鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.581 (緩和ケアスキルアップ研修会)

2015-12-06 11:18:27 | 日記


庄内プロジェクト主催のスキルアップ研修会。
今回は、東北公益文科大学准教授の鎌田先生をお呼びして、
医療者以外(経営)からの視点から「連携」についての講演を拝聴しました。
今後の庄内プロジェクトや地域の連携を進めていく上でのヒントになりました。

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緩和ケアスキルアップ研修会
演題:地域医療連携から「社会連携」へ
   ~包括ケア時代における病院の役割を考える~
講師:東北公益文科大学准教授・庄内オフィス長 鎌田(かまだ)剛 氏
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配布資料


以下講義メモ。

専門
ナレッジマネジメント・医療連携

1、連携の変遷

 ヒエラルキー連携モデル
  例、保健・医療・福祉複合型 (ケアミックス)
  施設(自己)完結型
  範囲の経済性 (経済的に効率的)
  顧客関係の深化 入退院などの調整がやりやすい
  恵寿ヘルスケアシステム (KISS)
  連携というより、統合、同盟(アライアンス)
  
 尾道
  公立みつぎ病院 山口先生
  寝たきりゼロ作戦
  包括ケアの原型とされる

 地域完結型連携(ネットワーク型)

 いきつけ と かかりつけ
 病院の品質から、地域の品質へ
 ヘルスケア と まちづくり

2、事例から学ぶ
 
 ナレッジマネジメントの視点

・宮崎県立日南病院に学ぶ
 病院のリーダーシップ
 1、ビジョン、発信
 2、足りないものをみつける
 3、それを育てる「場」をつくる

・鶴岡地区
 篠田さんを例に
 知識の配達 →価値の評価 →モチベーションの再生産 のサイクル
 顔の見える関係から、腕がみえる関係(一目置く関係)
 指示型(管理) から 支持型(育成)へ (包括ケア時代のリーダーの行動様式)
  ピラミッドから逆ピラミッド (フラットな関係)
 知は育むものであり、管理するものではない

・倉敷中央病院における「社会連携」の事例
 わが街健康プロジェクト
 13病院で
 わがプロ
 倉敷をもっと好きになる
 課題を「地域」とした
 ゴール、よりよい地域をつくり続けるプロセスがゴール
 広報から会話へ 単方向から「双方向」へ
 コンセプト・メッセージ
  「心かよう医療をともに考える」
  「倉敷をもっと好きになる」
 一体感のあるソリッドな関係

3、まとめ -社会連携向けた課題ー

 ・連携のアプローチを変える
 ・連携網に乗せる情報が変わる (生活情報)
 ・医療側も社会側も意識を変える 当事者意識 対話の場



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