人口減少、超高齢社会に向けて、医療のあり方を検討する会です。
県主導で行われていますが、病院の病床再編を検討する病床検討部会と在宅医療などを検討する地域検討部会の2本立てて検討が進められています。後者については、各医療圏毎に部会が設置され、今回は、庄内では2回目となる地域検討部会でした。
内容は多くが県からの報告で、2025年の高度急性期、急性期、回復期、慢性期、さらには在宅医療の医療重要の推計が示されました。在宅医療等に関しては、当地区は全国、県の平均レベルを多くの指標で上回っており、ある意味モデル地域ともいえる現状です。課題は病床削減を含む病床再編であり、必要病床数が示されたとして、それをどう実現していくのか、利害を超えた調整ができるのか、現場での率直な話し合いの場が不可欠と思われます。
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第2回 地域医療構想 庄内地域検討部会
日時:平成27年12月2日(水) 13:30~15:30
会場:鶴岡市先端研究産業支援センター レクチャーホール
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1、開会
2、あいさつ(沼沢課長)
3、協議
1)病床機能検討部会の協議内容
2)病院・病床機能の分化・連携に関する課題
2回行われた病床機能検討部会の報告
・地域医療構想の策定の整備体制、
山形県医療審議会、山形県保健医療推進協議会の下に、地域医療構想・病床検討部会、地域医療構想・地域検討部会を設置
・データの収集・分析・共有
厚労省からのデータ、病床機能報告制度のデータを活用
・構想区域の設定
山形県では、現行の二次医療圏を原則とする
・構想区域の医療需要の推計
データとして、DPC,NDを利用
医療需要=性年齢階級別・医療機能別入院受療率X性年齢階級別推計人口
医療資源投入量から、高度急性期、急性期、回復期、在宅との境界点を分析
・山形県の医療需要推計(人/日)
2013年 慢性期:2062人、回復期:2549、急性期:2402、高度急性期:713
2025年 慢性期:2087人、回復期:2651、急性期:2439、高度急性期:704
山形県在宅医療等需要推計
2013年 訪問診療:5547、老健施設入所者:3925、在宅医療等への移行:1352
2025年 訪問診療:6050、老健施設入所者:4564、在宅医療等への移行:1260
・庄内の医療需要推計
2013年 慢性期:476人、回復期:625、急性期:490、高度急性期:164
2025年 慢性期:547人、回復期:638、急性期:495、高度急性期:163
庄内の在宅医療等需要推計
2013年 訪問診療:1902、老健施設入所者:1095、在宅医療等への移行:279
2025年 訪問診療:2021、老健施設入所者:1326、在宅医療等への移行:157
・医療需要に対する医療提供体制の検討
構想区域間の調整
他都道府県との調整
高度急性期、急性期、回復期、慢性期での流出入
・構想区域ごとの必要病床数の推計
庄内
病床機能報告(2014年):慢性期:590人、回復期:316、急性期:1045、高度急性期:665
2025年推計 慢性期:594人、回復期:709、急性期: 613、高度急性期:208
課題と施策
1、病院・病床機能の分化・連携
2、在宅医療の拡充
3、人材の確保・育成
3)在宅医療の拡充に関する課題に対する施策
・在宅医療の需要推計、在宅医療の提供状況
2013年、訪問診療:1903、老健施設:1095、在宅移行:279
2025年、訪問診療:2021、老健施設:1326、在宅移行:156
在宅医療の実施状況に関しては、庄内は、全国、県の平均を上回る
・在宅医療に関する課題・今後の展開方向
委員からの意見
病床の再編の必要性はよくわかる、院内で検討したい
ケアミックス病院を目指しているが、経営的には難しい
医師の高齢化もあり、他病院との医師のローテーションが必要
在宅復帰には、在宅に係る看護師を確保する必要がある
介護職を含む人材の確保は喫緊の課題
病院を経営していく立場から、経営が担保されなければ、地域医療構想は絵に描いた餅になりかねない
高度急性期、急性期病院は設備投資にコストがかかる
診療報酬は、国の財源に左右される 回復・慢性にしろ、地域全体で費用負担、人材確保をを考える必要がある
連携から、共同事業、統合へ
地域医療連携推進法人も選択肢
病床機能報告はあるが、在宅医療報告はない
診療所医師の高齢化の問題もあり、在宅医療への意向調査が必要ではないか
看護小規模多機能型居宅介護が庄内でゼロなのは?なぜか、検討する必要があるのでは
県主導で行われていますが、病院の病床再編を検討する病床検討部会と在宅医療などを検討する地域検討部会の2本立てて検討が進められています。後者については、各医療圏毎に部会が設置され、今回は、庄内では2回目となる地域検討部会でした。
