面白かった!
巧みな背景と人物設定の真保ワールドに、ぐいぐいと引き込まれました。
主人公のコマケン(妻子あり)は、老人ホームの公共建設工事に携わるゼネコン社員だったにもかかわらず、
その工事の中止がもとで 退職に追い込まれ、ハローワーク通いの毎日・・・。
と、そこに高校時代の親友でもあり、よきライバルでもあった、東大卒の天地達彦が 無所属で衆院選への出馬をすることに。
やがて、天地の必死の説得に応じ 第1秘書になった コマケンをはじめ、次第に高校時代の仲間が協力に応じ、選挙戦に突入していきますが・・・
次第に、明らかになってゆく、政治と金の陰謀や、
ちょっと ホロ苦い 青春時代の恋愛ネタなども 盛り込みながら、
次々と襲いかかる 無所属 基盤無しの立候補陣への困難・試練に対して、
分別をわきまえ、よいお年頃に成長した かつての同級生達が、立ち向かってゆくストーリーは、生き生きとしていて 実に面白かったです。
ほんとは、「よかった!」のカテゴリーに入れようとしたほどです。
しかし・・・
なのに・・・・
確かに、「起・承・転」までは、面白かったのに~~
なんで「結」が・・・(絶句)
これって、もしかして、続編があるんですかねぇ…。
じゃなきゃ、煮え切らない!(泣)