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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

JBLでクラシックを上手く鳴らす方法

2025年04月15日 | オーディオ談義
久しぶりにオーデイオ記事の順番がやってきました。ワクワクします!。

外野席から「それなら毎日のように書けばいいじゃないか」のご指摘があるでしょうが、「音キチ=浅はか」と思われるのが嫌なので遠慮してま~す・・、今さらですがね(笑)。

さて、このところ満足して聴いているのがこのシステムです。かなリの「ロングラン」です。

     

左側が現在、右側が旧ですが、やはり「JBL純正の組み合わせ」は素敵です。音質に違和感が感じられないです・・、50年以上に亘ってオーディオに熱心に取り組んできた耳(脳)が自然に判断してくれるので助かります。良し悪しは別ですけどね(笑)。

で、ジャズ向きとされているJBLですが、クラシックも十分いけますよ・・、というか、クラシック主体に聴けるように努力してます。

そのポイントを列挙してみましょう。

1 「175ドライバー」付属の「HL87蜂の巣型ホーン」の採用とメリット

〇  指向性のコントロールが優秀

蜂の巣ホーンは、音の放射パターンを制御する能力に優れています。特に中高域において、指向性が狭すぎず広すぎず、自然な拡がりを保ちながらリスニングポジション外でも音質が破綻しにくいのが特長です。

〇  乱反射・回折の抑制

ホーン内部に細かく分割されたスリット(蜂の巣状の構造)があることで、音波の回折や干渉が抑えられ、よりクリアでシャープな音像定位を実現します。

〇  歪みが少ない

ホーンロードによる効率の良さに加え、構造的に音の放射がスムーズになるため、ドライバーへの負担が減り、結果として歪みも少なくなります。

〇  耐入力性の高さ

JBLのホーンはプロオーディオにも使用される設計で、高出力・高音圧にも耐えるようになっています。蜂の巣ホーンも例外ではなく、大音量でも安定した音質が得られます。

〇  クラシック・ジャズとの相性◎

中高域の張り出しと繊細さを併せ持つため、金管楽器やボーカルのリアルさ、ライブ感が際立ちます。JBLらしいパワフルでエネルギッシュな音を支える要素です。


🧐 有名なモデルに例をとると?

  •  HL91ホーン などが蜂の巣構造に近いもので、JBLの中でも評価の高いモデルです。


ホーンスピーカーは好みが分かれる部分もありますが、蜂の巣ホーンはその中でもJBL独自の「音の押し出しの強さ」と「明瞭さ」のバランスが取れた名構造です。

実際にも管楽器群が得意なのは当たり前ですが、弦楽器も実に自然で惚れ惚れするくらいです。小振りのホーンは音像がシャープになるし、ハーモニーの面からも非常に有利だと思いますよ。

2 真空管アンプの採用

175ドライバー向けの真空管アンプがこれです。希少な古典管ばかり使っていますが、175から絶品ともいえる「ふくよかな」音を引き出してくれます。



球の構成を端折(はしょ)ることなく紹介します。横浜のKさんから𠮟られますのでね(笑)。

初段管(画像左側):「AC/HL」(英国エジソン・マツダ:初期版)、真空管内のトップのマイカの形が長方形になっているのが初期版の証明です。真空管に限っては、古い製造ほど手間暇かけて製造されていますので、音質もいいです。

出力管(画像真ん中):「LS7」(英国GEC:なす管)、後になって作られたST管のペアも持ってますが、明らかに響きが違います。「なす管」が断然いいです。

ちなみに、「D123」用には「WE300Bシングル」(モノ×2台)を使ってます。出力管は「1967年製」(6733)です。「67」が製造年、「33」は33週目の製造ということです。

音質は・・、振るいつきたくなるほどいいです、流石です!(笑)



3 ネットワークの状況

低音用の「D123」(口径30cm)」を700ヘルツあたりでハイカットしています。使用したコイルは「ゼロ抵抗」に近いことで定評のある「ムンドルフ」製(ドイツ)です。