内容は多くが県からの報告で、2025年の高度急性期、急性期、回復期、慢性期、さらには在宅医療の医療重要の推計が示されました。在宅医療等に関しては、当地区は全国、県の平均レベルを多くの指標で上回っており、ある意味モデル地域ともいえる現状です。課題は病床削減を含む病床再編であり、必要病床数が示されたとして、それをどう実現していくのか、利害を超えた調整ができるのか、現場での率直な話し合いの場が不可欠と思われます。
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第2回 地域医療構想 庄内地域検討部会
日時:平成27年12月2日(水) 13:30~15:30
会場:鶴岡市先端研究産業支援センター レクチャーホール
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1、開会
2、あいさつ(沼沢課長)
3、協議
1)病床機能検討部会の協議内容
2)病院・病床機能の分化・連携に関する課題
2回行われた病床機能検討部会の報告
・地域医療構想の策定の整備体制、
山形県医療審議会、山形県保健医療推進協議会の下に、地域医療構想・病床検討部会、地域医療構想・地域検討部会を設置
・データの収集・分析・共有
厚労省からのデータ、病床機能報告制度のデータを活用
・構想区域の設定
山形県では、現行の二次医療圏を原則とする
・構想区域の医療需要の推計
データとして、DPC,NDを利用
医療需要=性年齢階級別・医療機能別入院受療率X性年齢階級別推計人口
医療資源投入量から、高度急性期、急性期、回復期、在宅との境界点を分析
・山形県の医療需要推計(人/日)
2013年 慢性期:2062人、回復期:2549、急性期:2402、高度急性期:713
2025年 慢性期:2087人、回復期:2651、急性期:2439、高度急性期:704
山形県在宅医療等需要推計
2013年 訪問診療:5547、老健施設入所者:3925、在宅医療等への移行:1352
2025年 訪問診療:6050、老健施設入所者:4564、在宅医療等への移行:1260
・庄内の医療需要推計
2013年 慢性期:476人、回復期:625、急性期:490、高度急性期:164
2025年 慢性期:547人、回復期:638、急性期:495、高度急性期:163
庄内の在宅医療等需要推計
2013年 訪問診療:1902、老健施設入所者:1095、在宅医療等への移行:279
2025年 訪問診療:2021、老健施設入所者:1326、在宅医療等への移行:157
・医療需要に対する医療提供体制の検討
構想区域間の調整
他都道府県との調整
高度急性期、急性期、回復期、慢性期での流出入
・構想区域ごとの必要病床数の推計
庄内
病床機能報告(2014年):慢性期:590人、回復期:316、急性期:1045、高度急性期:665
2025年推計 慢性期:594人、回復期:709、急性期: 613、高度急性期:208
課題と施策
1、病院・病床機能の分化・連携
2、在宅医療の拡充
3、人材の確保・育成
3)在宅医療の拡充に関する課題に対する施策
・在宅医療の需要推計、在宅医療の提供状況
2013年、訪問診療:1903、老健施設:1095、在宅移行:279
2025年、訪問診療:2021、老健施設:1326、在宅移行:156
在宅医療の実施状況に関しては、庄内は、全国、県の平均を上回る
・在宅医療に関する課題・今後の展開方向
委員からの意見
病床の再編の必要性はよくわかる、院内で検討したい
ケアミックス病院を目指しているが、経営的には難しい
医師の高齢化もあり、他病院との医師のローテーションが必要
在宅復帰には、在宅に係る看護師を確保する必要がある
介護職を含む人材の確保は喫緊の課題
病院を経営していく立場から、経営が担保されなければ、地域医療構想は絵に描いた餅になりかねない
高度急性期、急性期病院は設備投資にコストがかかる
診療報酬は、国の財源に左右される 回復・慢性にしろ、地域全体で費用負担、人材確保をを考える必要がある
連携から、共同事業、統合へ
地域医療連携推進法人も選択肢
病床機能報告はあるが、在宅医療報告はない
診療所医師の高齢化の問題もあり、在宅医療への意向調査が必要ではないか
看護小規模多機能型居宅介護が庄内でゼロなのは?なぜか、検討する必要があるのでは
本年度から第6期の介護保険事業が始まっていますが、その1年目の会ということで、多くは運営の現状報告でした。
包括支援センター運営委員会では、地域ケア会議の在り方についてあらたな提案がありました。
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鶴岡市介護保険運営協議会・鶴岡市地域包括支援センター運営協議会
日時:平成27年11月25日 13:30~
会場:鶴岡地区医師会講堂
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1、開会
2、会長あいさつ
