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必ずコメントに参ります by iina

セミナリオ ドンキホーテに ロドリゲス

2005年08月19日 | ことば遊び
蝉が、いまが盛りと鳴いている。
こんな様子から連想するのが、「奥の細道」の松尾芭蕉が詠んだ次の一句

しずかさや いわにしみいる せみこえ

かつて、かみさんと別名を山寺という立石寺(りっしゃくじ)を訪れたとき、駐車場でよく煮込んだコンニャクを食べたが、そこは谷底のようになっていた。岩盤の上に寺が建ち、木々をめぐって登ると、下で囁いている声さえよく聞こえる。此処ではうわさ話などできないなと感じた。[山形県]
立石寺は、古来より「奇岩怪石」の霊窟として広く知られ、凝灰岩の岩質やその肌を抉(えぐ)る多数の風化穴は幽境の聖域に情趣に満ちた音響効果をもたらし、中谷に響きわたる蝉の鳴き声は芭蕉をして「岩にしみいる」といわしめたか。
句の説明は、「なんと静かに思えることよ。その鳴き声しか聞こえず、かえって静けさがつのるように感じられる蝉の声は、まるで岩々にしみこんでいるかのようだ。」

そこで、iinaの一句は、

閑さや 岩のしみにと 蝉つぶす

これは、芭蕉句を踏襲したブラック川柳で、タイトルの句も、スペイン風に味付けしたiina川柳。深読みせず、読み流してね。

勉強するには、「芭蕉庵ドットコム」がおすすめ。

なお、立石寺は「別れ話」の霊験があるといわれている。そのことを識らずに訪ねたiina夫婦はいまだ別れることもなく暮らしている。

 
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4 コメント

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比企の丘 さん へ (iina)
2020-08-04 09:09:36
セミの声を7月31日に耳にしました。その翌日に梅雨明けしました。

   閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
                 「奥の細道」の松尾芭蕉が詠んだこの句をおもいました。

山寺を訪れたとき、谷底のようになった駐車場で囁いている声さえ五大堂に届いてよく聞こえました。
      雪降る冬場がそのようでしたから、夏はさぞやセミがうるさいだろうと思ったものです。

ここで食べた熱々の玉こんにゃくがおいしかったです。
http://nora-ichi.com/?pid=111586174

   熱々の 玉こんにゃく 歯にしみる / iina川柳

   比企の丘さんの当該ブログ記事のアドレスをコメント上(iina)に置きました。

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立石寺には行ったことない(泣) (bikke)
2005-08-21 13:09:34
TBありがとうございました。学生時代から一度は行ってみたいと思い続けて五十年・・いまだに果たせずにいますが、そうなんですね、「岩に染み入る」とはフツーの状況じゃないんですね。しかし夫婦別れは困るから(目出度く)未亡人になったら行くのを楽しみにしましょうか。
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Unknown (ゆほ)
2005-08-19 22:33:36
TBありがとうございました☆

あたしの住んでる地域では、蝉の鳴き声はあまり聞かれないんですよぉ。

・・と打ってから家族に確認をとったところ、こっちでも蝉は結構いるそうです(苦笑)

部活の関係で、朝早く出て、日が沈んでから帰るというもやしっ子生活なので

蝉に出会わないようです;;

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コメントありがとうです (Shiggy)
2005-08-19 15:25:26
コメントありがとうございます。



A・ロドリゲスいいですね~。

最近よく打ってるようで、ア・リーグ本塁打トップだったように思います。地元N.Y.でもD・ジーターと並んで人気者ですよ。



ちなみにアメリカでは「ロドリゲス」と言ってもわからないらしく、「アレックス」でようやく通じました。
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