マーケティング研究 他社事例 715 「GAFAという巨人7」 ~データに革新の源がある!?~
次に、インフラ提供者としてのデータを管理する立場になってしまっているGAFAは自覚があるのだろうか?という事を見て行きたいと思います。
巨大プラットフォーマーの優位性が高まるほど、彼らのサービスは必要不可欠となり、社会インフラとしての性質を帯び始めています。
しかし一方で、膨大なデータを自社の事業拡大や収益確保へ優先的に費やし、デジタルコンテンツの盗用やフェイクニュースなど、集まるデータをまぐる問題にきちんと対処しないGAFAに対する疑義の見立ては広がりつつあります。
データそのものへのアクセス機会を制限したり、他の企業に開放したりすることを通じてプラットフォーマーをけん制しようとする動きも出始めました。
これらの事はGAFAは、データ収集や囲い込みが、他の企業の市場参入やイノベーションの機会を奪っているとする考えから生まれているのです。
GAFAをけん制する枠組み構築に向けて先行するのは欧州です。
2020年2月、EU(欧州連合)の欧州委員会は、EU域内の企業や自治体のデータを共有する「データの単一市場」の構想を発表しました。
この市場は、製造業や気候変動、モビリティー、ヘルスケア、金融など、複数分野のデータを共有しみんながアクセスできる仕組みを作るというものです。
一方、個人が関与する形でのデータの流通と利活用の仕組みを作ろうとしているのが日本なのです。
これは個人にひも付いたITデータを個人から委託された企業が一元管理し、企業からの請求に応じてマッチング・提供する枠組みで「情報銀行(情報利用信用銀行)」と呼ばれています。
個人の情報流用を防ぐだけでなく、お金を払えばどの企業も情報を得ることができるメリットがあります。
データ単一市場や情報銀行といった仕組みの背景にあるのは「データは皆で共有する公共財である」とする考え方です。
社会の集合知とも言うべきデータを、公共の集合知とも言うべきデータを、公共の利益や社会全体のイノベーションにつなげていこうとする動きは、巨大プラットフォームの勢いが増せば増すほど台頭してくると言えます。
データ流通の在り方に積極的に関与する動きが強まっているのには、国の産業政策も関係しています。
中国では国家主導でデータを駆使したデジタルサービスの社会実装に取り組んでおり、個人の信用情報などをも含むすべての情報が丸裸にされるのと引き換えに、急速なスピードでイノベーションが進んでいるのです。
こうした国同士のイノベーション競争から取り残されないためにも、データの流通や管理にまつわる主導権を一部の巨大企業に任せてはならないと考えるのは自然な流れです。
資本主義社会の発展は多数のプレイヤーによる切磋琢磨によってもたらされて来ました。
新たな競争がイノベーションを生むためにも、データへのアクセス権は平等に担保されるべきです。
GAFAへの風当たりはデータの扱い方や国家からの規制だけではありません。
コロナ過でデジタルサービスへの依存を強める消費者や、好業績の恩恵を受けているはずの従業員からも「反発」が起こり始めています。
(続く)
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
次に、インフラ提供者としてのデータを管理する立場になってしまっているGAFAは自覚があるのだろうか?という事を見て行きたいと思います。
巨大プラットフォーマーの優位性が高まるほど、彼らのサービスは必要不可欠となり、社会インフラとしての性質を帯び始めています。
しかし一方で、膨大なデータを自社の事業拡大や収益確保へ優先的に費やし、デジタルコンテンツの盗用やフェイクニュースなど、集まるデータをまぐる問題にきちんと対処しないGAFAに対する疑義の見立ては広がりつつあります。
データそのものへのアクセス機会を制限したり、他の企業に開放したりすることを通じてプラットフォーマーをけん制しようとする動きも出始めました。
これらの事はGAFAは、データ収集や囲い込みが、他の企業の市場参入やイノベーションの機会を奪っているとする考えから生まれているのです。
GAFAをけん制する枠組み構築に向けて先行するのは欧州です。
2020年2月、EU(欧州連合)の欧州委員会は、EU域内の企業や自治体のデータを共有する「データの単一市場」の構想を発表しました。
この市場は、製造業や気候変動、モビリティー、ヘルスケア、金融など、複数分野のデータを共有しみんながアクセスできる仕組みを作るというものです。
一方、個人が関与する形でのデータの流通と利活用の仕組みを作ろうとしているのが日本なのです。
これは個人にひも付いたITデータを個人から委託された企業が一元管理し、企業からの請求に応じてマッチング・提供する枠組みで「情報銀行(情報利用信用銀行)」と呼ばれています。
個人の情報流用を防ぐだけでなく、お金を払えばどの企業も情報を得ることができるメリットがあります。
データ単一市場や情報銀行といった仕組みの背景にあるのは「データは皆で共有する公共財である」とする考え方です。
社会の集合知とも言うべきデータを、公共の集合知とも言うべきデータを、公共の利益や社会全体のイノベーションにつなげていこうとする動きは、巨大プラットフォームの勢いが増せば増すほど台頭してくると言えます。
データ流通の在り方に積極的に関与する動きが強まっているのには、国の産業政策も関係しています。
中国では国家主導でデータを駆使したデジタルサービスの社会実装に取り組んでおり、個人の信用情報などをも含むすべての情報が丸裸にされるのと引き換えに、急速なスピードでイノベーションが進んでいるのです。
こうした国同士のイノベーション競争から取り残されないためにも、データの流通や管理にまつわる主導権を一部の巨大企業に任せてはならないと考えるのは自然な流れです。
資本主義社会の発展は多数のプレイヤーによる切磋琢磨によってもたらされて来ました。
新たな競争がイノベーションを生むためにも、データへのアクセス権は平等に担保されるべきです。
GAFAへの風当たりはデータの扱い方や国家からの規制だけではありません。
コロナ過でデジタルサービスへの依存を強める消費者や、好業績の恩恵を受けているはずの従業員からも「反発」が起こり始めています。
(続く)
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毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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メール info@irodori-pro.jp
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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