一昨日(23日)、平成24年度 庄内プロジェクト活動報告会が行われました。
この会は、5年前(?)に医療福祉連携活動報告会として始まったものです。
当初、すでの職種毎にさまざまな活動が行われていましたが、それぞれが何をやっ
てるのか分からないという状況がありました。そこでお互いの活動を知ろうとい
うことをおもな目的に始まったものです。例年年度末の3月に開催されていまし
た。発起人は、協立病院の瀬尾さんです。
一方で、庄内プロジェクトの成果報告会をこの医療福祉連携活動報告会のなかで
やりたいということで、昨年度は、医療福祉連携活動報告会と庄内プロジェクト
活動報告とのジョイントというかたちで開催されました。
しかし、医療福祉連携活動報告会での内容は、庄内プロジェクトの医療連携WG
の活動とほぼ同じですので、本年度からは庄内プロジェクト活動報告会として一
本化し、そのなかで、職種毎の活動も報告してもらうかたちとしたものです。
以下をみてもらうと分かると思いますが、当地区では、緩和ケアに限らず、職種
間、多職種間での、たくさんの会が年間アクションプランのもとで開催されてい
ます。これが、地域での顔のみえる関係の醸成、個々のスキルアップ、さらには
行政、市民の理解にもつながり、当地区の医療・介護の質の向上を支えているの
です。
平成24年度 庄内プロジェクト活動報告会
日時:2013年2月23日 15:30~
場所: 荘内病院 3F講堂
<報告>
1、緩和ケアサポートセンター鶴岡・三川
おもな役割
・緩和ケア相談窓口
・会議・研修会の・イベント等の企画・運営、評価
・緩和ケアリンススタッフの育成
・退院カンファレンスの開催
・緩和ケア情報の集約・周知
研修・イベントなど活動実績
・緩和ケアを学ぼう会(地域リンススタッフ育成)(3回)
・がん患者家族会「ほっと広場」の開催(6回)
・健康について考える「つるおか健康塾」の開催(6回)
・緩和ケアコンサートの開催(1回)
・市民公開講座、出張後援会の開催協力
・庄内プロジェクト活動報告会の開催
・ストーマ患者と家族の会「ぶちたみ」(2回)
退院前カンファレンス実施状況(協立病院、荘内病院。斎藤胃腸CL)
20年度:39 (18,21)
21年度:39 (14,25)
22年度:47 (23,24,1)
23年度:52 (27,25)
24年度(1月末現在):37(21,16)
受け入れ診療所数(在宅主治医数)
20年度:17(21)
21年度:16 (25)
22年度:14 (24)
23年度: 9 (13、病院往診12)
24年度(1月末現在):7(12、病院往診4)
受け入れ診療所数、患者数(平成20年度~)
1人:13診療所(42%)
2人:7診療所(23%)
3人:4診療所(13%)
4人:3診療所(10%)
8人:1診療所(3%)
9人:1診療所(3%)
13人:1診療所(3%)
17人:1診療所(3%)
課題
サポートセンターの周知
医師の参加が少ない
行政を巻き込んだ、より高いレベルでの広報活動
各職種間連携、病病連携へ向けた橋渡し的存在
2.医療者教育WG
従来の、医療者教育WGと専門緩和WGを合体したかたちでお医療者教育WGとした
活動内容
・緩和ケアスキルアップ研修会(年4回、第3水曜日)
・キャンサーボード鶴岡+緩和ケアミニレクチャー(年9回 第3火曜日)
・看看研修会(年1回 GW、在宅視点、ケアマネ)
・専門性を高める研修(年1回)
(コミュニケーションスキルトレーニング、ロールプレイ)
・地域緩和ケア症例検討会(年12回 第2水曜日)
・コンサルテーション (数は把握できていない)
・出張緩和ケア研修 (随時本年度は年3回)
来年度
専門性を高める研修とコンサルテーションはアクションプランから外す
より広く、より深く
3、市民啓発WG(土田)
1)緩和ケア出張講演会
講演+寸劇
3地域(櫛引、第一学区、羽黒)で実施
来年度も継続、内容の見直し、回数と開催地の選定
2)市民公開講座
報告、寸劇、講演「心の痛みをやわらげる」エッセイスト 岸本葉子
来年度も実施予定
内容の検討、早めの準備、広報活動の充実
3)マスメディアの活用
TV・ラジオにへの働きかけ
広報・タウン誌への働きかけ
SNの利用の検討
4、地域連携WG(瀬尾)
・南庄内在宅医療を考える会(石橋)年3回(3回目は3月に予定)
第1回:診療報酬体系について
第2回:地域での看取りについて考える
~予期せぬ在宅死、あなたならどうする?~
3回目は、在宅看取りの協力体制をテーマに3月に予定
・医療と介護の連携研修会(叶野)年2回
おもに病院看護師とケアマネの連携強化を目指した会
第1回:多職種がそれぞれの役割を知りスムーズな連携を目指す
第2回:チームケアを安心して進めるための情報共有のあり方を考える
・医科歯科連携を考える会(荻原)
5月、在宅訪問歯科診療における相談窓口を設置
10月、湯田川温泉リハ病院での口腔スクリーニングを開始
28人中、11名に介入、歯科受診:7名
12月、講演「地域で行う食支援」菊谷先生
2月、医科歯科連携を考える会
・つるやくネットワーク(篠田)
病院薬剤師と調剤薬局薬剤師との連携
研修会を3回開催、
薬局紹介が好評、飲み会もセット
勇美記念財団の助成事業として研究報告
「地域におけるがん薬物療法と緩和医療に関する薬薬連携を促進するための取り組み」
・フラットの会
アルコールを通して連携を深める!
