マーケティング研究 他社事例 719 「電子サインと電子署名の今後1」 ~契約内容に応じた使い分けが重要です~
皆さんの会社でも、電子契約システムの構築に取り組まれているかもしれませんが、マーケティング戦略的にも今後必須になり得る『電子契約』ですので、今回題材として取り上げてみます。
以下、本文です。
お楽しみください。
↓
野村ホールディングスは2017年に日鉄ソリューションズ(NSSOL)の電子契約サービスを導入しました。
それから約3年で、主にITベンダーと結ぶ開発や保守に関わる契約書を中心に電子署名を使った電子契約を1万3000件ほど締結したと言います。
従来は各部署が紙の契約書を個別に管理していたため、類似の取引で契約条件や購買単価に差があるのか全容を把握しにくかったのですが、電子契約に切り替え、全社で契約書を集約・管理し契約条件やコストを見直す体制を整えました。
電子契約の導入までに実に約1年半をかけましたが、それは電子契約の導入に際して「紙への押印と同等の証拠力があるのか」「訴訟や調停など契約内容に争いが生じた場合に対応できるのか」といった法制度の理解や、契約書の文言や社内規定、運用の見直しに時間がかかったからです。
総務や購買といった部門ごとに異なった契約の業務フローを洗い出し、さらに契約書の文言を見直し、「電子契約ファイルが原本で印刷物は写しである」と明記しました。
これにより紙の契約書で必要だった印紙税の負担を無くしました。
野村ホールディングスは契約書を電子化するにとどまらず契約に関わる業務を改革してデジタル化しました。
なかでも大賀バイスプレジデントが重要だと指摘しているのは、契約書をデータとして集約し一元管理することだと言っています。
契約日などの情報を付加したうえで契約書を一元管理することにより、契約の自動更新や解約通知の有無などの状況を簡単に把握できる事で、取引先名や契約締結日といった細かい情報を設定したことで、検索しやすい有用なデータとなりました。
さらに電子契約であれば、社屋が被災して紙の契約書が消失するといったリスクを回避出来ます。
しかし、ハンコの代わりに導入するツールは用途に応じた使い分けが必須となります。
法的根拠の強さや導入コストが異なるからです。
社内決済のハンコをなくすだけなら、企業の管理者が電子決裁のフローを設定しログを管理すれば、決裁の信頼を確保できます。
しかし取引先に電子契約サービスの利用を承諾してもらう必要が出て来てしまいます。
電子契約は主に「電子サイン」という簡便な仕組みと、公開鍵暗号基盤(PKI)と呼ばれる技術を使った「電子署名」に分けられます。
(続く)
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
皆さんの会社でも、電子契約システムの構築に取り組まれているかもしれませんが、マーケティング戦略的にも今後必須になり得る『電子契約』ですので、今回題材として取り上げてみます。
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野村ホールディングスは2017年に日鉄ソリューションズ(NSSOL)の電子契約サービスを導入しました。
それから約3年で、主にITベンダーと結ぶ開発や保守に関わる契約書を中心に電子署名を使った電子契約を1万3000件ほど締結したと言います。
従来は各部署が紙の契約書を個別に管理していたため、類似の取引で契約条件や購買単価に差があるのか全容を把握しにくかったのですが、電子契約に切り替え、全社で契約書を集約・管理し契約条件やコストを見直す体制を整えました。
電子契約の導入までに実に約1年半をかけましたが、それは電子契約の導入に際して「紙への押印と同等の証拠力があるのか」「訴訟や調停など契約内容に争いが生じた場合に対応できるのか」といった法制度の理解や、契約書の文言や社内規定、運用の見直しに時間がかかったからです。
総務や購買といった部門ごとに異なった契約の業務フローを洗い出し、さらに契約書の文言を見直し、「電子契約ファイルが原本で印刷物は写しである」と明記しました。
これにより紙の契約書で必要だった印紙税の負担を無くしました。
野村ホールディングスは契約書を電子化するにとどまらず契約に関わる業務を改革してデジタル化しました。
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しかし取引先に電子契約サービスの利用を承諾してもらう必要が出て来てしまいます。
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内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