2025年問題にあと10年
超高齢&人口減少社会がさらに加速
地域医療構想と地域包括ケアシステムが両輪となる
3、鶴岡市介護保険運営協議会
【報告】
1)介護保険の運用状況について
27年度:高齢化率 31.6%
要介護認定率 12% 増加傾向143億
第一号被保険者数:41712人、比率:前期高齢者:44.7%、後期高齢者:55.3%
要介護認定率(平成27年7月末):21.0% (全国:18.1%、山形県:19.1%)
保険給付費:143億(居宅サービス:71億、施設サービス:40億、地域密着:19億、介護予防:4億・・)
介護費が増加したおもなサービス:地域密着型:11.1%、短所入所:5.3%、訪問通所:4.5%・・
サービス種別:地域老人福祉施設:62.8%、訪問リハ:24.8%、認知症対応型通所介護:12.6%・・
鶴岡市の保険料:6242円(伸び率:16%)、全国平均:5514円(11%)、山形県:5644円(19%)
地域包括支援センター運営委員会
直営廃止にともない、地域包括支援センターから1名委員として参加
報告
・平成26年度地域包括支援センター運営状況について
・地域包括支援センター業務評価について
・地域包括支援センター運営方針および活動計画について
・指定介護予防支援マネジメント業務委託について
・地域ケア会議について
認知症 と 虐待 との関連
虐待のうち 80%以上が認知症
認知症対策
認知症初期集中支援チーム 8月要綱 11月運用開始
認知症に対する理解を初期から支援
虐待予防につながる
市民周知
サポーター養成講座などで広く
認知症と家族との集い
認知症カフェ
若年性認知症、数十人
キャラバンメイト 217名登録 組織化が課題
包括支援センター運営委員会では、地域ケア会議の在り方についてあらたな提案がありました。
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鶴岡市介護保険運営協議会・鶴岡市地域包括支援センター運営協議会
日時:平成27年11月25日 13:30~
会場:鶴岡地区医師会講堂
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1、開会
2、会長あいさつ
2025年問題にあと10年
超高齢&人口減少社会がさらに加速
地域医療構想と地域包括ケアシステムが両輪となる
3、鶴岡市介護保険運営協議会
【報告】
1)介護保険の運用状況について
27年度:高齢化率 31.6%
要介護認定率 12% 増加傾向143億
第一号被保険者数:41712人、比率:前期高齢者:44.7%、後期高齢者:55.3%
要介護認定率(平成27年7月末):21.0% (全国:18.1%、山形県:19.1%)
保険給付費:143億(居宅サービス:71億、施設サービス:40億、地域密着:19億、介護予防:4億・・)
介護費が増加したおもなサービス:地域密着型:11.1%、短所入所:5.3%、訪問通所:4.5%・・
サービス種別:地域老人福祉施設:62.8%、訪問リハ:24.8%、認知症対応型通所介護:12.6%・・
鶴岡市の保険料:6242円(伸び率:16%)、全国平均:5514円(11%)、山形県:5644円(19%)
地域包括支援センター運営委員会
直営廃止にともない、地域包括支援センターから1名委員として参加
報告
・平成26年度地域包括支援センター運営状況について
・地域包括支援センター業務評価について
・地域包括支援センター運営方針および活動計画について
・指定介護予防支援マネジメント業務委託について
・地域ケア会議について
認知症 と 虐待 との関連
虐待のうち 80%以上が認知症
認知症対策
認知症初期集中支援チーム 8月要綱 11月運用開始
認知症に対する理解を初期から支援
虐待予防につながる
市民周知
サポーター養成講座などで広く
認知症と家族との集い
認知症カフェ
若年性認知症、数十人
キャラバンメイト 217名登録 組織化が課題
庄内プロジェクト主催のスキルアップ研修会。
今回は、東北公益文科大学准教授の鎌田先生をお呼びして、
医療者以外(経営)からの視点から「連携」についての講演を拝聴しました。
今後の庄内プロジェクトや地域の連携を進めていく上でのヒントになりました。
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緩和ケアスキルアップ研修会
演題:地域医療連携から「社会連携」へ
~包括ケア時代における病院の役割を考える~
講師:東北公益文科大学准教授・庄内オフィス長 鎌田(かまだ)剛 氏
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配布資料
以下講義メモ。
専門
ナレッジマネジメント・医療連携
1、連携の変遷
ヒエラルキー連携モデル
例、保健・医療・福祉複合型 (ケアミックス)
施設(自己)完結型
範囲の経済性 (経済的に効率的)