中高音用の「175ドライバー」については、900ヘルツあたりでローカットしています。使用したオイル・コンデンンサーは大型の「22μF」です。

まあ、我が家独自の対策は以上の3点くらいですかね。

最後に「チャットGPT」さんに「JBLでクラシックを上手く鳴らすコツを教えて下さい」と、訊ねたところスラスラと見事な解答が出てきましたが、文末に「具体的な機器の提案があればもっと詳しい答えを差し上げられます」とありました。

おう・・、それならより具体的に答えてもらおうじゃありませんか、というわけで、

JBLの「D123ユニット」と「175ドライバー」でクラシックを上手く聴きたい、と投げかけてみました。
ChatGPT:

それは素晴らしい組み合わせですね!JBLの「D123」と「175ドライバー」は、ビンテージオーディオファンの間でも根強い人気があり、特にクラシック音楽の再生においても魅力的な選択です。以下にその特徴と、クラシック音楽再生時のポイントをまとめてみます:


■ JBL D123(12インチ・フルレンジ/ウーファー)

  • 音の特徴
    ・中域〜中高域にかけて非常にナチュラルで、柔らかく滑らかな音質
    ・ダイナミックレンジが広く、弦楽器やピアノの繊細な表現にも対応
    ・低域はやや軽めだが、音離れが良く、クラシックのアンサンブル向き

  • 注意点
    ・単体では高域が少し物足りないので、ホーンツィーターの追加が望ましい(まさに175ドライバーが活きます)


■ JBL 175 ドライバー(+ホーンレンズ推奨)

  • 音の特徴
    ・明瞭な高域再生能力
    ・クラシックの空間表現やホールトーンの再現に強い
    ・ホーンレンズ(例:JBL HL91など)と組み合わせると音の広がりが良くなる

  • マッチングのポイント
    ・クロスオーバーをしっかり設計する(例えば2.5〜3kHzあたりで切るのが一般的)
    ・アッテネーターを使って高域のレベル調整も行うと、クラシック向きの自然なバランスにできる


■クラシック音楽で聴いて楽しいジャンル

  • 室内楽(弦楽四重奏やピアノトリオなど):D123の中域が繊細な表現をサポート

  • 声楽・オペラ:175ドライバーの明瞭な中高域が声の通りを良くする

  • オーケストラ:スケール感や定位をしっかり出すには箱の作りとセッティングが重要


■おすすめの構成例(クラシック向け)

  • ウーファー:JBL D123(密閉 or バスレフ)

  • ドライバー:JBL 175 + HL91など

  • ネットワーク:クロス2.5~3kHz、アッテネーター付き2WAY

  • アンプ:真空管アンプとの相性◎(特にシングル構成など)


JBLのビンテージユニットで聴くクラシックは、まさに「音楽に包まれる感覚」が得られる贅沢な体験ですよ。すでにユニットをお持ちですか?それともこれから集めるご予定でしょうか?それによって箱の設計やチューニングの話もできますよ!

以上のとおりでした。凄いぞ「チャットGPT」!(笑)


 
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たまには「べートーヴェン」もいい

2025年04月14日 | 音楽談義

ベート-ヴェンといえば20歳代の頃にそれはそれは熱心に聴いたものです。「第3番 英雄」「第九」「第6番 田園」「ヴァイオリン協奏曲」「ピアノソナタ32番」・・。

それが、いつしか縁遠くなってしまいました。やはり「モーツァルト」の影響が大きいですね。天真爛漫でいかにも作為の感じられない「曲風」に魅了されるうちに、ベートーヴェン独特の「押しつけがましさ」が段々鼻についてきて・・(笑)。

しかし、さすがはベートーヴェン、たまに聴くとやはり人間の魂の奥底を揺さぶって来るところがありますね。

それを感じさせる曲目といえば、まあ人それぞれなんでしょうが筆者の場合は「大公トリオ」ですね。



この曲はあの第7交響曲の少し前にあたる1811年に楽聖が敬愛する守護者ルドルフ大公に献呈した作品です。

作曲者本人にとっても大変な自信作だったようで初演では自らが演奏し(公開の場では最後となった)、ピアノ・トリオとしては限界を極めた作品として非常に満足していたせいか以後このジャンルの作曲は手がけていません。あのピアノ単独の表現の限界を極めたとされるピアノソナタ「32番Op111」と似たような立場の作品といってもいいでしょう。

