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「教」の成り立ち

2006年10月31日 | ことば遊び
「教」は新字で、旧字に直すと「」。「爻」と「子」と「攵」からできています。
「爻」は交わる、「子」は文字通り子供を指す。
では、「攵」は何かというと、なんとムチを打つことを意味しています。
「攵」が「教」の字に含まれるのは、当時の教育にムチが使われ、勉強しない子供は容赦なく打たれたということです。
古代中国は体罰の批評などまったくなく、真面目に勉強しない子供には、いたるところで体罰が行われていたのです。

日本のいまの子供にムチを見せるだけでも、脅迫したと親が怒鳴り込むことでしょう。はたまた、いまニュース沙汰になっている「いじめ」と騒ぐことでしょう。

つい最近までは、先生にぶたれたと親にいおうものなら、「お前がなまけるからだ」と再び親に殴られたものだ。ずいぶんと世間が変わってしまった。
告口される先生は、愛のムチをふるえず萎縮して、サラリーマン化してしまったように思える。

無法ないじめはよくないが、「教」の本来の意味を考えてみたい。







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1 コメント

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はじめまして (疾風の時刻)
2006-10-31 23:11:37
TBありがとうございました。
学校でのいじめとそれによる自殺が後を絶ちませんね。
今は教師と生徒が友達のように接していて、厳密な上下関係が薄れている気がします。
教師の発言がいじめのきっかけを作った事もありましたね。
以前のような「怖い先生」はもういないのかもしれません。
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