顧客関係の深化 入退院などの調整がやりやすい
恵寿ヘルスケアシステム (KISS)
連携というより、統合、同盟(アライアンス)
尾道
公立みつぎ病院 山口先生
寝たきりゼロ作戦
包括ケアの原型とされる
地域完結型連携(ネットワーク型)
いきつけ と かかりつけ
病院の品質から、地域の品質へ
ヘルスケア と まちづくり
2、事例から学ぶ
ナレッジマネジメントの視点
・宮崎県立日南病院に学ぶ
病院のリーダーシップ
1、ビジョン、発信
2、足りないものをみつける
3、それを育てる「場」をつくる
・鶴岡地区
篠田さんを例に
知識の配達 →価値の評価 →モチベーションの再生産 のサイクル
顔の見える関係から、腕がみえる関係(一目置く関係)
指示型(管理) から 支持型(育成)へ (包括ケア時代のリーダーの行動様式)
ピラミッドから逆ピラミッド (フラットな関係)
知は育むものであり、管理するものではない
・倉敷中央病院における「社会連携」の事例
わが街健康プロジェクト
13病院で
わがプロ
倉敷をもっと好きになる
課題を「地域」とした
ゴール、よりよい地域をつくり続けるプロセスがゴール
広報から会話へ 単方向から「双方向」へ
コンセプト・メッセージ
「心かよう医療をともに考える」
「倉敷をもっと好きになる」
一体感のあるソリッドな関係
3、まとめ -社会連携向けた課題ー
・連携のアプローチを変える
・連携網に乗せる情報が変わる (生活情報)
・医療側も社会側も意識を変える 当事者意識 対話の場
鶴岡・三川地域の行政、病院、医師会のそれぞれのトップが出席する、地区医師会主催の懇談会です。
例年、それぞれから話題提供があり、懇親会を通して、連携を密にしていこうという趣旨の会です。
今回は医師会からは、学童期におけるピロリ検診の重要性について報告しました。
将来の胃がん撲滅を目指し、鶴岡から率先して事業が展開されることを期待したいと思います。
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第35回 市町長・部課長、庄内保健所、荘内病院、こころの医療センター、医師会役員懇談会
日 時 平成27年11月27日(水) 18:30~
場 所 グランド エル・サン
-------------------------------------------------------------------------------------
配布資料
次 第
1.開 会 鶴岡地区医師会 副会長 土田 兼史
2.会 長 挨 拶 鶴岡地区医師会 会長 三原 一郎
3.来 賓 挨 拶 鶴岡市 榎本 政規 市長
4.話 題 提 供
(1) 鶴岡市
○認知症初期集中支援チームについて
鶴岡市 健康福祉部 長寿介護課長 菅原 繁 氏
(2) 庄内保健所
○地域医療構想の策定及び保健所事業への御協力について
医療総括監 兼 庄内総合支庁保健福祉環境部医療監 兼 庄内保健所長 阿彦 忠之 氏
(3)こころの医療センター
○山形県立こころの医療センターのオープン、東北2つめの医療観察法病棟の始動
医療観察法病棟1年生病棟医の雑感もろもろ
こころの医療センター 副院長 須貝 孝一 先生
(4)鶴岡地区医師会
○学生徒ヘリコバクターピロリ検診/除菌治療の導入に向けて
池田内科医院 渡邊 秀平 先生
5.その他
6.懇 親 会
例年、それぞれから話題提供があり、懇親会を通して、連携を密にしていこうという趣旨の会です。
今回は医師会からは、学童期におけるピロリ検診の重要性について報告しました。
将来の胃がん撲滅を目指し、鶴岡から率先して事業が展開されることを期待したいと思います。
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第35回 市町長・部課長、庄内保健所、荘内病院、こころの医療センター、医師会役員懇談会
日 時 平成27年11月27日(水) 18:30~
場 所 グランド エル・サン
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配布資料
次 第
1.開 会 鶴岡地区医師会 副会長 土田 兼史
2.会 長 挨 拶 鶴岡地区医師会 会長 三原 一郎
3.来 賓 挨 拶 鶴岡市 榎本 政規 市長
4.話 題 提 供
(1) 鶴岡市
○認知症初期集中支援チームについて
鶴岡市 健康福祉部 長寿介護課長 菅原 繁 氏
(2) 庄内保健所
○地域医療構想の策定及び保健所事業への御協力について
医療総括監 兼 庄内総合支庁保健福祉環境部医療監 兼 庄内保健所長 阿彦 忠之 氏
(3)こころの医療センター
○山形県立こころの医療センターのオープン、東北2つめの医療観察法病棟の始動
医療観察法病棟1年生病棟医の雑感もろもろ
こころの医療センター 副院長 須貝 孝一 先生
(4)鶴岡地区医師会
○学生徒ヘリコバクターピロリ検診/除菌治療の導入に向けて
池田内科医院 渡邊 秀平 先生
5.その他
6.懇 親 会