めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

木暮荘物語(三浦 しをん)

2011-02-28 21:33:14 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

築ウン十年、安普請極まりない全六室のぼろアパート・木暮荘。
ここの住人4名のエピソードが、それぞれ短編形式からなっている作品です。

どこにでもいるような等身大の住人たちですが、
それぞれに事情を抱えていて、
結構、身近に起こりうるような事件(?)に発展してしまったりして、
さりげなく笑えます。

このテの小説をお書きになる作家さんて、実は わりとたくさんいらっしゃるし、
正直、もっと うまい方も たくさんいらっしゃるので、
(まぁ、普通かなぁ・・・)という感想でしょうか。

でも、何回かは、読んでいて 自然と “にんまり” しました。
電車の中で… (汗)

特に、ペットトリマーのミネちゃんと 犬好きのヤクザさん の出会いは、
ほんわかしていて、良かったですねぇ~。

あと、ノゾキにハマってしまった2Fの住人(ごく普通のリーマン)神崎と、
覗かれる階下の住人(女子大生ギャル)光子チャンのやり取りは、
なかなか興味深かったです…。
ぼろアパートならでは のエピソードでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする