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マーケティング研究 他社事例 731 「やり抜く文化を育てる2」 ~執行役員に「クビ」の緊張感~

2021-01-20 09:01:45 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 731 「やり抜く文化を育てる2」 ~執行役員に「クビ」の緊張感~


市場関係者が「何かが違う」と感じ始めたのは、2018年4月付のサプライズ人事からです。

GEジャパン元社長の熊谷明彦氏を副社長に、日本マイクロソフトの人事部門責任者などを務めた佐藤千佳氏を企業文化改革の司令塔となる新組織「カルチャー変革本部」の本部長に迎え入れるなど、外部から招へいした人材を次から次へと要職に充てました。

経済産業省などからの天下りを除き、生え抜きではない人物が要職に就くのはNECでは極めて異例でした。

文化改革を託された佐藤氏は、「BU長などの執行役員から現場の社員へと上から下の順番で意識を変えていく」と意気込んでいます。

変革の起点となるのは経営トップである新野氏自身でした。

新野氏は国内で3000人の人員削減、国内の研究所1カ所と工場2カ所の閉鎖、無線通信機器「パソリンク」の事業縮小、アメリカ蓄電池子会社の閉鎖決定、ディスプレー子会社の売却決定などの構造改革を次々と断行し、やり抜く姿勢を社内に示しました。

証券アナリストからは「大企業であるにもかかわらず、しがらみなく、事業をバッサリ切れるのは新野さんの経営手腕のおかげだ」と高評価を受けています。

新野氏を失望させたBU長を含む計50人程度の執行役員たちに対しては、信賞必罰を徹底しました。

具体的には2019年3月末でいったん全員を退職させ、1年ごとの委任契約に切り替えました。

それまで執行役員の賞与は全社の業績に連動して決める方式でしたので、業績アップに大きく貢献した人も、足を引っ張った人も、全社の業績に応じて平等に支給していました。

これではやる気がそがれても仕方がありませんでした。

1年契約に移行した2019年度からは、各執行役員が期初に目標を明確にして、それぞれの達成状況次第で賞与に大きな差を付けることにしました。

期末に目標を大きく下回れば、契約が更新されずにクビになる恐れがありますが、当初は新野氏からビビッていたと言われる執行役員たちも目の色を変えて取り組むようになり、2016年度の時のように希望的観測に基づく甘い見通しを口にする執行役員はいなくなりましたが、新野氏は「仕事に取り組む姿勢がまるっきり変わった」と手応えを感じています。

現在は、執行役員から適用し始めたシビアな人事評価制度を一般の社員へと広げようとしています。

さすがに1年契約には移行していませんが、評価制度をメリハリの利いたものに変え、これまでも成果に基づく評価制度を採用していましたが、運用が中途半端でした。

今後は処遇に大きな差を付ける代わりに、上司が部下に公正な評価を下せるよう評価スキルを高めたり、会議で同僚に評価が適正か意見を求めたりできる仕組みを整えたのでした。

新野氏は「執行役員とその下の事業部長レベルまでは意識が変わってきた。次は現場の社員まで変える。新制度を運用する現場は大変だと思うが、私の所には反対意見は届いていない」と語ります。

(続く)


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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 
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