我が家の周りはここ数日、ずっと雪景色が見られない
ところが関東甲信では一昨日大雪が降って、交通網は乱れに乱れた
高速道、首都高が止まり、飛行機もかなりの数が運休したという、当然交通事故も多く、またスタック車両によって交通渋滞、転んでけがをした人も多い。
雪国育ちの我らからすれば10cmほどの雪でこんな状態になるのは信じがたいが、わが町が積雪2mを越えたと思えばわかる気もする。
いずれにしても首都圏に全人口の30%ほどが集中すれば、大災害が起こった時には想像できないことが起こるのではないだろうか。
何しろ日本国の政治、国防、経済、本社機能が集中しているのだからこれはたいへんなことになる。
話がまたしてもそれてしまった。
国道148号は新潟県の日本海8号線の糸魚川と長野県の大町市までの国道、大町市からは147号になって松本市で終わる。
明星山1193m、日本海にそそぐ姫川の支流小滝川が南麓を流れ、500mの大岩壁が明星山の南壁としてそそり立ち、クライマーの挑戦を受ける
またこの険しい岸壁には盆栽の最高峰、天然の真柏が自生していて、これを求めて危険な作業中に何人も転落死している。
この南壁の下の小滝川には日本で最高品質の翡翠原石が幾つも鎮座している
もちろん法的に保護されているので持ち帰ることはできない、もっとも数十トンもある原石は動かすことも不可能ではあるが。
その昔、ダイナマイトで粉砕して持ち帰ろうとしたバカ者がいたという話を聞いたことがある。
ダイヤモンドの次に硬いヒスイにダイナマイトを差し込む穴をあけるのは不可能だ、たぶん周囲に仕掛けたのだろう
細かい破片が飛び散るくらいのものだ、ビー玉くらいの破片もあったかもしれないがヒビが入って売り物にならないはず、愚かな考えだ。
もちろん、今そんなことをすれば犯罪だ。
平岩温泉郷を過ぎトンネルをいくつか抜けると新潟県と長野県を分ける国界橋を通過する、長野県最初の村が小谷村、栂池高原スキー場などここから大町市まで数十のスキー場が次々と現れる。
やはり有名なのは長野オリンピックが開催された白馬村だ、白馬三山から始まる後立山連峰は唐松岳~五竜岳~鹿島槍岳~爺が岳~蓮華岳と大町まで連なる
白馬駅前には外国人がたくさんいた、特に南半球のオーストラリア人が多くて、ここに住み着いてペンション経営をしてオーストラリアからの客を受け入れているとか聞いたことがある。
町はずれでもマイクロバス2台が停まって、数十人の白人スキーヤーが下りてきた、この狭い日本に3000m級に近い雪山があるのを知って来日しているわけだが
初めて降り立って、白銀の日本アルプスを見た時の彼らの気持ちはどうなんだろうか?と思わず考えた。
自分が始めてきた気分でしばし物思いにふけった、それくらい美しい今日の北アルプスだった。
八方尾根 後方は唐松岳と五龍岳2814mの間の大キレット
唐松岳 2696m
鹿島槍ヶ岳 2889m
白馬三山 右から白馬岳2932m 杓子岳2612m 白馬槍岳2903m
雪に埋もれた村
こんなに雪の多い大町市は初めて見るかも・・・
大町市の平野部
信濃松川道の駅で昼食
久々の青空を堪能した。 つづく
今は道路もずいぶん工事が進んで、新トンネルや狭い場所の拡張工事が次々と
糸魚川から白馬まで50分で行きます、白馬から松本までも50分くらい
さらに高規格道路の話も出ていて、日本海から松本まで1時間の予定ですが未定です
あの頃は毎年、夏になると二泊三日くらいの日程で松本までドライブしていました。北信濃路を走りまくったものです。懐かしいです。