鷺草は、白鷺が翼を広げたような花が咲くのですねぇ~
[ 鷺草伝説 ] 戦国時代。
衾村(ふすまむら)一帯は、世田谷城主吉良頼康の支配下にあった。頼康は、奥沢城主大平出羽守の娘常盤(ときわ)姫を側室として迎えた。やがて、常盤は子をみごもったため、頼康はことのほか常盤をいつくしむようになった。
ほかの12人の側室たちは、頼康を一人占めにする常盤をねたみ、「殿のお子かどうか疑わしい」と、まことしやかに頼康につげ口した。
常盤の悪いうわさを、頼康は否定しながらも、心の中にはいつの間にかどす黒い疑惑の霧がたち込めていった。自然と常盤へも冷たい仕打ちをするようになった。
とりなしてくれる者も無く、悲しみに暮れた常盤は、「いっそ死んで、身の潔白の証しにしよう」とまで思いつめた。奥沢城の父にあてて遺書をしたためると、小さいころからかわいがって、輿(こし)入れの際にも一緒に連れて来た、1羽の白鷺の足に結びつけ、奥沢の方角へ放った。
ちょうどそのころ、衾村で狩りをしていた頼康は、この白鷺を見つけ射落としてしまった。みると、足に何やら結びつけてある。不審に思って開いてみると、姫から父へ覚悟の自殺を報じた文であった。
驚いた頼康は、急ぎ城に帰ったが、時すでに遅く常盤は自害し果てた後であった。傍らには、死産の男の子の姿があった。
疑いは晴れたが、もう常盤も子も戻っては来ない。深く後悔した頼康は、せめてもの償いにふたりの霊を慰めようと、領内の駒留(こまどめ)八幡宮に若宮と弁財天を祀ったのである。
一方、使命半ばにして倒れた白鷺は、よほど無念だったのか、その地に鷺の飛翔する姿の花を咲かせる草になったという。
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7.01(火) 1534 PV 224 IP - 位 / 1048148ブログ 都夢
[ 鷺草伝説 ] 戦国時代。
衾村(ふすまむら)一帯は、世田谷城主吉良頼康の支配下にあった。頼康は、奥沢城主大平出羽守の娘常盤(ときわ)姫を側室として迎えた。やがて、常盤は子をみごもったため、頼康はことのほか常盤をいつくしむようになった。
ほかの12人の側室たちは、頼康を一人占めにする常盤をねたみ、「殿のお子かどうか疑わしい」と、まことしやかに頼康につげ口した。
常盤の悪いうわさを、頼康は否定しながらも、心の中にはいつの間にかどす黒い疑惑の霧がたち込めていった。自然と常盤へも冷たい仕打ちをするようになった。
とりなしてくれる者も無く、悲しみに暮れた常盤は、「いっそ死んで、身の潔白の証しにしよう」とまで思いつめた。奥沢城の父にあてて遺書をしたためると、小さいころからかわいがって、輿(こし)入れの際にも一緒に連れて来た、1羽の白鷺の足に結びつけ、奥沢の方角へ放った。
ちょうどそのころ、衾村で狩りをしていた頼康は、この白鷺を見つけ射落としてしまった。みると、足に何やら結びつけてある。不審に思って開いてみると、姫から父へ覚悟の自殺を報じた文であった。
驚いた頼康は、急ぎ城に帰ったが、時すでに遅く常盤は自害し果てた後であった。傍らには、死産の男の子の姿があった。
疑いは晴れたが、もう常盤も子も戻っては来ない。深く後悔した頼康は、せめてもの償いにふたりの霊を慰めようと、領内の駒留(こまどめ)八幡宮に若宮と弁財天を祀ったのである。
一方、使命半ばにして倒れた白鷺は、よほど無念だったのか、その地に鷺の飛翔する姿の花を咲かせる草になったという。
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7.01(火) 1534 PV 224 IP - 位 / 1048148ブログ 都夢
でも、サギソウは見たことがありませんが、鷺に似ているものですね。
昔は、いまより鷺をアチコチで見かけたでしょうから、伝説ができるほど身近だったといえそうな気がしました。
たしかに、飛行機の翼のように見えます。
> 狩りをしていた城主が、たまたまこの白鷺を射落とし、文を読むと覚悟の自殺を報じた文だった。
> 使命半ばにして射られた白鷺は、よほど無念だったのか、その地に鷺の飛翔する姿の花を咲かせる草になったという。
鷺草伝説ですか
知りませんでした
側室様ですか・・・どおりで高貴な感じの花ですね
昔、近くに住んでいたのですが全く知りませんでした。
イワウメが、清楚ですから、病院の清潔さに似合います。
サギソウを見たことがありませんが、押し花にすると飛ぶ鷺を残せますね。
(焼酎学生) さん へ
サギとサギソウを見たら、iinaを思い起こしてくださいね。 ^^
でも、詐欺の場合は、連想しないでくださいね。 (^^ゞ
サギソウは 押し花をしている人なら みんなのあこがれの花です。
本州で 植木鉢に植えられている花を見たきりですが
この暑い季節に 何とも涼やかですね・・
お話が哀しいほど 花の美しさが 際だって・・
ありがとうございます。
白鷺にこのような伝説があるなんて知りませんでした。何とも悲しい話ですね。
主たるもの、側近の意見は聴いても、惑わされてはいけませんね。
今の空菅総理と同じです。
日本を殺さなければいいのですが・・・。
やはり、百聞は一見に如かず。
鷺は、全国NETで生息するためか、鷺草も広く分布していそうですね。
あの可憐な花に悲しい伝説があるとは知りませんでしたが、奥沢あたりは湿原だったんでしょうかね?
それに、鷺草は、ホントにサギが飛んでいる姿そのものですね。
奥沢城が、鷺草伝説の舞台です。
目蒲線に「奥沢駅」があり、目黒区、大田区に包まれる奥沢は、
東部は田園調布に連なり、西部は尾山台、等々力に続く位置です。
初めて知りました
世田谷の某所にサギソウが咲いていると伺った事がありますがこの逸話の残されている奥沢城址の付近なんでしょうか