曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

コルセット騒動etc.まだまだ続く

2014年02月01日 | 医療

腰椎骨折の為の堅いコルセットをつけることになったオット母Bこさん。

初日につけただけで、その後ははめている様子がない。

確かにコルセットをつけてしまうと、トイレが非常に大変になってくる。

だから、外に出る時にはつけるのは不安というのもわからなくもない。

先にも書いたが、その週は色々な事で毎日出なくてはならなかったのも事実。

相続の手続きも第1相続人のBこさんが、行かなくてはならないところも多々あり、そして、2月から行く予定のデイサービスのお試しも予定されている。お試しの時のその、緊張するなか、知らない場所でのただのトイレだって、かなりの不安材料だし、そこで、思いがけない粗相をしてしまうなんて事になったら、せっかく自立している排泄だって、一気に出来なくなることだって考えられるのだ。

が、しかし、本来は「今」つけなくては何にもならず、そうやってずるずるしていたんでは、せっかく3件病院を回った意味がないんであります。

まあ、正直、もうちょっと頑張ってよと、以前の我儘なお嬢様気質がそうさせているのだと、腹立たしくもあり、どうやってつけさせるように(外出するからこそその時が転倒などの危険からコルセットが必要なのに)持って行こうかと、夜、悶々としてしまっていた。(が、その割に熟睡しているつう、話しもあるが…)

自分はデイのお試しに行くその朝、私は仕事でたまたま区役所近くまで出かけるので、ついでに補助金の申請をして来ようかと思いつつも、でもなあ、しようともしないものに、補助金って、どうよ(;一_一)って気持ちもあり、その時まで書類や通帳、健康保険証に、印鑑と、持ち物はわかっていたが、あえてBこさんには、言わないでいたのだ。

と、いつもよりも早めに朝食を切り上げ、いつもなら、だらだらそこに座っているのだが、この日はさっさとトイレに行き、フォルテオを注射した。

すると、今度は部屋に戻って、何かしているので、デイに行く支度をしているのではと思っていたら、手袋をして、コルセットを持って出てきた。

そして、ベルトをはめる時に爪が痛くてはめられないから、手伝ってほしいと言ったのだ。

コルセットは、右前にねじれるように曲っているBこさんの体幹に合わせて、腰骨から脇のすぐ下までの堅いもの。ねじれているため、右だけコルセットも複雑にねじれていて、前に2つ大きなベルトがあるのだが、それをセットするには、前中心を広げて、背中からはめなくてはいけない。

ところが、何度も言うようだか、右だけ前にねじれたようになっているので、広げるのがむずかしい。というか、もともと広がらない堅いものなんだから、それを、体の動かない人に、一人ではめろって事が土台無理なことなのだ。

位置も少しずれただけでも、はまらない。

そして、幅広のベルトははめる金具も幅広でしかも、ベルトを通す隙間がとても狭い。ぎりぎりベルトが入るぐらいの隙間しかない。セットすると、前かがみのBこさんからは見えないし、しかもベルトはマジックテープで留めるようになっているため、マジックテープが服や下着に絡みつき、ベルト通しに通すのは至難の業。

シャツだけ降ろし、その上にコルセットをはめ、パンツは上にかぶせないと、とても用も足せない。

その都度、あまったマジックテープの止めるところが、上の服にもひっかかり、セーターやカーディガンなんぞ、あっちへひっかかり、こっちへひっかかりと、こりゃ大変なことだ。

とても一人では装着は出来ない。

それでも、この日はBこさん、デイのお試しの日だからか、必死なんであります。

なんとか、装着し、ズボンを引き上げたが、ズボンのファスナーはまったくしめられず、(少しでも上げられれば、止まってはいるんだろうが)1歩動けば、落ちてしまう。

Bこさんはこれでもいいと言ったが、デイは9時15分のお迎えから帰りは4時過ぎで、最近のBこさんの外出の時間から考えると、超ハードな日程。

「今日はいいにしておきますか?これじゃあ、大変ですよ。今度ズボンをなんとかしないとねえ。」

と、じゃあ、前のコルセットをしていくと言いだし、

「そうだね、しないより、よほど安心だよね。そっちも、しているのは大変だけど、頑張って一日はめててみようか。」

「そうする」と今までのコルセットも殆どしないなかったのに、しなくてはと思ったらしい。

そして、デイのお試しが無事にしかも、とても楽しかったとの事で、機嫌もよかったが、次の日の、フォルテオの注射の見守り後に、

「コルセット頑張ってする。」と言いだした。

今までのBこさんでは考えられなかったことだ。

なんでも、デイで、一緒になった人で、やはり腰椎骨折の人がいて、その人は始めは大変だったが、そのうちにはめたまま寝てしまうという、ツワモノがいたんだそうで、

「3ヶ月頑張る!

いやさ、ついぞ、Bこさんから、頑張るなんて言葉を聞くとは思わなかったんで、感動~~でございました。

その、「頑張る」気持ちになった理由。それはまた別記事で(@^^)/~~~

いやあ、大きな1歩を踏み出したBこさんでございます~~~。いかったいかった(*^^)v