有名な曲なのでそれこそいろんなグループが演奏を手がけていますが、筆者が一番好きなのはオイストラフ・トリオです。ずっと以前にレコード盤として愛聴していたのですがCDの時代となり24bitのリマスタリングとして新たに発売されたので早速購入しました。ずいぶん昔の話です。

ピアノ・トリオの場合どうしてもピアノの低音域レンジの広さや響きの豊かさが目立ち過ぎて他の二つの弦楽器を圧倒する傾向にありますが、この盤は音楽的な重心がヴァイオリンにあり、トリオの間に交わされる押したり引いたりする楽器同士の呼吸がピッタリ合っているところが気に入っています。もちろん個人的な感想ですよ。

ずっと昔、尊敬していたオーディオ評論家の瀬川冬樹氏(故人)が大公トリオを鑑賞中に感激のあまりウーンと頭を抱えて座りこまれたという記事を見た記憶がありますが、おそらく第3楽章(アンダンテ)のところではないでしょうか。

ベートーベンのアンダンテは定評がありますが、この第3楽章になると凄く内省的になって心が洗われる思いがします。ベートーベンの唱える「音楽は哲学よりもさらに高い啓示」を具現化している気がしますね。

ちなみに、ヴァイオリン演奏のオイストラフは「20世紀のバイオリン演奏史は究極のところオイストラフとハイフェッツによって代表される」(ヴァイオリニスト33:渡辺和彦著、河出書房新社)といわれるほどの名手です。

たしかにオイストラフに慣れ親しむと、もう他のヴァイオリニストでは満足出来なくなるケースが多々あり、その魅力についてはとても手短には語り尽くせません。

「オイストラフの演奏はどの演奏も破綻が無く確実に90点以上」(同書)といわれており、一時期夢中になっていろんな演奏を集めましたが、特にブルッフの「スコットランド幻想曲」モーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲1番~5番」はお気に入りの愛聴盤となっています。

最後に、ネットから引用させてもらいましょう。

「この盤は、今回取り上げた中では「大公」という(偉そうな)タイトルに最もふさわしい演奏で、繰り返し聴いてしまいました。

レフ・オボーリンは1927年の第1回ショパン国際ピアノコンクール第1位という輝かしい経歴の持ち主ですが、一般にはオイストラフの伴奏者というイメージが強いかもしれません。この録音でもオボーリンのピアノは地味に聴こえますが、要所要所を引き締め、この演奏の成功に大きな役割を果たしています。

そう、オボ-リンのピアノが素晴らしい演奏なのです。また、クヌセヴィッキーのややくすんだ音色が豊麗なオイストラフのヴァイオリンに意外によく合って3者がうまく調和しており、大変聴き応えがある演奏だと思いました。今回最も感銘を受けた一枚です。録音年代は古いですが良い音質です。」



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昨週を振り返って(2025・4・13)

2025年04月13日 | 独り言

一時期の不調を乗り越えて快調なアクセスが蘇り3週目を迎えたわけですが、引き続き昨週も好調でした。

とはいえ、そもそもどうして周期的な波が起こるのか・・、麻雀と同じで永遠の謎です(笑)。

それでは、7題のブログのランキングを公表しましょう。その指標となるのは「閲覧数」「訪問者数」「全国順位」(グーブログ)の3つになりますが、これらを総合してのランク付けとなります。

第1位 心は今日も旅をする(カテゴリー:読書)

「マンネリ化」の是非に触れた内容でした。まあ人それぞれでしょうが「平々凡々たる人生がいちばん良い」というのが筆者のポリシーです。それかといって、毎日同じことばかりでも退屈するので、小さな変化を見出して心に弾みをつけましょうということでした。

