この4月からお世話役のメンバーの一人となった地元自治会によって開催された「敬老会」がこの13日(土)にやっと終了した。
式典(大げさ?)と祝宴の二部構成で91名(70歳以上)のうち37名の出席を見、そのうちでは久しぶりに出席した91歳になる母が最高齢者だった。帰宅後に感想を聞いたところ祝宴のときの余興が面白かった、いろんな人と話が出来ていい思い出になったと喜んでいた。
出席者の人たちも最高齢者の母に気を使っていろいろと声を掛けてくれて随分とありがたかった。自分で言うのもなんだがささやかながら親孝行が出来たと思っている。
それにしてもたいへんだったのがいろんな余興のお世話。何しろ乏しい予算のもとでの手作りの敬老会なので「謝礼なし、弁当だけ提供」の条件下で出演交渉。
今年は自分の発案で地区内のコーラス・グループ(女性:7名)に依頼し、歌ってもらったのだが会場の片隅に置いてあるグランド・ピアノが使用できると分かり、事前のリハーサルの段取りなどに手間がかかったが、おかげで当日は大好評だった。
自分もほんの目の前で聴かせてもらったが、やはりグランドピアノの会場全体に広がる低音域の地を這うような豊かで自然な広がりは思わず驚くほどで胸を揺さぶられた。
こういう音を聴かされるとオーディオ装置のような電気回路を通して出す音がなんとも貧相に聞こえて、どんなにお金を掛けても所詮は人工的な音に過ぎず結局は五十歩百歩みたいな感覚を一瞬覚えた。部屋の広さ、高さも大きな違いのひとつ。
当然のことながら自宅のオーディオでは(こういう音には)とても敵わないと思った。やっぱり音楽とオーディオは低音というか、ファンダメンタルな部分が極めて重要だなあ~。