めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

解夏(さだ まさし)

2022-08-22 17:27:17 | 本(まあまあ) か・さ行の作者

こちら → 短編集でした。

1. 解夏 2. 秋桜 3. ★水底の村 4. サクラサク

とにもかくにも、3番目の★ は絶品!名作です!!!
まっさんの愛が溢れている----(叫)
これが 一番、人肌(?) ぬくもりを感じた。
この作品、今さらですが 何か賞の対象に取上げてもらうことはできんもんでしょうか…?
もぅ、 もぅ、もぅ。。。
絶妙なんです。
わたくしめ、まっさんの記述どおり 「時間が止まった。」、ええ、まさにまさしく(!)時間が止まりましたよ。
純一、純平、 とにかくとにかく絶妙なんです・・
そして、純一の職場の先輩、駒さん、このかたの存在が… 実に味がある。
始めは、なんだこの人…? と違和感のある語調に わたしゃー騙されたね。
駒さん、こんなに 懐がデカくて 器も大きい人だとは… ね。
まっさんは、このあたりの駆け引きも全て計算づくなんでしょうか…。 だとしたら、なんて末恐ろしい・・・
我が国も文学者のみなさま、まっさんのことをホンモノの 作家として評価してあげて!!ください。
なぜなら、あまりにミュージシャンとしての印象と功績が大きいので、前面に出ているので、
まっさんの この作家の部分に光が当たらない。。。
これは、わが国の文学界における 重大な損失ですよ。

「水底の村」、あまりに心地良過ぎて2回読んでしまった。
でも、2番目の コスモスも好きです。
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海が見える家 逆風(はらだ みずき )

2022-08-21 08:25:10 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

あっという間の 3作目
タイトルから予感していたのは、文哉 VS 南房総の人々… と思っていたら、違った。。。
よかった。(わけではないけど…)
人的障害ではなく、風土、自然、と生活していく上で決して抗えない デッカイものがターゲットでした。

でも、文哉の底力、天然さは、南房総での生活により着実に培われていて、頼もしい。
そして、文哉が尊敬して、本当にすごいのはこの人だ →というカズさん。
私もこれまで読んできて カズさんが ここの知恵人、生きる力を自分で蓄えて伸びていく人だと、感じている。
だから、カズさんが改めて認められた一節は、とても嬉しかった。

あと、偏屈ジジイ=幸吉っつぁんの変化。
これが実に微笑ましい。
幸吉さんが文哉を信頼していく過程、これもとても嬉しい。
いい話だ~。

ところで、はらだセンセイ、こちらのシリーズ、まだ続きますよねぇ…?(=期待! 希望!)


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海が見える家 それから(はらだ みずき)

2022-08-20 12:23:11 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

とっても気に入って 幸せな読書時間を過ごさせていただいておりますよー。
ということで 2作目

オレンジ色の山の高台に集うお馴染みの地元住民&別荘族。
カズさん、凪子ちゃん、寺さん、中瀬さん、
みなさん よくぞこういうキャラを持って、それぞれの文哉とのエピソードを紡ぎ出されたなぁ~~
と、はらだセンセイの世界を楽しんでいます。
特に、地元生粋のガンゴおやじ、幸吉さん。
幸吉さんが 南房総での長き生活で培ってきた、うんちく、これは読みながら “ほぅ。 ほ、ほーーぅ。” と学ばされるなぁ~。

2作目、あっという間に読み終わりましたが、3作目はタイトルからして ちょっと…
ドラマが待ち受けているような予感。。。
ドキドキ しながら、文哉と お馴染み南房総メンバーとの行方を読み届けますよー♪ (うっしっし)
楽しみ。 楽しみ~!
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海が見える家(はらだ みずき )

2022-08-19 19:26:42 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

今、貪るように読みたい! この本 に巡り合えて、すごく すごく幸せです。
シリーズ3部作なので、実のところ 勢い止まらず、現在2作目を読んでいますが、良い! 良い! 良いっ。

先週は、もぅ… 体調が悪くて悪くて 本どころじゃなかったけど…
実際、この最中に読んだ本→ 酷評で 塩感想になってしまい、作家のセンセイに申し訳ないな~ と思ったけど。。(汗)
ようやく かなり復活してきたので、いいタイミングでこの本をゲットできて、嬉しーーーい♪

あまり ギラに 良心とか前面に出してくる話は、好きでないので、
その点、この本は 控えめで自然、、、奥ゆかしさがあります。
南房総での手探りで始まった、お父さんの足跡をたどる生活。
文哉の戸惑いも臆病な気持ちも しんみりと伝わってきて、応援しながら読み進めています。

