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一条戻橋

2007年10月18日 | 歴史街道
前回「髭切」に登場した『一条戻橋』は、京都・一条通りを横切って流れる堀川の上にかかっている。小さな橋にもかかわらず、この橋にまつわる「話」が数多く残っており、ワン・フレーズで列挙してみたい。

【一条戻橋は、死人も生き返る】
【一条戻橋を、花嫁は渡るのを避ける】
【一条戻橋を、出征兵士は必ず渡る】
【一条戻橋に、鬼女あらわれる】
【一条戻橋傍らに陰陽師・阿倍晴明館】
【一条戻橋に、千利休の木像と生首】
そもそも、
【橋は戻ってくるために架けた】という。

ここまでに7つあるが、もう一つある。
【一条戻橋は御所の鬼門に位置】
陰陽師・阿倍晴明は災いごとを封印しようと御所の鬼門に館を建てた。いま、その敷地は狭まったが阿倍晴明神社になっている。
御所は、移動しているので元の御所からみた鬼門に位置する。
二条駅から千本通りを北に歩くと元の御所の太極殿跡がある(見つけ難い)。
したがって、いまの御所から見た位置ではない。


また、後に阿倍晴明館の一部を千利休が屋敷を建てている。


「あの世」と「この世」をつなぐとされた、一条戻橋。
伝説では、安倍晴明(921-1005)の父の保名が蘆屋道満(あしやどうまん)に殺害された場所であり、晴明が呪法を駆使して保名を蘇生させた場所でもあるらしい。晴明は二人の式神(しきがみ)を、この橋の下に隠していた。
一条戻橋の欄干は、道路を隔ててすぐのところに位置する晴明神社(晴明住居跡に建立)に保存されている。旧一条戻橋
なお、晴明は寛弘2(1005)年9月26日に亡くなくなったので、没後千年たつ。

               
この橋にまつわるご存知な「  」でした。



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3 コメント

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一条戻り橋 (楽母)
2007-10-18 07:33:02
晴明ブームが起きてから、晴明神社も綺麗になっちゃって(笑) おどろおどろしい謂れのあるところ、と思っていくとちょっと拍子抜けしますが。でも、二条城の前を延々あるいてここにたどり着くコースは好きです。 これから歩くのにいい季節♪ 橋はあの世とこの世をわける境界でもあったんですよね。 
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陰陽師 (motoko)
2007-10-18 22:13:47
iinaさん、今晩は。
一条戻橋のことは、初めて知りました。
陰陽師=阿倍晴明、生成り姫、般若など、般若とは
嫉妬に狂った女が、鬼に変じたのが般若であると、
興味津々でした。

加齢を脱皮!!
失敗したほうが、いろいろ反省して、注意して・・・失敗しながら成長していくのでは?、と思っています。

加齢から、華麗?に、変身しました・・・。
一昨日、昨日、今日と加齢から、脱皮できました。
今日は3回も、楽しく?面白く、嬉しかったです。
今日PC教室で、お若い男の先生「回ってる、回ってる」とすぐに・・。
私は、日数かかりました。。。涙!!

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(motoko)さんに ほっ ! (iina)
2007-10-21 19:12:25
山茶花が早くも咲いていましたか。
アイロンかけおつかれさま。
PC教室で「うごめく蛇」を閲覧比べは刺激でしたね。
華麗な目の刺激が保養に転じて幸いでした。ほっ!
風水の京を考えてみるのも愉しいですし、
秋の紅葉も神社仏閣に似合います。
京は歴史があるので、いろいろな事件が凝縮されて伝説に
なったケースもあるようです。
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