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推理小説三冊

2008年02月26日 | 雑感
図書館で何気なく手に触れた推理小説を、立て続けに三冊読んだ。
作者のこともあらすじについての予備知識もなく、適当にピックアップした本の総てが面白かったので、この上もなく充たされた気分になれた。
おおまかなあらすじは、次のとおりです。

龍の議定書プロトコル』多島斗志之・講談社文庫
ドゴール仏大統領暗殺未遂事件をヒントに虚実ないまぜした『ジャッカルの日』の孫文版で、文章が簡潔でスリリングに展開する。

赤い旅券』小林久三・光文社文庫
S61年5月20日初版1刷であり、その後に起こる拉致事件とサリン事件を予告した内容にドギマギしながら息もつかせず一気に読み上げた。最近刷った解説を読んでみたく思った・・・。

三冊目は時代劇で、
逃げ水半次無用帖』久世光彦・文春文庫
憂いと影を背負った美形の「逃げ水半次」と渾名される絵馬師の主人公。
足腰が立たなくなった岡引の「居ながらの佐助」に、その十手を引き継いだ娘の「察しのお小夜」の三人が、事件を次々に解き明かしていく。

読後に思えば、この三人の内 小林久三のみは江戸川乱歩賞の受賞作『暗黒告知』を読んでいた。
そして、久世光彦(クゼ テルヒコ)は「寺内貫太郎一家」、「時間ですよ」などのドラマの演出で有名で、この作品が唯一の時代小説なのだとか。



待ってくま~     氷の微笑     白熊跳び



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3 コメント

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ドギマギは用法違い? (龍Midi)
2008-02-26 08:50:04
うろたえる様子を指して「どぎまぎする」という使い方をします。なのでここは「どきどき」のほうが正解でしょうね。毎度、重箱の隅で....<(__)>
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(龍Midi)さん へ (iina)
2008-02-26 21:30:54
「どきまき」の使い方に、教育的指導を受けて「ドキマギ」
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Unknown (あやのすけ)
2008-02-27 22:04:03
3冊目の久世光彦氏の時代小説にひかれます。
しかも推理小説だなんて!!
早速明日は本屋へ直行(笑)
久世光彦氏は小説も書かれてたんですね!?
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