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行願寺・革堂

2012年03月23日 | 歴史街道
行願寺(革堂)ぎょうがんじ(こうどう)の開祖・行円ぎょうえん上人は、もと猟師。山中で射止めた雌シカの腹から子ジカが生まれたのを見て、殺生を悔い仏門に入った。
行円は、寒さ暑さを問わずいつもシカ革の衣を着ていたことから、人々が革聖かわのひじりとか皮上人と呼んだことからお堂を革堂と呼んだのが通称の由来。殺された鹿に無常を感じて肌身離さなかったという説がある。
        
右の六波羅蜜寺に祀られている空也上人も裾の短い衣を身にまとい、左手に鹿杖をつき、右手で首から下げた鉦を打ち、念仏を唱えながら市中を歩いたという。この時代は、行円や空也のような風体の「聖人」がたくさん出て、皆このような姿で布教していたらしい。

この革堂は、小さいが境内にとてつもなくでかい燈籠があって、寄進されたのだろうが驚かせる仕掛けをしているのではと思わせもする京都だ。                      


<注> 
写真は、空也上人を除き15年ほど前にiinaが撮ったもの。



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4 コメント

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Unknown (ぼたん)
2012-03-23 17:34:45
素晴らしい、ジーンときました。
手塚修先生が生きていらっしゃたら、漫画になっていたかもしれませんね。
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シカ革の衣を着た聖 (ムツゴロウ)
2012-03-23 18:08:00
ボクも、空也上人の口から6体の仏さまを吹き出す像を六波羅蜜寺で見ました。

行願寺は、知りませんがココの上人も同じような姿で布教していたのですか。空也上人のオリジナルだと思ってました。
仏門にはいる理由も、説得力がありますね。
勉強になりました。
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静かな寺 (maetoyo)
2012-03-23 18:46:59
とても静かなお寺でした。

ここの御朱印を書いてくれるおばあちゃんが、名物おばあちゃんだったようです。

この後に六角堂まで行きました。
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commentに 返信 (iina)
2012-03-24 09:23:28
(ぼたん)さん へ
dog site でグランプリだったのですね。
アチコチからお呼びがかかって、警察からキャンペーン参加とは頼もしい。



(ムツゴロウ) さん へ
六波羅蜜寺の空也像は、有名ですね。



(maetoyo) さん へ
西国三十三所の札所なのですね。
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