本年度は、「フラリンピック2012」として開催
来年度も開催予定
・南庄内 栄養と食を考える会
調理実習の研修会を開催
「やわらか介護食を体験してみよう」
食形態パンフ作成委員会で、施設ごとに異なるきざみ、ソフト、ミキサーな
どの調理形態を写真で分かる冊子を作成、ホームページで公開
・IT活用班
新Net4Uの紹介
介護系への普及
来年度は、
鶴岡市、鶴岡医師会、歯科医師会、薬剤師会、栄養士、など多職種連携の推進
所属機関、職種間の壁を取り除く
現場発信の実践に使える取り組み
○鶴岡市居宅介護支援事業所介護支援専門員調査報告
介護支援専門員(ケアマネ)へのアンケート調査を実施
32事業所、141名 回収率:955%
50代(ベテラン?)が多い
基礎資格:看護師少なく介護系が70%(全国では50%弱)
困難感:主治医との連携・調整
医療連携関心なし:20%
主治医との連携 できている35% 主治医とは厚い壁
Net4U:導入済 25%
入院前報告書:活用84%
病院関係者からの連絡、よくある77%
連携シート:ときどき活用63% 個人では、まったく使わない50%
医療的知識のニーズが高い
医療介護連携研修会 70%の人が参加
5、OPTIM最終報告(サポートセンター長 鈴木)
先月、東京で行われたOPTIMの公開シンポジウムの報告
詳細は以下で
http://gankanwa.umin.jp/symposium20130120.html
この会は、5年前(?)に医療福祉連携活動報告会として始まったものです。
当初、すでの職種毎にさまざまな活動が行われていましたが、それぞれが何をやっ
てるのか分からないという状況がありました。そこでお互いの活動を知ろうとい
うことをおもな目的に始まったものです。例年年度末の3月に開催されていまし
た。発起人は、協立病院の瀬尾さんです。
一方で、庄内プロジェクトの成果報告会をこの医療福祉連携活動報告会のなかで
やりたいということで、昨年度は、医療福祉連携活動報告会と庄内プロジェクト
活動報告とのジョイントというかたちで開催されました。
しかし、医療福祉連携活動報告会での内容は、庄内プロジェクトの医療連携WG
の活動とほぼ同じですので、本年度からは庄内プロジェクト活動報告会として一
本化し、そのなかで、職種毎の活動も報告してもらうかたちとしたものです。
以下をみてもらうと分かると思いますが、当地区では、緩和ケアに限らず、職種
間、多職種間での、たくさんの会が年間アクションプランのもとで開催されてい
ます。これが、地域での顔のみえる関係の醸成、個々のスキルアップ、さらには
行政、市民の理解にもつながり、当地区の医療・介護の質の向上を支えているの
です。
平成24年度 庄内プロジェクト活動報告会
日時:2013年2月23日 15:30~
場所: 荘内病院 3F講堂
<報告>
1、緩和ケアサポートセンター鶴岡・三川
おもな役割
・緩和ケア相談窓口
・会議・研修会の・イベント等の企画・運営、評価
・緩和ケアリンススタッフの育成
・退院カンファレンスの開催
・緩和ケア情報の集約・周知
研修・イベントなど活動実績
・緩和ケアを学ぼう会(地域リンススタッフ育成)(3回)
・がん患者家族会「ほっと広場」の開催(6回)
・健康について考える「つるおか健康塾」の開催(6回)
・緩和ケアコンサートの開催(1回)
・市民公開講座、出張後援会の開催協力
・庄内プロジェクト活動報告会の開催
・ストーマ患者と家族の会「ぶちたみ」(2回)
退院前カンファレンス実施状況(協立病院、荘内病院。斎藤胃腸CL)
20年度:39 (18,21)
21年度:39 (14,25)
22年度:47 (23,24,1)
23年度:52 (27,25)
24年度(1月末現在):37(21,16)
受け入れ診療所数(在宅主治医数)
20年度:17(21)
21年度:16 (25)
22年度:14 (24)
23年度: 9 (13、病院往診12)
24年度(1月末現在):7(12、病院往診4)
受け入れ診療所数、患者数(平成20年度~)
1人:13診療所(42%)
2人:7診療所(23%)
