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2014年08月21日 | ことば遊び
「七」 といえば「ラッキーセブン」というように、幸運な数字として知られているが、なな・・なんと不吉な数だった。

中国では、皇帝に恥をかかせるなどの大失態を犯した者は生きてはいられなかった。
・残された道は自害のみ。腹を十字に切る、いわゆる切腹。  これは意外。
・その方法は、「十字切り」といって、まず腹を横に切り、その腹に刺さった刃物を一度引き抜いて、次に腹の上部から縦に引き下ろした。
・その際に十の字に切った腹の下の方から血まみれの腸が飛び出してしまう。
・つまり、「十」という字に、飛び出た血だらけの腸の形を付け足したものが「七」だった。

古代における内臓の定義は、目にはっきりと見える大きなものだけだったという。
切り裂かれた腹から確認される臓器は、「心臓、肝臓、肺臓、脾臓、腎臓、胃臓、腸臓」 の七つだった。

天に昇った死霊を弔う行事である七夕。
亡くなった者を供養する最初の日は初七日。
喪に服するのは七の二乗である四十九日。
このように「七」には常に「死」がつきまとう。
「七福神」というめでたいイメージもあるが、これは「七」が持つ不吉さを払い除けるためという。

漢字で書く「七」は、怖い文字でラッキーとは程遠い存在だった。


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4 コメント

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ラッキーセブン (らいちゃん)
2014-08-21 06:40:33
中国にも切腹があったのですね。
日本だけの武士における責任の取り方かと思っていました。
それにしても「七」の生れた経緯は怖いですね。
ラッキーセブンという言葉は、漢字使用国には不似合いのような気がします。
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お早うございます。 (延岡の山歩人K)
2014-08-21 06:48:35
それなのに・・・Why
日本では、なぜ「ラッキーセブン」となったのでしょうね
虹の七色から(カラー)かな?

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Unknown (焼酎学生)
2014-08-21 08:29:58
古代中国で切腹方法が十字切り。
漢字の「十」が知られていた時代には、既に「七」も存在した筈だとも思いますが…?
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2コメントに ラッキー (iina)
2014-08-21 09:07:34
(らいちゃん)  へ
「凹」の書き順は、当たらずとも遠からずでしたが、「凸」はトッても難しく、まったく違っていました。
それに、男と女の「記号」に類するイメージでしたが、立派な漢字なのですね。
らいちゃんも、「♂♀」よりも馴染みのある「凸凹」の方は、覚えやすかったことでしょう。

基本的な数の漢字などは、古代に象られたはずですから、「切腹」は中国から輸出されたものだったことになります。

「7」は、1週間の7日であり、それは神がはじめに仕事をなした日数でした。




(延岡の山歩人K)さん へ
花の撮影は、案外と難しいです。まして、花が小粒だと焦点を合わせるのが大変です。やはり、三脚が必要だと思います。

花の名の苦手なKさんも、関心が花に向くにしたがって名を覚えていくようです。すばらしい成果です。

「ラッキーセブン」は、野球プレーで7回目の攻撃で打った球が強風でホームランになったことに由来とありました。
9イニング制で行われる野球では、終盤の7回は試合の潮目として認識され、ラッキーセブンと呼ばれます。




(焼酎学生)さん へ
日本でサルスベリと名づけたのに、中国では百日紅なのでサルスベリと読ませるのでしょうね。

7の四字熟語に、七転八倒と七転八起がありますが、何度転んでも最後に立ち上がる七転八起の方が前向きです。

きょうの締め括りに、一二三四五六七八九 (ひふみよいむなやここのたり) と唱えて帰ります。 m(_ _)m
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/55f77b28199523a3dde0c3c62c40f456

インコのハナちゃんが、顔をかしげてウィンクしているようです。
かわゆい。
「第九」のベートーヴェン「交響曲第9番・合唱」を早くも聴かれたのですね。

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