ついにBこさん、全面的に車いす？

Bこさんの歩行問題は、書き飽きた感がありますが、毎度、更に歩行が！とか更に遅くとか書き連ねてきましたが、ついについに、家の中でカートを押しての歩行は出来なくなりました。

つうかとっくにできなくなってたんですけどね、病院とか連れて行く時に車いすに乗せるまでが大変だったり、車いすだと入れないところがあったりするので、Bこさんは自分で「カートの方が楽だ」とか「人に迷惑を掛けない」だの言っておりましたが、とてもとてもカートでの歩行を家以外でさせるわけにはいかないぐらいの、速度と不安定度です。

何度か夜間に歩けなくなって大騒ぎして、それが連日になったところで、車いすを家の中でも動かせるコンパクトなものに替えました。と言うか介護保険で借り換えました。本人は「まだいい」とか言ってましたけど、こちらはいざっとなったら家の中でも車いすで移動させる算段でおりました。

で、昨夜、（その2週間前から日に日に歩行が不安定になり前に足を出すことが出来ない、どうかすれば下がって行ってしまう）夜（ポータブルトイレにするように言ってあったのに）トイレに出てきて用を済ませた後、全く身動きが出来ず、とにかく立つことが出来ない。なんとかカートだの、手すりだのをつかんでいるものの、わなわなしてしまっていて、腰は完全に後ろ、右足が大きく内反足となり、足の甲が下に向いて捻じれてしまったまま。後ろから抱えるもオットでも支えきれず、ドタンバタンしているだけ。

しかたなく、わたくしめが後ろに回って交代。つうてもオット、一緒に抱えるでもなく、とっととソファーに座って腕組みして頭から湯気状態ですわ。

抱きかかえてとにかく立たせようと思っても、本人完璧パニックですわ。

「とにかく、落ち着いて。ここを持てば大丈夫だから。」と言うのに、腰砕けの腰が私の膝の上にもたれかかったまま、カートを前輪をあげて、なぜか大きくわなわな揺らすBこさん。

「いったん、カートを置いて！床に置く！なぜそんなカタカタ揺らすの？」

「だってだって！」

「だってじゃない、兎に角、置く！置くの！落ち着いて！置いてそこに！」

一度床に前輪を付けるも持つとまた前輪をあげてがたがた自分で揺らすBこさん。何をやりたいんだ！って感じですよ。

「ほら、一旦しっかり立って。まず、立つ！立つの！まだ歩かない！立つ！立って！立たなきゃ歩けないでしょ？立って！」

「だって足が足が！○○先生のとこなら親切に診てくれるだよ～！」

「とにかく立って！まっすぐ立って！」

と言うも腰は私の膝の上～～。

「じゃあ、このままでいいから、カートを置いて！置いてから両手で持って！何で他を持つの？カートのここを持つの！いい？持つまで先に行かないよ。

立って！しっかり立って！私が後ろにいるから、ひっくり返らないから、言うこと聞いて！」

「だって足が足が！」

「わかったから！」

足でBこさんの足を押し、両手でほとんど羽交い絞め状態で抱え込み～～の、何とかソファーに「なんで座るの？歩く！」とか喚くBこさんをほおりこみ！

振り返りざまオットに「なんでそこで踏ん反り返ってるの？一緒に運べばいいでしょ？自分が運べないのになんで私一人で出来ると思う訳？」とお説教！

足のサポーターをしないで歩こうなんてもうできないんですよ。そもそもサポーターではなく固定具と言われていたのを、サポーターで手を打ったのに、そでもろくにしないでいて、○○先生が親切？どの先生の事？

どうやら掛かりつけ医の紹介で掛った病院のことを言っているらしい。結局そこから掛かりつけ医に差し戻しになったんですけどね、もう何年も前に一度きり掛った先生ですわ。

足のしびれをとる薬を塗れば治ると宣うBこさん。そんな薬ありましたか？

「これだよこれ！」と出した薬は保湿剤。傷の所には塗ってはいけないと言われている奴でございますよ。毎回、傷のところは駄目と言われているのに、塗っております。まあ例えば踵とかカサカサしたところならいいんですけど。じくじくしちゃうから指の間とかはダメ（水虫に長年かかっていた為、爪も見事に変形しております。）と言われているのに、たっぷりお塗りになっております。オットが！塗るつうよりもチューブで　にゅ～と出して、塗りもしないそのままであります。

だいぶ足も浮腫んでおりましたですよ。内反してさらに浮腫んでいるから、余計に足首は曲がりませんわな。いや内側には曲がっているんですけど、そのまま固定状態ですよ。

「とにかく、トイレはもうねポータブルでしなくちゃだめだからね。夜中にこうなっても助けに来れないよ。そうしたらどうする？」

オットは横から「もう家じゃあ面倒見れねえ！」とブチ切れております。

オットよ甘いぜ！デイにも行きたがらない人が施設に入ると思うか？そもそも空きがあると思っているのか？甘いねえ～。

「いいんだ、もう金の事は言ってられねえ。もう入れる！」

ま！私は入ることはないだろうと思ってますよ。あなたね、Bこさんをデイで入浴させるのに何年掛かったと思っているんですか？ですよ。そんな人が進んで施設に入りますか？誰の作ったものでも何を出しても文句しか言わない人が、出された食事が気に入ると思いますか？なんでもかんでも文句しか言わない人が、自由にならない生活を我慢できると思いますか？

だったら、とっくに部屋だって移動してますよ。食事の椅子だってとっくに取り換えられていたんじゃないですか～～？

落ち着いたところで、わたいは、お風呂に行っちまいました。

その間にオット、業を煮やして、外用の車いすを拭きもしないで家の中に入れ、そのまま部屋に連れて行った模様。

まあ、そんなわけで、ついに車いすでの全面的な移動ととなったんで、家具の配置も変え、何とか車いすが移動できるような導線を作り丸一日過ぎましたが、こちらはむしろ楽になりましたね。

今まで、どの部屋もBこさん仕様と言うか、使用と言うか、でで～～んと邪魔にいるので、こちらも過ごしにくいし、自分のことは出来ないですが、かなりの時間自室に入れておく（失礼）事が出来、仕切りも開けておいて見れるようにしたので、こっちのスペースは広くなり、出てきても食事以外は車いすで過ごしてもらうので、コンパクトなんですよ。なんせ、ソファーだったら2人分で、しかも机をすぐ近くに持ってこないと新聞が見れないからと陣取り、TVを見る時はTVの前にでで～～んと、椅子をせり出して座っているので、こっちは通るに通れない状態でしたが、それもなくなって、いつもの椅子やソファーは車いすが通る為に撤去されてしまったので、部屋が広々しましたよ。

こっちに座りたいとか宣っても、オニヨメ、「自分で移動できますか？」と言って、横付するものの、ほったらかすんで、結局そのまま新聞を読むと言うね。自分の部屋は自分で移動できるのに、他は出来ないんだそうです。

じゃ、仕方ないですね～～とほったらかす、よし子がお送りしました。