めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

ロスト・ケア(葉真中 顕)

2013-07-03 22:56:43 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作ということで、早速 予約の上 ゲットしたのは こちら

現代の高齢者社会,切実な介護問題がテーマの作品で、ワタシは むしろミステリー以外の部分に
引きこまれました。
ちょうど、我が家にとってタイムリーな時に この本の順番が回っていためぐり合わせこそ、
まさにミステリーです。

先般の Y市の「待機児童(児童じゃないか… 乳幼児だってば!?)ゼロ」
は、かなり大きなニュースとして世間を騒がせておりますが、
ワタシ個人的には、「そんなことより、むしろ 高齢者対策だろうよ!」
「昔は 7人とか10人位の子沢山で、みんな お母さん達は、当たり前のように 大人数の子育てをして、
やれ、保育所がないとか 国の制作が悪いとか 周りのせいにしないで、自分の境遇で
しっかりと育児をしていたじゃぁ、ないのさーーーーーー(爆)!」
  L(゜皿゜メ)」ムキーー
と、犬顔ダンナに対して 憤っていたのでした。

とまぁ、お子ちゃまに関しては、ここまでにして、
ほんと、認知症をはじめとする介護問題は、深刻です。
孤独死のニュースが報じられると、“あぁ…、未来の自分の姿だ・・・” と
リアルに思うし…。

まぁ、この小説は ミステリーなので、途中までは 良かったのですが、
どんでん返しがあったあたりは、ちょっと どうかなぁ… というのが 正直な感想でしょうか。
ただ、作家さんの着眼点や 社会問題への切りクチは、とても良いと思いました。

コメント
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