曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさん、ついに歩行が…せん妄が…その5

2016年06月13日 | 介護

下痢による脱水から、ただでさえよろよろのBこさんですから、もうもう、本当に足が前に出ない。自分の体を支えることが出来ず、食事中もこんな感じ

歩く速さが尋常でなく遅いので、物置から勝手にBこさんが昔買ったカート(たぶん7年前ぐらいじゃなかったかな?おデパートでお買いあげも、ああだこうだいい、結局お蔵入りしている。もう一つ新しいものも、おデパートでお買い上げを、2年ぐらいたってやっと、今外出時のみ使用=それこそおデパートに出かけるとき、それを使うことを条件に連れて行く)を、家の中に入れて、使わせてみた。

「これ?誰が買った?」と、Bこさんもオットも覚えていない様子。私は今まで入ることのない、物置の奥の奥に入っていたが、この際、強行突破であります。

多少、時間はかかるものの、それでも杖歩行よりはよほど早い。1センチほどの段差なら、Bこさんでもなんとか乗り越えられる(というか、段の上に乗れる=今まではまたいでいたがとてもとても跨ぐどころではない)。かなり抵抗はしていたが、もうそんなことは言ってはいられないというのも、本人も観念した模様であります。

が、しかし!

紙おむつというか紙パンツは、一向に使う気配なし。

相変わらず、パンツのすそゴムを切って履いている、ずるずるパンツにパットをあて、上からズボン下にズボンをづるづる履いて歩いているのであります。

だってね、途中で何度もズボンが落ちてくるんですよ。歩くときは停めとけツウんですけど、外しておかないと間に合わないとかのたまって…。ただでさえカメより鈍い歩みですよ。揚げようとすると「いい!」とか言って、重みでパンツも落ちてくるわけでして、汚れたお尻をハンケツという(@ ̄□ ̄@;)!!

当然その辺も汚れるし、家じゅうもんもんとした匂いで満ち溢れ(文字通りあふれかえって、外から家に近ずくと、え~?どこの家の臭い?うちじゃん!((+_+))

いやあ、ほんとに鼻が曲がっちまったぜえ。

もちろん、Bこさんだってものすごいことになっているわけでして(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

ほんと、往生しろよって思いましたよ。

もう仕方ないじゃないですか。

もう、いやでも身を任せにゃ、どうしようもないんですが、相変わらず一番遠い部屋でご就寝(ひとりで!)さらにあふれかえった汚物いや失礼!お衣装などが、始末できずにあるのに、それをオットにも手を付けさせず、自分でやると…。

オットもさすがに鬼の形相。食事だって正直食べたいとはこっちは思えない。そんな中

「フライを食べる」ですものね。

当然ですね、栓がなくなったお尻のほうはツーカーになり、ダダ漏れですわ。

そして、紙おむつをしないまま、その晩が暮れて行ったのであります。

一晩中、がたごと言ってはおりましたが、行っても「大丈夫だ」の一点張りなんでほおっておきましたのさ。

そして、早朝の叫び声でさすがに出て行かざるを得なくなり…。

せん妄状態のBこさんと、その状態に混乱(錯乱と言ったほうがいいかも)するオット。

その二人の対応やいかに~~~次はいよいよ「せん妄」の様子です~~。

結構、怖いぞお~~と言っても、自分だってそういうことになるだろしねえ、それが一番恐ろしいかもゾゾ~~

 

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Bこさん、ついに歩行が…せん妄が…その4

2016年06月13日 | 介護

今までの自分では「介護」と思っていたのはほんのさわりに過ぎなかったのだと、実感させられた今回の事ですが、(ということは今は安定期にはなっているということですが)暗雲というよりも、いきなりどジャブリというところでしょうか?