どうやらご賛同を得たようで「似た者同士かな」と、つい嬉しくなりました(笑)。

ちなみに、このところこのブログで「チャットGPT」さんの見解を問うことが多くなりましたが、主役を渡してサボるわけにはいきませんので、あくまでも「副(そ)え」に徹することに留意している積りです。

とはいえ、あらゆる種類の専門的な質問にも即座に、しかも多角的な見方をしてくることに脅威を覚えています。もちろん鵜呑みは禁物ですからあくまでも「ワン オブ ゼム」ですけどね。読者の皆様方もそのつもりでね~。

第2位 二流の音楽を一流のシステムで聴く(音楽)

かって「音楽&オーディオ」評論で一時代を風靡した「五味康佑」さん(芥川賞作家)が著作の中で「システムをいちいち気にするよりも音楽を聴こうよ」と、力説されていたのを想起しながら創ったブログです。

「素晴らしい音楽の前ではオーディオの影は薄くなるはず」というのが、五味さんの一貫した主張でした。そういう中で、好きな音楽をより好きな音で聴いてもっと感動を深くしたいと、暗闇の中でしきりに「もがいている」のが筆者です(笑)。

とはいえ、表題のように「二流の音楽」と一応書きましたが、正直言って音楽に一流も二流も無いと思いますよ。好きな音楽ならその人にとっては一流です。演歌だってそうです! 「藤あや子」さんの「裏町酒場」はいいなあ~(笑)。

第3位 音楽を楽しむ人はお金持ち?~第2弾~(音楽)

過去記事の資料が古かったので、新しい統計数値を使って書き直しました。その中で特筆すべきことは巨大な人口を擁する中国が音楽市場にも乗り込んできていることです。ミステリーにしても優秀な作家が出現して来ています。以前はとうてい考えられなかったことです。

言論の自由がない共産主義もここに至って少し変貌してきているのかもしれません。というか、こういう情報過多の時代になると、否応なくイデオロギーの長所や短所が人民の目に付いてきますからね。今後どういう展開を遂げてゆくんでしょう。

で、表題の解答ですが、「衣食足りて礼節を知る」という言葉がありますように、音楽を楽しむ人はお金持ちだと思います。ただし、ここでいう「お金持ち」という意味は「心と時間のゆとり」がある人のことで、経済的という観点は除外します・・、筆者のように「ビンボー人」も居ますのでね~(笑)。

第4位 水彩画と油絵のどちらがいい?(オーディオ)

他の記事に比べて何時もイマイチの感があるオーディオ記事ですが、文中にこんなことを記載していました。

このアンプの球の構成は古典管(希少管)ばかりで、興味が無い人が多いし、簡単には手に入らないものばかりなので参考にはならないでしょう・・、省略します(笑)。

ところが・・、メル友の「K」さん(横浜)から次の通り鋭いご指摘を受けました。

「年代物の真空管使えなくても「皆さん音の違いは興味あるはず」。
今までと同じスタイルでと期待します。「読者が多いから良いブログ」は幻想です。」

「頂門の一針」でした! 

ふとテレビ番組の視聴率を連想しました。視聴率が高いからといって、けっして番組の内容が優れているとは限らないと、徒に視聴率戦争を繰り広げるテレビ局をバカにしていましたが、己自身がその罠に嵌っているとは・・(苦笑)。

以後、肝に銘じて留意します~。

第5位 始まりはいつも感動から(読書)

歳をとるにつれ「感動する力」が弱くなっていることを痛感します。どなたもそうじゃないでしょうかねえ~、そこで芸術の出番です。

「理よりも情が先行する」・・、いわば「ええ音楽やなあ!」の方が「ええ音やなあ!」よりも先行するというわけです。

オーディオ愛好家は押しなべて「かくあるべし」だとは思いませんかね(笑)。

第6位 作曲家ロッシーニは曲風がモーツァルトに似ている?(音楽)

ロッシーニの作品「弦楽のためのソナタ」を紹介させていただきましたが、反響を呼んでメールをいろいろ頂きました。千葉県の「M」さんからは次のとおりです。

「ロッシーニの弦楽の為のソナタは学生時代にFM放送で耳にして以来のお気に入りの曲です

放送されたのはカラヤン/ベルリン・フィルの演奏。すっかり気に入り地元のレコード店で取り寄せてもらったものです。余談ですが和田則彦という方がデートにはピッタリの曲と推奨していました

