めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

王妃の帰還(柚木 麻子)

2013-07-09 22:42:41 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

どうして、これ を借りたのか… ? ・・・って、いや~… 全く覚えていないのですが、
おもしろかったです♪

著者の柚木センセイの 本書についてのインタビューが、こちら ですが
いやはや… 私立女子中学生(裕福な家庭のお嬢様)の派閥というか、追放劇というか
大変辛辣なものがあるんですねぇ~~~。

まぁ、そんなきらびやかな中学生生活とは ほど遠い身の上としては、
かえって 全くの客観的(=無責任)に 楽しませていただきましたが。
・・・・ 
 ..・ヾ(。>д<)シ こえぇぇぇ

やたらめったら、“こ、…これが 健全なる中学生なんですか??” と、
マリア様に問いたくなるような 学校生活の試練の数々…
例えば、王妃に君臨する 姫グループの崩壊とクーデター(?)とか、
「地味!」と 周りから決めつけられ、自他共に 階級に縛られた学校生活を送ることを
余儀なくされる非情さ・・・ ( ノД`)

でも、王妃本人が 自分自身の過去のふるまいの過ちに気付き、
だんだんと、クラスの友情を立て直す展開に向かうので、結果的には イイ話だと思いました。
ま、
地味チームの結束と行動が、王妃とクラス全体を改心に導いた、というカラクリなのですが。

パンチの効いた素材は 盛り沢山でしたが、うまくまとまって、おもしろかったです!
コメント
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