それでも、私はもう15年前に実家の父を、長い闘病の末おくっていますし、オット父Gオさんもおくってますし、実家母も何度も入院手術リハビリに付き添ってきました。介護認定なども私がやってきていますし、それなりに、調べてもいますし、いずれBこさんが動けなくなることは、十二分に覚悟をしていました。

そして、たった一晩で人はまるで別人のようになってしまうことも経験してきました。

が、しかし、ぼんぼんのお気楽なオットは、わかっているようで全く分かっていなかった。

ようやく連れて行った病院で即、診察室に入れてもらい、検査だのお尻のほうを見てもらい、そして、点滴の処置に入りました。

いつもは付き添うのですが、この日は即、処置室に一人で入れられ、何やら処置を受けておりました。

半分は「大したことはないだろう、いつもの事だ」半分は「いや、今回は容易ならないぞ」の思いが交錯する中、診察室に呼ばれ、Bこさんは点滴を受けているとのこと。

あ!この後は、イエロー一色に染まりますが、それでもよろしい方のみ、お読みくださいね。

 

 

 

 

病状は

腸炎。かなり白血球の数も増え、それが原因の下痢で、痛みもかなり強かったはずとのこと。

しかも、本人が「便秘」と言っていたとおり、固い便が大量に詰まっており、来院時は便の間から粘液状の便が出てくる状態。今便は掻きとって、傷に中から薬を塗ってあるところ。点滴には抗生剤を入れて行っていること。

年齢的にもこの状態が続くのは危険なので、明日朝もう一度点滴に来てもらって、場合によっては入院を勧めるとのことでした。

便をかきとったことで、塞ぐものがなくなったため、液状の便が垂れ流し状態になるやもしれぬとのことでした。

実は、玄関ではまってしまったのは、ここ!

頭がもう体が二つ折りになったかと思うほど、前に垂れてしまって、膝の位置、しかも、右に傾斜しているので、まず、右に頭を突っ込みます。しかも下の部分。

そして、戻ろうと回転してしまったので、さらに

 

 お尻が後ろにはまり、写真だと広く見えるかもしれませんが、手すりの下のバーは、60センチぐらいの高さなので、逆に私がかがんでも届かないようなところにすっぽり入ってしまったんです。その時は、よく、ベットの安全柵に頭を突っ込み窒息の文字が浮かびましたよ。

たぶんはまったことを理解していなかった、Bこさんは自分で強引に向きを変えたので、偶然、頭が抜けたのですが、どうしようかと思いましたよ。

とりあえず、病院になんとかたどり着いたものの、私は今目の具合がよくなくて、手術待ちの身。夕方の運転はどうよって状態なんです。それもあり、帰り、Bこさんを連れてひとりで帰る自身もなく、とりあえず今の状況をオットに連絡。

さすがに、迎えに来てはくれたのですが、ぶそっとしたまま、待合室で腕組みをしたままふんぞり返っております。

どうやら、ここへ来る前に家により、その惨状を見てきたもよう。

落ちていた便も汚れていたトイレもきれいにしてきたそうな。

が、匂いはどうしようもなく、憤然としていたようであります。

なんとか、二人がかりで家に連れて帰り(Bこさんには詳しいことは一切しらせず、ましてや、入院するかもなんてことはシークレットでございますよ)

とりあえずあり合わせで(Bこさんはおかゆしか食べれないし)夕飯を作り、オットの前に昨日Bこさんが手を付けなかった、エビフライを置くと、

「これ、わたしん食べる」と手を付けようとして、慌てて取り上げるという。

「え?わたし食べちゃいけないの?」

「はい、しばらくおかゆにしておきましょう。そして、薬は必ず飲まないといけないのがあるので、とりあえず3日間は、いやでも飲まないと駄目ですよ。」

でも、先生は相当おなかが痛いはずというのに、こんな、傾きながら

ごめんなさいね、個人情報保護の為、いろいろ加工してあるので、わかりにくいですけど、真正面に見たところです。手前のご飯とみそ汁は完食。さらに

斜めりながらも、ゆでたジャガイモ、約1個分を食べております。

こんな格好で食べるのもすごいし、食べるのもある意味恐ろしい感じがします。

もちろん、今までは斜めにはなってましたけど、ここまでは行きません。

そして、「下痢」ということがどういうことなのか理解していない風であります。

フライを食べようあるいは、食べられると思うところも困ったもんでして、さらにオットも食べちゃダメなのかみたいな反応なんで。

もちろん、腸炎を起こしながら大量に食べれば当然下るわけで、この後さらに下りの特急は速度は加速させていくのでありましたあ。

くちゃあ~~いお話し、さらに続きます。(いやあ、ほんと、入院予定日、日延べしておいてよかったわあ(^_^;)

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