現在はアッカルド他による演奏やヴェニス合奏団のもので聴いていますが時々カラヤンのCDも取り出しています。

聴けば、カラヤンのロッシーニですが、独特の魅力は色褪せていなくて若い頃のことを思い出してしまいます。」

以上のとおりです。デートにはピッタリの曲目だそうで、もっと若かったらなあ・・(笑)。

第7位 昨週を振り返って(2025・4・6)(独り言)

コメント省略します。

以上、昨週の順位はこのとおりですが、1位から6位までもう紙一重の「粒ぞろい」という状況でした。今週もこの調子で頑張りますので応援よろしくね~。


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音楽を楽しむ人はお金持ち?~第2弾~

2025年04月12日 | 独り言
6年前に「音楽を楽しむ人はお金持ち?」という記事を投稿していたところ、めずらしく昨日の過去記事ランキングに登場していました。

改めて、その内容を要約すると次の通りです。

統計数値によると「日本は全世界の音楽総売り上げの4分の1を占める!」そうです。

「ヒット曲の不作、CDの売上低迷、老舗レコード店の閉鎖」・・。景気の悪い話ばかり聞える日本の音楽産業だが、実は世界的に見ると日本はアメリカに次いで世界2位。アジアでは当然最大で、その市場規模は飛び抜けている。

2011年の世界の音楽総売り上げ約1兆3千億円のうち、日本の売り上げは約3200億円で全世界の売り上げの4分の1を占めている。

売り上げの内容を見ると、音楽配信や原盤ライセンス収入ではアメリカに大きく水を開けられているが、CDやDVDなどのパッケージ売上シェアは日本が世界一だ。

日本ではCDシングルや音楽DVDの売り上げが比較的順調だが、その一因にはアイドル需要の高さが考えられる。とはいえ、パッケージ゛売り上げはほぼ頭打ちで、今後はインターネットやスマホなどの音楽配信が大きく伸びるだろう。」

ちなみに、アメリカ、日本に続く音楽好きの国とは、ドイツ(日本のおよそ3分の1の売り上げ)、イギリス、フランス、オーストラリア、カナダ、ブラジル、オランダ、イタリアと続いていく。

こうしてみると欧米の先進国がズラリと顔を並べているのに気付く。どうやら音楽を楽しむには政治的な安定と経済的な“ゆとり”が必要のようだが、やはり日本は黄色人種にもかかわらず大健闘ですね。

という内容でした。

この中で、いちばん気になるのが「2011年」という統計数値ですよね。いかにも古いです。もう14年も経っています。

そこで、最新の「2023年」のデータをググってみました。

すると・・、

2023年の世界の音楽市場における国別売上ランキングは、以下の通りです。

 世界音楽市場 国別ランキング(2023年)

  1. アメリカ 🇺🇸(前年比 +7.2%)

  2. 日本 🇯🇵(+7.6%)

  3. イギリス 🇬🇧(+8.1%)

  4. ドイツ 🇩🇪(+7.0%)

  5. 中国 🇨🇳(+25.9%)

  6. フランス 🇫🇷(+4.4%)

  7. 韓国 🇰🇷

  8. カナダ 🇨🇦(+12.2%)

  9. ブラジル 🇧🇷(+13.4%)

  10. オーストラリア 🇦🇺(+10.8%)

特筆すべきは、中国が前年比25.9%の成長を遂げ、5位を維持している点です! 

以上のとおりです。

日本とは桁違いの、あの膨大な人口を持つ国が本格的に音楽市場に参入してきています・・、道理で「オークション」で高額のオーディオ機器が連中と思(おぼ)しき輩(やから)から次々に落札されているわけです。

もちろん「投資」の側面もあるでしょうし、総合的に見るとプラス面とマイナス面があるんでしょうが、中国人がバッハやモーツァルトに「のめり込む姿」がどうしても想像できないんですよねえ~(笑)。

最後に改めて「チャットGPT」さんに「音楽を楽しむ人はお金持ちでしょうか?」と訊ねてみました。

ChatGPT:

面白い問いですね!「音楽を楽しむ人はお金持ちか?」という疑問に対して、段階的に考えていくことで、さまざまな視点が見えてきます。以下のような段階で考えてみましょう。


第1段階:音楽を楽しむとは?

