬局がそれぞれ3施設参加とのことです。



私は、「多職種協働とヘルスケア・ソーショル・ネットワーク「Net4U」」と題した講演をしてきましたが、反応はまずまずだったと思います。

閉会の辞として、黒木副会長から在宅医療を支える医療体制の課題として以下の指摘がありました。抱える課題はどこも同じですが、医師会のトップが地域の課題、危機感ををきちんと認識している地域だと感じました。

1、マンパワー不足:在宅医療の増加。在宅医療を提供する医師不足。
2、医療依存度の高い患者の増加:看取り、がん、難病患者の増加
3、24時間365日対応
4、緊急入院先の不足:
4、在宅を補完する病院や施設不足:
5、医療と介護の連携不足:生活への理解不足



懇親会では、前荘内病院院長の松原先生とご一緒させて頂きました。相変わらず饒舌でお元気そうでした。あと1年、病院に勤務するそうです。

往復は愛車Zで・・



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