昨年結婚30年記念で訪れた秋田仙北。
乳頭温泉郷~田沢湖~角館と旅してきたのだが、
その折仙北TICさんの企画でお世話になった「角館:ブロガーとまち歩き」のご縁で知ったのが角館出身の写真家・小松ひとみさんなのです。
(秋田TABIYORIさんの企画「ブロガー後藤さんとまち歩き その1 その2 」)
おもに北東北の四季・花をテーマとし、そこに生きる人々・職人・温泉・郷土料理といったジャンルにも目を向け幅広く撮影をしている写真家である。
小松さんの写真はストレートに私の心に入ってきた、その自然との相対し方や感じ方などを学びたくて彼女のサイト(小松ひとみのフォトワールド)をよく拝見していたのだ。
さらに作品を目にしたいと雑誌(旅の手帖など)・PR誌などをいろいろ探しては食い入る様に見ていた。
写真集も出していて、「光彩」というタイトルで1995年の出版となっていたが、これがなかなか入手できずにいた。
ようやく写真集の出版元「秋田活版印刷」のサイトにこの「光彩」を見つけたのだが、すでに完売となっていた。
なんとか手に入らないものかと出版社とメールにて掛けあってみたのだが、やはり「すでに完売です」という返事であった、がしかしその説明の中に「外カバーなど経年劣化で販売できる状態ではない販売残が・・・」の一文を見て、再び問い合わせてみたのでした。
こんどはこちらの小松さんの写真との出会いの経緯、秋田仙北の感動、この写真集への思いなど出来る限りをお伝えできれば、もうこれで諦めようともう一通のメールだけ出さしてもらったのだった。
すると嬉しいことに「倉庫を探してみます」とすぐにお返事がいただけたのだ、ありがたかったですねえ。
週明け早々に「1部お送りしました・・・無償で結構です・・・」というメールをいただいた。
こちらの小松さんや写真集「光彩」、そして写真に対する熱意を汲んでいただけた旨の一文もあり、とても嬉しかった。
そして届いたのが20日午後、ワクワクしながら封を切った。
これが小松ひとみさんの写真集「光彩」(カッパンプラン写真文庫)だ、この版が第1刷でいわゆる初版本、ということは残念ながら再版・重版には至っていないようである。
それほど傷んでも汚れてもいなかった、十分鑑賞に耐える程度の良さである、
確かに表紙・裏表紙に擦れた跡が若干見受けられるが、書店に並んでいたら悩むことなく買えるくらいきれいだ。
71ページのすべてに彼女の作品が散りばめられている、
これからこの本でたくさん勉強させていただきます。
「ぜひまた東北へいらしてください」とメールの最後に記していただいた秋田活版印刷さま、
こんどは紅葉の秋か、雪景色の冬に必ず伺います。
そして私のために倉庫をあたっていただいたり送る手間をかけていただいたご好意に心より感謝いたします。
ありがとうございました。