めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

きみの友だち(重松 清)

2010-12-24 20:45:44 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

重松さんは、なんで こんなにも次から次へと作品を生み出せるのでしょう…。
しかも、出版するたびに バラエティーに富んだ作品を、よくもまぁ・・・
と、本当にすごい力をお持ちの作家さんだと 心の底から思います。

重松さんの作品は、どれもみな大変読みやすいので、ほぼ全て読んでいますが、
数多くの重松作品の中で、ワタシが最も好きなのが、
この作品と「ステップ」なのです!!
(ま、ステップについては、また後ほど…。)
だから、カテゴリーは、もちろん 『よかった!』 も兼ねております。

それにしても…、
重松さんて、大人なのに どうして思春期や学童期の子ども達の心情を、こんなにピタリとリアルに表現できるのでしょう…。
しかも、人が誰でも持っている弱い部分の心を わかり過ぎ!

だから、読んでて、思わず自分の子どもの頃に登場人物たちを重ねては (ドキっ…)と しちゃったりします。
恵美ちゃんの、成長と共に移ろいゆく心情の変化に思わず引き込まれ・・・
それだけに、由香ちゃんの顛末には(まぁ、ある程度 予想をしつつも)号泣・・・
それでもって、ラストがいい!  めちゃんこ いい!!(泣)

あーーー
え~と、
この本は、家で読んで大正解かと思います。
人前では、涙が止まらなくなるので 読まない方がいいです。
はい。

人によっては、(特に思春期の悩み多き 若者諸君!)もしかすると この本は、一生の宝物になるかもしれません…。

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