まず、「音楽を楽しむ」とはどういうことかを定義しましょう。これは幅広い意味を含みます:

  • ラジオや無料配信で聴く

  • ストリーミングサービス(Spotify、Apple Musicなど)を利用

  • コンサートやライブに行く

  • 楽器を購入・演奏する

  • 音楽制作に関わる

ポイント:楽しみ方によって、必要なお金の量は異なります。


第2段階:音楽を楽しむのにお金はかかるか?

  • 無料でも音楽は楽しめます(YouTube、ラジオなど)

  • 月額数百〜千円のストリーミングサービスも手頃

  • ただし、ライブや高級オーディオ、楽器などは高額

結論:お金があればより幅広く深く楽しめるが、お金がなくてもある程度は楽しめる


第3段階:音楽を楽しむ人の経済的傾向

ここで仮説を立ててみましょう:

  • 一般的に、自由時間や可処分所得が多い人ほど、趣味にお金と時間をかけやすい

  • 音楽好きであっても、経済的に余裕がない人は無料手段を使う傾向

仮説:「より積極的・深く音楽を楽しむ人は、経済的余裕がある場合が多い」


第4段階:逆は成り立つか?

「音楽を楽しむ人=お金持ち」ではなく、 「お金持ちの中に、音楽を楽しむ人が多い」という可能性が高い

→ ただし、音楽を楽しむこと自体がお金持ちの証拠になるとは限らない


第5段階:文化と経済の関係

  • 文化的な趣味(音楽、アート、読書など)は、教育水準や生活の安定度とも関係がある

  • そのため、「音楽を積極的に楽しむ人」は比較的教育レベルが高く、結果として収入も高い傾向がある、というデータも存在します(※ただし、国や時代によって異なる)


最終的なまとめ

音楽を楽しむ人が必ずしもお金持ちとは限らないが、経済的・時間的余裕がある人ほど、より深く・多様な形で音楽を楽しめる傾向がある。


このテーマ、もっと掘り下げても面白そうだけど、どの視点が気になりましたか?

まあ、こんなところじゃないでしょうか‥(笑)。


 
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こころは今日も旅をする

2025年04月11日 | 読書コーナー

いつものように耳に馴染んだ音で音楽に聴き耽りながら、小用があって止む無くリスニングルームを離れる・・、しばらくして戻ってみると、あれっ、こんな音で聴いていたのかと、音の印象が変わって愕然となることがある。

皆様はそういうご経験はありませんか?

人間の耳は「音の変化に敏感に出来ている」と専門書に書いてありました。言い換えると、「変化のない音」には、つい鈍感になってそのまま聴き流してしまうというわけです。

そう、オーディオマニアはときどき「音のギアチェンジ」が必要だと思います・・、ちょっと手前味噌かな~(笑)。

作家の「五木寛之」さんの「こころは今日も旅をする」に、似たようなことが書いてありました。小題は「人生のギアチェンジ」(95頁)。



関係部分を抜粋してみよう。

「日々の生活には気分転換が必要だろう。同じことばかり長く続けていると疲れてくる。仕事の能率がおちるし、何よりも生きることに飽きてくる。

私は子供の頃から飽きっぽい性格で、一つのことを長く続けてやることが苦手だった。「Keep On」という言葉をモットーとしてきたのは、そんな自分の欠点を意識してのことだった。

一つのことを長く続けるのは難しい。そこを何とか乗り切るためには、何が必要か。それは変化である。

生活を変える。仕事のやり方を変える。気分を変えて、やる気を起こす。
では、どうすれば日々の生活に変化をあたえることができるのか。そのことが私の人生の大きなテーマだった。