3人:4診療所(13%)
4人:3診療所(10%)
8人:1診療所(3%)
9人:1診療所(3%)
13人:1診療所(3%)
17人:1診療所(3%)
課題
サポートセンターの周知
医師の参加が少ない
行政を巻き込んだ、より高いレベルでの広報活動
各職種間連携、病病連携へ向けた橋渡し的存在
2.医療者教育WG
従来の、医療者教育WGと専門緩和WGを合体したかたちでお医療者教育WGとした
活動内容
・緩和ケアスキルアップ研修会(年4回、第3水曜日)
・キャンサーボード鶴岡+緩和ケアミニレクチャー(年9回 第3火曜日)
・看看研修会(年1回 GW、在宅視点、ケアマネ)
・専門性を高める研修(年1回)
(コミュニケーションスキルトレーニング、ロールプレイ)
・地域緩和ケア症例検討会(年12回 第2水曜日)
・コンサルテーション (数は把握できていない)
・出張緩和ケア研修 (随時本年度は年3回)
来年度
専門性を高める研修とコンサルテーションはアクションプランから外す
より広く、より深く
3、市民啓発WG(土田)
1)緩和ケア出張講演会
講演+寸劇
3地域(櫛引、第一学区、羽黒)で実施
来年度も継続、内容の見直し、回数と開催地の選定
2)市民公開講座
報告、寸劇、講演「心の痛みをやわらげる」エッセイスト 岸本葉子
来年度も実施予定
内容の検討、早めの準備、広報活動の充実
3)マスメディアの活用
TV・ラジオにへの働きかけ
広報・タウン誌への働きかけ
SNの利用の検討
4、地域連携WG(瀬尾)
・南庄内在宅医療を考える会(石橋)年3回(3回目は3月に予定)
第1回:診療報酬体系について
第2回:地域での看取りについて考える
~予期せぬ在宅死、あなたならどうする?~
3回目は、在宅看取りの協力体制をテーマに3月に予定
・医療と介護の連携研修会(叶野)年2回
おもに病院看護師とケアマネの連携強化を目指した会
第1回:多職種がそれぞれの役割を知りスムーズな連携を目指す
第2回:チームケアを安心して進めるための情報共有のあり方を考える
・医科歯科連携を考える会(荻原)
5月、在宅訪問歯科診療における相談窓口を設置
10月、湯田川温泉リハ病院での口腔スクリーニングを開始
28人中、11名に介入、歯科受診:7名
12月、講演「地域で行う食支援」菊谷先生
2月、医科歯科連携を考える会
・つるやくネットワーク(篠田)
病院薬剤師と調剤薬局薬剤師との連携
研修会を3回開催、
薬局紹介が好評、飲み会もセット
勇美記念財団の助成事業として研究報告
「地域におけるがん薬物療法と緩和医療に関する薬薬連携を促進するための取り組み」
・フラットの会
アルコールを通して連携を深める!
本年度は、「フラリンピック2012」として開催
来年度も開催予定
・南庄内 栄養と食を考える会
調理実習の研修会を開催
「やわらか介護食を体験してみよう」
食形態パンフ作成委員会で、施設ごとに異なるきざみ、ソフト、ミキサーな
どの調理形態を写真で分かる冊子を作成、ホームページで公開
・IT活用班
新Net4Uの紹介
介護系への普及
来年度は、
鶴岡市、鶴岡医師会、歯科医師会、薬剤師会、栄養士、など多職種連携の推進
所属機関、職種間の壁を取り除く
現場発信の実践に使える取り組み
○鶴岡市居宅介護支援事業所介護支援専門員調査報告
介護支援専門員(ケアマネ)へのアンケート調査を実施
32事業所、141名 回収率:955%
50代(ベテラン?)が多い
基礎資格:看護師少なく介護系が70%(全国では50%弱)
困難感:主治医との連携・調整
医療連携関心なし:20%
主治医との連携 できている35% 主治医とは厚い壁
Net4U:導入済 25%
入院前報告書:活用84%
病院関係者からの連絡、よくある77%
連携シート:ときどき活用63% 個人では、まったく使わない50%
医療的知識のニーズが高い
医療介護連携研修会 70%の人が参加
5、OPTIM最終報告(サポートセンター長 鈴木)
先月、東京で行われたOPTIMの公開シンポジウムの報告
詳細は以下で
http://gankanwa.umin.jp/symposium20130120.html