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マーケティング研究 他社事例 740 「食糧への不安の感じ始め」 ~大地を埋めるバッタの大群~

2021-01-29 09:25:04 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 740 「食糧への不安の感じ始め」 ~大地を埋めるバッタの大群~


バッタの大発生を呼び込んだのは3年前の異常気象でした。

アラビア半島の砂漠にサイクロンが大雨をもたらし、植物が急激に繁殖したのがきっかけとなったのです。

猛威を振るうサバクトビバッタは体長5cmほどですが、成虫4万匹を含んだ1km㎡の群れは1日で3万5000人分の小麦やトウモロコシなどを食い尽くしてしまいます。

新型コロナウイルスの影響で駆除の専門家も動けず、対策が後手に回りました。

国連食糧農業機関(FAO)は2020年東アフリカで最大2500万人が食糧不足に見舞われると試算しています。

南米や中国東北部でも別の種類のバッタが同時多発的に大量発生し脅威となっています。

深刻な天災も重なりました。

中国で長江、黄河、太湖など多数の河川や湖で大雨による洪水が発生し、穀倉地帯が浸水するなど、経済損失は日本円換算で3兆3000億円を超えたとされています。

中国では2018年以降、致死率が高いアフリカ豚熱と呼ばれる伝染病も流行し豚の飼育数は2010年前の約4億6000万頭から3割弱減っています。

現地の豚肉価格は倍近くとなり、豚熱の感染はアジア各国にも広がっている状況です。

問題はこうした事態が今年だけにとどまらない可能性が高い事です。

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は温暖化による豪雨や洪水、熱波などの増加が食糧供給リスクを高めると指摘しています。

2050年には穀物価格が7.6%上昇するという試算もあるぐらいです。

2020年10月にノーベル賞委員会は国連世界食糧計画(WFP)にノーベル平和賞を擁護すると発表しました。

「報道の自由」を擁護する国際非営利団体、ロシアや香港の民主活動家など有力候補がひしめき、食に関する慈善活動に地道に勤しんで来たWFPの選出には驚きの声も上がりましたが、紛争地域への食料支援や学校への給食提供などが評価されました。

新型コロナウイルスは人々の命を危険にさらす一方、世界が一つであることを伝えています。

ノーベル賞委員会の選択は、食糧問題への意識を高めるよう、人々に警鐘を鳴らしているようにも見えます。

「飲食物の浪費は衝撃的で心が痛む」

2020年8月中旬、中国の共産党機関紙「人民日報」や国営通信の新華社は連日、習近平国家主席の言葉を伝えたのでした。

食べきれないほどの料理を出すのがもてなしだという古来の習慣に逆行する「食べ残すな」という指令です。

「浪費は恥、節約は栄誉だという雰囲気をつくれ」

という、一党独裁国家は号令一下で、突如として動き出しました。

飲食店は客に食べきれる量の注文を呼びかけるキャンペーンを開始し、全国人民代表会議(日本の国会に相当)は飲食の浪費を抑える法律の制定を急ぎました。

アメリカと対峙する超大国の最高指導者が、国民の「食べ方」にまで言及する姿は異様にも見えますが、確かに去年の夏、中国には異変が生じていたのです。

農耕地が広がる長江流域で洪水が発生し、アフリカ豚熱による豚肉価格の高騰も続き、南部ではラオスからバッタが襲来していました。

これらの「災害」が今すぐ中国の食卓に甚大な影響を及ぼすわけではありませんが、国民14億人の胃袋をいずれ支えられなくなる事態が、指導部の脳裏をよぎっているのです。

米中摩擦も背景にあり、中国の懸念の一つは国内物価が上昇し、社会が不安定化していくパターンです。

その為にも「アメリカとの貿易戦争において食糧が弱点にならないよう事前に補強しておこうということ」と「兵糧攻め対策」だと、指摘する専門家もいます。

(続く)



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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 
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