旗頭山へ山野草を求めて(10月26日)
豊川市江島・新城市八名井地区の境にある旗頭山尾根古墳群。
ここは遺跡も重要な所ですが、山野草も蛇紋岩地帯特有の花が咲く貴重な場所です。
特に秋は山野草が咲き乱れます。
この日も豊川市に用事がありましたので、帰りに寄ることに。
現代のお墓の駐車場に車を停め登っていきます。
この日は浜松ナンバーの車が2台停まっていて1台の磐田市からの方と山野草の話題で話をしました。
ありがとうございました。このブログまた見て下さいね。
周りは、獣避けの柵が設置されていますので開けて入っていきます。
もちろん開けた柵は、しっかりと閉めておきます。
松が生えるぐらいの痩せた土地が広がります。
足元には、ヤマハッカとツリガネニンジン、アキノキリンソウ、ムラサキセンブリなどが咲き乱れていました。
今現在、一番目立つのはヤマハッカ
アキノキリンソウの黄色い花も目につきます。
ヤマハッカ
ヤマラッキョウも一杯咲いている。ヤマラッキョウの数はいつも行く比丘尼の丘より多いかな。
サワヒヨドリの花はもう終わりでした。
ワレモコウも地味ですが咲いています。
青空にツリガネニンジンが映えます。
標高が96.6mですので約70mほど登っていきます。
上に登って行くと途中からムラサキセンブリが目立つようになります。
ムラサキセンブリは、私の知る限り、ここと比丘尼の丘・雨生山にしか生えていないようです。
この時期になるとこの花を求めて遠方から大勢の愛好家が来ます。
ヤマハッカ
ツリガネニンジン
アザミの仲間
古墳と本宮山789.3m
6~7世紀の豪族達が眠っています。
ここが旗頭山山頂96.6m
山頂古墳から見た本宮山
ここへ来ると、1400年前の人間も同じように山や平野を見ていたんだなと思いが起きます。
南西には、三河湾から東三河平野が一望
光っているのが三河湾の豊橋港あたり
北東には、中央奥、霊山鳳来寺山695mとその左に宇連山929.7m
右端奥に南アルプス、冬になれば真っ白な頂きを見ることが出来ます。
ヤマハッカと本宮山
山頂まで来て帰りは、この白花のヤマラッキョウを探して歩きました。
山頂付近でやっと見つけることが出来ました。
山全体には、多くのヤマラッキョウが咲いていましたが、白い花を付けていたのはこれのみでした。
丁寧に探せばまだあったかも?
ツリガネニンジン
秋の山野草は、なぜか紫色の花が多いですね。
アキノキリンソウ
ムラサキセンブリ
夜空の星のようです。
本宮山をバックにムラサキセンブリ
サワヒヨドリ
ヤマラッキョウ
旗頭山尾根古墳の下には現代のお墓があります。
この山は、豊川市や豊橋市方面から道路を走っていても草木の少ない山が見えます。
旗頭山へ秋の山野草を求めて登りました。
ちょうど見頃で秋の青空の下、堪能。