「初夏の風コンサート」と銘打った演奏会がまさにその名にふさわしく爽やかに晴れた日に催されました。平日なのに開場時間に着いた時にはもう満席に近い状態で大盛況でした。
第1部 パーセル ロンド、 ヨハンシュトラウス 美しく青きドナウ、 ハチャトリアン 仮面舞踏会、 ブラームス ハンガリー舞曲第5番、ビゼー アラゴネーズ、 第1部はクラシックで練習を積み重ねた結果が表れていて弦と管のバランスも良かったと思います。「仮面舞踏会」や「ハンガリー舞曲第5番」は細かい動きのフレーズがピッタリ揃えばもっと良かったかなと感じました。 「美しく青き…」は曲と曲のつなぎがもっとスムーズならと思いましたが、難しく長い曲を美しく軽やかに演奏されているのを聴いて、さすがだなと思いました。
第2部 カミニート、 真珠採りのタンゴ、 夜のタンゴ、 エルチョクロ、小雨降る径、 百万本のバラ、
2部はタンゴを中心にした曲でした。ほとんどの曲はこすもすでも演奏したものでした。ドラムとコントラバスとマンドリンがこすもすにはない楽器です。 編成の違いは曲の全体の雰囲気が違って聞こえます。タンゴにはアコーディオンが絶対必要だと私は思いました。 いい悪いではなく団体によって違った音や響きがあるのは当然のことです。そこがまたシニアアンサンブルの面白さだと思います。
第3部 シルクロードのテーマ 、証城寺の狸囃子、 亜麻色の髪の乙女、ビリーブ、 花は咲く、 ふるさと、
第3部は日本の歌とみんなで歌うコーナーでした。 中でも秀逸は「亜麻色の…」をこすもすにも所属しているSuganoさんが美声を聴かせてくれたことです。 改めて甘い歌声と堂々とした歌いぶりに感動して聴き惚れました。 「ビリーブ」「花は咲く」「ふるさと」は司会の吉岡さんの歌唱リードで会場のお客様は楽しく歌うことができました。
大きな拍手を受けて、アンコールが演奏されました。「浪路遥かに」という曲でサキソフォンがメインで演奏されました。 サキソフォンはそれまであまり目立たず、いいバランスで演奏されていたので三人もいらしたと思いませんでした。
最後のアンコールで、ここぞとばかり三人が気持ちよくサキソフォンを吹いていて、本領発揮というところでしょうか。とても素晴らしかったです。
hiroko
このコンサートはシニアアンサンブルのコンサートでは<予約券を発行して座席管理を行う>初の試みによって来場者と座席に過不足なくうまくいったようです。(パチパチ、大拍手) 写真はSachieさんからのご提供です。 KenM