そして、このテの作品で 惹かれるのが、地元の住民から 垣間見える心がほどける瞬間とか、過程。
このあたり、はらだセンセイは 実に心地良いテンポで描いてくださっている…
あぁ、 幸せ。。。
どんどん読みます♪
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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2(ブレイディ みかこ)

2022-08-18 19:09:41 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

前作続編 を 今回読みました。

ほーんと 母ちゃん(= プレイディ みかこさん)の書く文章・描写は、わかりやすい!
思春期のムスコ君の考え方も、実にしっかりしていて 大人顔負け。。。
賢い! それに真っ直ぐで心の正しい子に育っている。
そして、男同士、話を聞いて見守る 懐のデカい 父ちゃん。
本当に素敵な家族のエピソード満載で、どんどん読み進めてしまった。

でも、実は この本が訴えることは、シビアな世界情勢とか 思想の在り方なんだからーーー
ほんとすごい本なんだなぁ…と。
悟る。。。
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精霊流し(さだ まさし)

2022-08-16 21:29:17 | 本(普通) か・さ行の作者

こちら 読みました~。
ちょうど先週末、大好きなNHKの「72時間・・・」の歴代10年間の中から 視聴者投票で選ばれたベスト10特集で、長崎の精霊流しの回 が 見事にランクイン!しているのを観たばかり。
しかも、この時に 佐田家の船が… ちょうど映ったのです。
まっさんのお兄さんと一緒に。(驚)

そんなわけで、なんて グッドタイミング!と むさぼり読んでしまいました。
長崎3部作・・・
残すは あともうひとつ。
楽しみだな~~。
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眉山(さだ まさし)

2022-08-15 18:59:49 | 本(よかった!) か・さ行の作者

一体全体、何者?? 本職は 歌? いや、本?? 
まっさん、ほんとすごいよーーーー♪
もぅ、わたくしめは 作家=さだ まさしセンセイ(!)にぞっこんです。
と、今回は自分に宿る全ての欲求を この本 に奪われたーーー。
そして、この本に出逢えたこと、
こうして なんちゃってブログに記せること、 関わりの全てに感謝せずにはいられない。。。

まっさん、
どうしてこんなにも美しいの???
まっさんの紡ぎ出す世界、空気は どうしてこんなにも優しいの???
まっさんの感性が 作品を通して世の中に発信され、これを 日本全国のさまざまな地で人々が受け留める。。。
なんて、素敵なの??
と、思わせる 珠玉の1冊でした。

読み終わるのがもったいなかった・・・
もっともっと、まっさんの紡ぎ出す世界に身を委ねていたかった・・・
そんな心地良さに浸れる1冊です。

また、この本を読みながら、自分の身近な人たちのことを 思い浮かべずにはいられなくなる…。
それがまた心地よくて、ありがたくて… 。
まっさん、ありがとう!  本当にありがとう。
 
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なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない(辻 仁成)

2022-08-14 18:24:58 | 本(よかった!) た・な・は行の作者
 

もうお馴染み、大好きな辻父子の ノンフィクション
ただし、今回は コロナ禍に挑む パリのロックダウン中に綴られたとあって、辻パパの爆発や嘆き、恐怖の心境が時折出てきます。
パリは 法律で監視されるし、罰金も課せられるしで、より一層の緊迫感が。。。
振り返ってみれば、日本の あの2年前?の緊急事態…だって、人生初の経験で 日々の歩みが周りを気にしい、恐る恐る…の生活だったなぁ・・と。
でも、辻パパは 愛する息子を守るため、異国の地で 必死だったんですね。
ということがよく伝わってきます。

左側の画像(著者コメント)を見て、ほーーんと、いい親子なんだなぁ… と、思わずニンマリ。
辻父子の今後も追いかけて読んで行きたいです。
作家さんの伝える力の偉大さ、社会貢献度が 今回の本で、よぉーくわかりました。
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ミス・サンシャイン(吉田 修一)

2022-08-13 21:56:35 | 本(うーん…) ま・や・ら・わ行の作者

こちら、 なんか・・・
思っていたのと違った。。。
良さがわからなかった…。
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猫のお告げは樹の下で(青山 美智子)

2022-08-08 19:50:16 | 本(まあまあ) あ行の作者

ほーーんと、すごいです。
いつも 斬新なパターンとの出会いで度肝を抜かれてしまいます。。。
今回のは こちら

猫の 「みくじ」がもたらす、当事者本人にしか見えない 葉っぱに書かれたキーワード。
これが お告げというわけで、つくづく青山センセイの頭の柔らかさに 感服。
そして、今回 わかったぞー。
図書館 に出ていた、 さゆりさん が・・・出ているのですね。
ビックリ!
五枚目 マンナカ です。
もしかしたら、他にも関連性のある登場人物が隠れているのかも。

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