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必ずコメントに参ります by iina

2005年11月24日 | ことば遊び
美味い魚料理はたくさんあるのに、なぜ「魚ヘン」に「旨い」で『すし』なのか?

「鮨」という字は、魚ヘンに「旨」の字が組み合わさってできている。
「旨」の字の上部「ヒ」は、古代中国の"さじ"の形をかたどった象形文字です。
下の「日」は、太陽をあらわす「日」でなく、「甘」の変形です。
ここから分るのは、さじに取って口にふくむという意味です。ここからさらに「旨い」という意味も出てきました。

それでは、この「旨」に魚ヘンがついた「鮨」は何を指しているのでしょうか?
実は「鮨」は、もともと旨い魚を塩やヌカなどに漬けたものの総称だったのです。
この「鮨」に「魚醤ぎょしょう」というのがあります。これは、魚を塩に漬け込んで発行させたもので、いわば塩辛です。ちなみに、そのときできる上澄みが今でいう醤油の元祖です。

さて、日本でいうところの「すし」は、「「しもの」つまり「すっぱいもの」からきています。「すし」の起源は古く平安時代にはもうあったとか。当時、魚の保存方法としては酸に漬けるのが一番早かったのです。
こうして、中国から「鮨」の字が入ってきたときに、日本では「すし」という読みを当てたのです。

そうだ !  今夜は、お寿司にしようっと !

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2 コメント

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ほ~っ。 (ベリー)
2005-11-24 20:27:18
なるほど、ですね。

旨いの文字、そして、寿司の由来!

こんど、回転寿司言ったときには、自慢しちゃいます(笑)

iinaさんにのブロク読んでいると、とても勉強になります。

あ~、御寿司たべたくなったぁ~。
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『言葉遊び』“あい”で始まる50音 (海老原 弘)
2008-09-16 14:22:09
【母音・あいうえお】の他にもう一つの母音?があります。五十音最後のひらがな<ん>で有ります。<ん>は最後に付くひながな<あ>の後に<ん>を付けて【あん】<い>以下それぞれに、<ん>を付けていくと【いん】【うん】【えん】【おん】と言う具合になります。それぞれを漢字に当てはめますと、以下のような意味を持たせることができあがりました。【案因運縁恩】何故、漢字に当てはめるのか?と言いますと、直感でそのように“感じ(漢字)たからであります。日本語は感性から生まれた?陰&陽の〔双方向性〕&〔二本立て〕の中から〔完成〕している?。気ままに遊び心、洒落心、あるいは単なる『こじつけ』とも云います。そう!確かに『古事付け』なんです。専門的なことは知りませんが、感じたままを文字(漢字)に当てはめてみる方法は、古代の象形文字などもその一例ではないでしょうか?漢字・カタカナ・ひらがな・濁音・半濁音・鼻濁音の他に、あ・い・う・え・お・にも点々を入れる様にもなりました。これから先、日本文字はどんどん変化する事と思います。日本語には、いまだ気付かない、いろんな謎(法則性)があるかも知れません。



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