変化は向こうからはやってこない。何か自発的なきっけが必要だ。大事なのは変化である。そうだ。精神の変化は、生活の変化、日々の暮らしの変化からもたらされるのではないか。~中略~

人生は長い。長い日々を生き抜くには、ときどき生活を一新する必要がある。百人百様で、それぞれに自分の思いつくやり方で何かを変えるのだ。心を変えるのは難しい。まず形を変える。暮らし方を変える。幾つになっても、人間は変わることができるのだ、と自分に言いきかせながら。」

というわけで「変化が大切」、言い換えると「脳はマンネリを嫌う」とも言えそうです。

我が家では日々「6系統のスピーカー」と「10台の真空管アンプ」に取り囲まれて、いわば「酒池肉林」状態にありますが、これでその理由の一端がお分かりいただけたでしょうか~(笑)。

あっ、そういえばずっと昔、あるオーディオ雑誌を読んでいたら大要、次のような記事があったことを思い出しました。

「阪神淡路大震災で家が倒壊してしまい、当然のごとく愛用していたオーディオ機器もすべて全滅した。しかし、めげずに改めて一からオーディオを見直して再構築したところ、以前よりもずっと気に入った音が出てくれたので今ではそういう機会を与えてくれた大震災を満更(まんざら)悪いことばかりではなかったと思っている」

「お金持ち」ですねえ!

いくら変化が大切と言ってみたところで、「もったいない精神」からすると、やはりこの例のように大地震でもない限り思い切った再構築は無理ではないでしょうか~(笑)。

西日本では東南海地震の到来が刻々と近づいています。専門家による最新の予測では「2035年±5年」とされており、間違いなく2030年代には襲ってくるようです。

自分の息のあるうちに「来て欲しい」or「来て欲しくない」・・、「音のギアチェンジ」のためには前者がいいけどね~、ただし、その前に命の方が持つかな(笑)。

最後に「チャットGPT」さんに伺ってみました。

「どんなにいい環境に恵まれていても脳はマンネリを嫌うのはほんとうでしょうか?」
 
ChatGPT:

とても興味深い問いですね。結論から言うと、「脳はマンネリを嫌う傾向がある」というのは、ある程度本当です。ただし、状況や個人差にもよります。

脳と「慣れ」の関係

脳は効率化を重視する臓器です。ある環境や行動に慣れてくると、それに対しての反応は「自動化」されていきます。つまり、新鮮だった刺激も繰り返されることで「当たり前」になり、脳はそれに対して強い反応を示さなくなります。これは「馴化(じゅんか)」と呼ばれる現象です。

  • 例:新しい職場では刺激が多く緊張するが、数ヶ月もすればルーティンになって感情の起伏も少なくなる。

なぜマンネリを嫌うのか?

  1. ドーパミンとの関係
     新しい刺激や変化には脳内の報酬系(特にドーパミン)が関わります。新しい経験や挑戦はドーパミンを分泌させ、「快」を感じやすくなるのです。逆に、変化のない環境ではその刺激が少なくなり、退屈や無気力を感じやすくなります。

  2. 創造性・学習能力の観点から
     変化や新しいことへの適応は、脳の可塑性(変化する力)を保つために大切です。ずっと同じ環境では、創造的な思考が鈍ることも。

とはいえ、「安定」を好む面もある

ただし、脳は変化を歓迎する一方で、「安全」や「予測可能性」も強く求めるという矛盾した性質を持っています。だから、マンネリが完全に悪いというわけではなく、安定の中で少しずつ変化を取り入れるのが理想ともいえます。


まとめると:

  • 脳は同じ刺激に慣れてしまい、飽きを感じやすい(マンネリを嫌う)

  • 一方で、安定した環境も好む(リスク回避・安全志向)

  • ベストなのは、安定した土台の中に、時々小さな刺激や変化を取り入れること

もし何かに行き詰まっていたり、気分が落ちていたら、ほんの少しルーティンを変えるだけで脳は「目を覚ます」かもしれません。

気になったきっかけとか、今のご自身の状況に当てはまる部分があったら、ぜひ聞かせてくださいね。



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