自民党の新総裁に「岸田文雄」さんが大差で圧勝しましたね。
以前のブログで述べたように「すぐに感情を爆発させて人前で怒鳴り付ける」河野太郎のような人間は総裁に相応しくないと思っていたので安堵した。変わり者で国会議員の間でも人気が無いとのこと。
「徳は孤ならず必ず隣あり」(「論語」)
さて、「何か面白そうな新刊は入ってないかな」と、ちょくちょく図書館に足を向けるが、期待外れのときも当然ある。
そういうときは仕方なく館内をぶらつくのだが、ふと面白そうなタイトルが目に入った。
「ロシア幽霊軍艦事件」。
定評のある「島田荘司」さんの著作なら期待外れはあるまいと読んでみることにした。
冒頭から国際的なスケールの大きい話が提示される。1917年のロシア革命で処刑されたニコライ皇帝一家のうち4女「アナスタシア」が奇跡的に生き残り「芦ノ湖」に軍艦で到着するという奇想天外のお話。
この荒唐無稽ともいえる話を島田さんはどううまくまとめあげるんだろうかとそちらの方に興味が向いて2日がかりで読み上げたが、さすがに島田さん、読者の騙し方がうまい(笑)。
「幽霊軍艦」出現のトリックも理に適っているし、歴史ミステリーとしても秀逸で未読の方は機会があればぜひ~。
ネットの「読者レヴュー」から2件引用させてもらいます。
「面白かった。湖に突然現れ、一夜にして姿を消したというロシアの軍艦。どうやって現れたのか、どうして消えたのか、1枚の写真(芦ノ湖に浮かぶロシア軍艦)から御手洗&石岡コンビが真相に迫っていきますが、その背景にはロマノフ王朝と皇女アナスタシアが絡む壮大過ぎる物語がありました。
もうこれ、タイトルの軍艦よりもアナスタシアです。エピローグが長いんですが、緊張感がありながらもとても切なく、感動しました。ここまでノンフィクションぽく描く島田先生、さすが。」
続いてもう一件。
「一通の手紙から箱根の旅館の写真に行き着く。その写真には芦ノ湖にロシア軍艦が寄港している様子が写っている。 ロマノフ朝アナスタシアの伝説及び後年現れたアナ・アンダーソン・アナハンが主要な話になっている。
推理部分は若干唐突な感じがしたが、その後のエピローグに感動した。 一通の手紙からここまで壮大なストーリーを読ませてくれるとは脱帽です。 ロマノフ朝の話は聞いた事がある程度だったが、 作者あとがきにもあるように史実に基づいていない所もあるので調べてみようと思った。それだけでも読む価値があったと思う。」
続いて、今度は「頭の体操」としてクイズを紹介しよう。
1 ウワッ!1つ余ってしまった
10人のスタッフが手分けをしてオルゴールを組み立てている。ノルマは半日で100個だ。
丸1日作業して、ようやく200個のオルゴールを組み立てたときに悲劇は起きた。「部品が一つ余っている!」今さら分解しても納期には間に合わない。さあ、どうする?
<解答>
部品が1つ足りなければ他のものに比べて軽いはずなのでいちいち分解しなくても(1個づつ量ることで)簡単に探し出すことが出来るのだ。
2 敗者になるのは難しい
飛びっきりの美人の女性に二人の社長がプロポーズした。(二人の社長とも似たような規模の同業種である。)
すると女性が言った。「少し頼りない男性の方が好みなの。だから、1年後に会社の業績が悪かったほうと結婚するわ」
しかし、業績を悪くするといっても有能な社員をクビにしたり、得意先を減らすのでは経営自体が成り立たない。
どうしたものかと二人で話し合った結果、ある妙案を思いつき次の日から二人はがむしゃらに働きだした。
さて、どんな方法をとったのだろうか?
<解答>
勝つためではなく負けるためにどうすればいいかを考えるのは意外と難しいものだ。今回ライバル同士の二人が思いついたのは言ってみれば会社の交換である。
お互いがお互いの会社の社長となりそこで必死に働いて業績を上げれば1年後に自分の会社に戻ったときには相手の会社よりも業績は悪くなっているはずだ。
さらにこの方法なら極端に経営を悪化させることもないし、結果にも十分に納得できるのだ。
(まあ、現実にはあり得ませんけどね~、笑)
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