いよいよ今年も残すところあとわずかになりました。この1年間、相も変わらず「音楽&オーディオ」三昧でしたがほんとうにありがたいことです。世の中のすべてに感謝です(笑)。
このシリーズでは、これまで「WE300B シングル」アンプの帰還、JBL[LE8T」の活用、そしてプリアンプ2台などの快進撃を挙げてきたが、最後に忘れてはならない2件を記録しておこう。
☆ ワーフェデールのユニットの活用
オークションで運よく手に入れた「ワーフェデール」(イギリス:口径30センチ)のユニットはまるでヨーロッパの貴族社会を思わせるような上品極まりない音質で大いに楽しませてくれた。
周波数レンジの過不足などのオーディオ的な問題をあれこれ詮索するような音ではなく、ただひたすら「音楽」に没入できるユニットだといえよう。
当初は同じワーフェデールの中高音域ユニット(コーン型)を使って2ウェイで聴いていたものの、クラシック以外のジャンルも聴きたくなったので現在はテクニクスの「EAS-25HH22」(4000ヘルツ~:12db/oct)と組み合わせて聴いているが、まったく不満はない。
金属のダイヤフラムを使ったユニットとも立派に共生できるのでかなり柔軟性のあるユニットだと思う。
これで、中型システムとして「AXIOM80」「変則JBL3ウェイ」そして「ワーフェデールの2ウェイ」の3つになったが「いずれ あやめ か かきつばた」で、バラ色の日々を過ごしている(笑)。
次に移ろう。
☆ PX25シングルアンプの前段管「GS112A」
11月に「北国の真空管博士」から譲っていただいた古典管「GS112A」は素晴らしかった。
およそ100年前の、とても希少な真空管だから「自分ごとき未熟者」に使う資格があるんだろうかと当初は遠慮したが、そのうち「命あるうちに精一杯楽しませてもらおう。」とあっさり宗旨替えした(笑)。
さっそく旧来の普通の「112A」と差し替えて試聴してみたところ、アッと驚く変わりよう。
煌々と輝くトリタン・フィラメントのまばゆい光のもと、ずっと遠くまで見通せるような透明感に加えて、音にスピード感があるため楽器の音が実にクリヤーに浮き出てくるし、ヴァイオリンの音色の潤いと艶は絶品で、これまでPX25真空管からこんな音は聴いたことがない。
博士によると、「トリタンフィラメントはフィラメントがひときわ熱せられるので電子が凄いスピードで飛び出します。それが出てくる音にも反映してスピード感と情報量が半端ではありませんよ。」
そういえば我が家の「WE300Bシングル」アンプも前段管の「171」はトリタン・フィラメントである。
前段管の究極の選択はトリタンに尽きるのではなかろうかと思う今日この頃(笑)。
以上、4回に亘った「今年を振り返って」シリーズを終わります。
今年も我田引水気味に勝手なことを書かせてもらいましたが、懲りず、飽きずに付き合っていただきありがとうございました。来年もどうかよろしくお願いします。
あっ、そうそう、始めてから丸11年、今やすっかり生活の一部になったブログの搭載ですが、今年初めのランキング(グーブログ)では750位前後でしたが、このところ3か月ほどの順位は550位(約280万ブログ中)前後と堅調に推移し何と200位も上昇しました。
根が非常に単純な人間なので成績が上がったことにより、素直にうれしくなってますますヤル気が出てきたところです(笑)。
なお、最後になりましたが先日のテレビの健康番組で「朝目覚めた時の室内の温度が18度以下だと早死にする確率が高い。」と言ってました。実際に統計をとってみた結果だそうですよ。血管に強いストレスを与えるのが原因のようです。
そこで我が家の寝室の温度を測ってみると、何と「12度」でした!
今年の冬はひときわ寒そうなので急いで暖房対策を講じましたが、「早死にしたいという人」は別にして、どうか皆様も暖房対策にはご留意ください。
それではどうか良いお年を~。