とうとう大分県でも「新型肺炎患者」が発生。大分市の繁華街の飲み屋の女性(30代:接客業)とのことで、心当たりがありそうな人はたいへんだ(笑)。
その女性は市内の運動ジムにも通ってたとのことで、「別府も危ないから、もう運動ジムには行かない方がいいわよ」と、家内からきつくお達しがあったが、既に木曜日から閉館だし図書館だって隣町も含めてすべて休館中。
なお、この話には後日談があって、その後山口県で陽性と判定された男性が1週間ほど前に大分県に出張し、夜にこのラウンジに訪れていたことが判明した。「濃厚接触」の可能性が出てきた・・(笑)。
そして今やテレビは「新型肺炎」報道一色で、解説者などが厚労省の対応のまずさを含めて言いたい放題だが、はたして医学的に見て正確な発言かどうかもよく分からないし、何ら発言の責任を取れない連中が好き勝手なことばかり言ってと首を傾げたくなる。
こうなると「言論の自由」も考えものですね。誰にでも「メディアリテラシー」が求められる好例でしょう。
とにかく、矢のように四国に飛んで行きたいので(笑)、一刻も早くこの騒動が収まって欲しい。
閑話休題
中学校時代の社会科「歴史」の教科書の注釈にこういう記載があったことをよく覚えている。
「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」(織田信長)
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」(豊臣秀吉)
「鳴かぬなら 鳴くまでまとう ホトトギス」(徳川家康)
以上、戦国時代の「天下人」3人の性格を如実にあらわした句としてよく知られているが、これを例によってオーディオ愛好家に当てはめてみよう。
まず1は新しくオーディオ機器を購入してはみたものの、好みに合わなかった場合はすぐにオークションに出品したり、下取りに出して処理してしまう気短なタイプ。
2は使ってみたものの意に添わないので、原形の改造さえも厭わずに工夫して何とか好みの音に仕上げようとする粘り強いタイプ。自分はこのタイプに属する。
3は多少気にくわなくてもメーカーのオリジナル性を尊重し、じっくり時間をかけて機器の方に自分を合わせていこうとする辛抱強いタイプ。
オーディオ愛好家はすべてこの3つのタイプに分類されると思っている。
そして、これはあくまでも当方の推測だが、1と2の割合は少ないと思う。
およそ20%ずつ、つまり5人に1人くらいが該当し、3のタイプが一番多くて60%つまり5人に3人はこのタイプに該当するといっても大きな間違いは無いような気がする。
それほどメーカーのオリジナル性を尊重するタイプが多いし、それが当たり前だろう。
ましてやイギリスの名門「タンノイ」の「ウェストミンスター」を弄り散らして改造するなんてと、当方のブログを見て「眉を顰める」向きがかなりいらっしゃるに違いない。
何しろオリジナルの同軸2ウェイユニットは代えてしまうし、内部構造だって大幅に変更している。
現に、当方の仲間内でも「私はメーカーのオリジナル性を尊重した音を楽しみたいんです」とストレートに口に出す方がいらっしゃる。
そういうわけで、さも改造したことを得々と吹聴しているように見えるかもしれないが、現実はかなり”後ろめたい思い”をしているというのがホンネですぞ(笑)。
内実はそういうところだが、いったいどうしてこんなことになったのだろうかと時々考えるときがある。
もちろん、肝心の音の方は自分好みの音に仕上がっているので後悔は一切していないものの、原因の一つとして挙げられるのは自分が「見てくれ」をあまり気にしないことにあるような気がしている。
たとえばメーカーのオリジナル機器は、まずお客さんから目にかけてもらうのが先決なので性能よりもむしろ「デザイン=見てくれ」の方に力点を置いたものが多いような気がして仕方がない。
つまり「お金のかけどころが違うんじゃないの」からくるメーカー不信が根底にある。(たとえば一例を挙げると箱の中に収納されていて外見からまったく見えない「ネットワーク」の部品のお粗末さなんか好例だ。)
自分だって美しいものを見るのは、つい先日のブログ「美を求める心」に記載したとおり「人後に落ちない」つもりだが、オーディオとなると「視覚」とは違って「聴覚」の世界なので「見てくれ」なんて付録みたいなものだというのが本心である。
つまり音さえ気に入っていれば見かけにはこだわらない。
そういうわけで、ブログにもときどき拘りなく、マニアックで粗っぽい画像を掲載しているが、どなたかのブログで「とてもクラシックを聴く雰囲気ではない」と酷評されたことが棘となって今でも鋭く心を突き刺している(笑)。
雰囲気も大切なことは分かるが・・。
やはり最後は徳川家康が永続的な天下を取ったように「鳴くまで待とうホトトギス」が王道かもしれませんね。
最後に高校時代の同窓生カメラマン「T」君が撮影した「梅の花と飛行機」です。シャッターチャンスの妙味でしょうか。
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