今朝、友人のSが亡くなったとのハガキが届いた。。。。
私より7歳年上の、仕事友達&遊び友達だった人だ。
以前、横浜のアート&ライブ情報誌を発行していた頃に知り合い、エッセイを書いてもらったのがお付き合いの始まり。
たまたま出身地が大田区南馬込と品川区中延と近かったこともあり、なんとなく気が合って、横浜のライブハウスを中心にあちらこちらと一緒に歩き回ったものだ。
その頃、多い時は、1週間に2〜3回。日によっては2〜3軒のライブをはしごして、最後は伊勢佐木町のバーで日付が変わるまで。。なんてことをやっていたのだ。
音楽評論家だった(ライナーノートを書いたカントリーのCDも数知らず)彼と一緒に横浜の関内や野毛、本牧、時には鎌倉などのライブ(主にバー)を周り、カウンターに座って飲みながら、昔の本牧の話やアメリカンミュージックに関するいろいろなことを教わった(ほとんど彼が一方的に喋りまくり)。
そうえいば、当時本牧埠頭にあった、古いバスを改造したバー(『ジャックナイフ』だったかな〜??)を探し歩いて、人気のない夜の埠頭をウロウロしたこともあったっけ。。
やっと辿り着いて「いらっしゃい!おめでとう!」。
情報誌には載せない、来たい人は自力で自力で探してね、って感じの店(バス・バー)であった。
ある昼間、取材で本牧あたりを一緒に歩いている時に、バスバーで働いている男の子が、バスが停車(?)している岸壁で日光浴をしているのに遭遇。
「いいなぁ〜!」
「自分でも、こんなことやっていていいんだろうか?と思いますよ〜」。
キラキラと日差しが水面に反射して、岸壁に止めた船が風に揺れて・・・幸せな時間が、そこに見えるような気がした。。
それほど前の話ではないのに、なんだか遠い昔のような気がする。
東京っ子の粋と反骨心があって、同時に、横浜の遊び上手な中高年を体現していた人だったなぁ〜。。
4月に、入院している病院にお見舞いに行ったのが、最後のお別れになった。
会いたい人には、会える時に会っておいたほうがいい、と、年々切実に感じる頃となりました。