with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

秋田からの『真心』・・・届く!

2014年02月21日 | 14. 角館・田沢湖

​昨年結婚30年記念で訪れた秋田仙北。

乳頭温泉郷~田沢湖~角館と旅してきたのだが、

その折仙北TICさんの企画でお世話になった「角館:ブロガーとまち歩き」のご縁で知ったのが角館出身の写真家・小松ひとみさんなのです。

(秋田TABIYORIさんの企画「ブロガー後藤さんとまち歩き その1 その2 」)

おもに北東北の四季・花をテーマとし、そこに生きる人々・職人・温泉・郷土料理といったジャンルにも目を向け幅広く撮影をしている写真家である。

小松さんの写真はストレートに私の心に入ってきた、その自然との相対し方や感じ方などを学びたくて彼女のサイト(小松ひとみのフォトワールド)をよく拝見していたのだ。

さらに作品を目にしたいと雑誌(旅の手帖など)・PR誌などをいろいろ探しては食い入る様に見ていた。

写真集も出していて、「光彩」というタイトルで1995年の出版となっていたが、これがなかなか入手できずにいた。

ようやく写真集の出版元「秋田活版印刷」のサイトにこの「光彩」を見つけたのだが、すでに完売となっていた。

なんとか手に入らないものかと出版社とメールにて掛けあってみたのだが、やはり「すでに完売です」という返事であった、がしかしその説明の中に「外カバーなど経年劣化で販売できる状態ではない販売残が・・・」の一文を見て、再び問い合わせてみたのでした。

こんどはこちらの小松さんの写真との出会いの経緯、秋田仙北の感動、この写真集への思いなど出来る限りをお伝えできれば、もうこれで諦めようともう一通のメールだけ出さしてもらったのだった。

すると嬉しいことに「倉庫を探してみます」とすぐにお返事がいただけたのだ、ありがたかったですねえ。

週明け早々に「1部お送りしました・・・無償で結構です・・・」というメールをいただいた。

こちらの小松さんや写真集「光彩」、そして写真に対する熱意を汲んでいただけた旨の一文もあり、とても嬉しかった。

そして届いたのが20日午後、ワクワクしながら封を切った。

DSCN2106_郵パック.jpg

これが小松ひとみさんの写真集「光彩」(カッパンプラン写真文庫)だ、この版が第1刷でいわゆる初版本、ということは残念ながら再版・重版には至っていないようである。

DSCN2109_写真集光彩.jpg

それほど傷んでも汚れてもいなかった、十分鑑賞に耐える程度の良さである、

確かに表紙・裏表紙に擦れた跡が若干見受けられるが、書店に並んでいたら悩むことなく買えるくらいきれいだ。

71ページのすべてに彼女の作品が散りばめられている、

これからこの本でたくさん勉強させていただきます。

「ぜひまた東北へいらしてください」とメールの最後に記していただいた秋田活版印刷さま、

こんどは紅葉の秋か、雪景色の冬に必ず伺います。

そして私のために倉庫をあたっていただいたり送る手間をかけていただいたご好意に心より感謝いたします。

ありがとうございました。



角館:まち歩き写真展に私の写真が・・・

2013年08月13日 | 14. 角館・田沢湖

​先日の秋田旅行でお世話になった仙北TICのご担当者より素敵なお知らせを頂いた、

GAZOOムラ「あきたTABIYORI」さん企画へ参加したものだが、

「角館:ブロガー後藤さんとまち歩き」参加者の写真展示の連絡である。

地元写真家小松ひとみさんの「ギャラリーぷかぷ館」にて展示されているというものだ。

先日展示準備が終わり、その様子を写真に収め送っていただきました。

感激です、こちらがその模様です。

IMG_4604_写真展00.jpg
 

左がブロガー後藤さんのこれから迎える季節にふさわしい「秋:紅葉」をテーマにした素敵なお写真。

そして恐れ多くもその横に私の作品が並んでおります。

以前のブログにも書きましたが、まち歩きでとても魅せられた景観の「非公開」のお屋敷です、

二日目の小雨のためにしっとりと濡れた深緑の樹々に覆われた黒塀とその門から垣間見る

素敵な絵画のような庭の景色です。

Title:“​非公開という名のひらかれた美”

IMG_4599_my-picture2.jpg
 

さすがに見に行くことは叶わないのですが、こうして写真で見られることができてとても嬉しいですね。

いい思い出になりました…。

しかしこの間の大雨もあり、田沢湖の土石流では行方不明者まで出ていましたので

増水した桧木内川の状況もあり心配しておりましたが、「角館は大丈夫でした」との

ご連絡をいただきホッと胸を撫で下ろす気持ちでした。

またいつかできることなら「紅葉の秋」か「雪深い冬」におじゃましたいと思っております。


 


秋田さいぐ【ハイライト】そしてエピローグ

2013年07月22日 | 14. 角館・田沢湖

6/15(土)​いよいよ角館を離れる時間が来た時、

走馬灯のようにこまちで田沢湖駅に降り立った時から角館駅までの

出来事が頭に浮かんできます。

田沢湖駅の抜けるような青空、これから訪れる土地への期待・・・

DSC_5407_田沢湖駅.jpg 

山の宿「庵」でいただいた"山の芋鍋”はまた食べたい料理になった。

DSC_5428_山の芋鍋.jpg 

山の宿を出て、ここから見た秋田駒ケ岳は素晴らしかった。 

DSC_5436_駒ケ岳.jpg 

僅かな時間だったが、とても癒された"ブナ林散策”

DSC_5464_ブナ林.jpg 

田沢湖の湖水の青さと「七色木」の大きさに驚かされた御座石神社

DSC_5487_御座石神社鳥居.jpg 

車窓からだけではとてももったいない田沢湖のシンボル

DSC_5556_たつこ像と秋田駒ケ岳.jpg 

 龍神伝説に思いを馳せた"かたまえ山展望台”

DSCN1032_かたまえ山展望台にて.jpg 

朝5時前からきれいに掃除をされる武家屋敷の「おもてなし」

DSC_5585_清掃をする人たち.jpg 

通りの両側から樹々が襲ってくるかの如き武家屋敷通り

DSC_5612_東勝楽丁.jpg 

すっかり魅せられてしまった名前もわからない「非公開」のお屋敷

DSC_5900_hikokai1609.jpg 

角館紀行ブロガー後藤さんに体験させていただいた「平福記念美術館」の不思議

DSC_5788_平福記念美術館前庭.jpg 

同じく後藤さんからいただいた「蔵」の愉しみ・・・

DSC_5725_河原田家の蔵.jpg 

後藤さんに教えていただいた"花"と"光"のマジック・・・

DSC_5824_石黒家庭の花.jpg 

感心させられた雪の町角館の庭の楽しみ方 その(i)

DSC_5810_石黒家客間からの庭.jpg 

その(ii)

DSC_5982_安藤家座敷からの眺め.jpg 

時の流れを止めてしまうかのごとき「質実剛健」

DSC_5836_松本家イタヤ工芸.jpg 

感動さえ覚える安藤家の「広い心」

DSC_5973_安藤家蔵座敷.jpg 

「今」の蔵使いに引き継がれる商家のセンス

DSC_6024_北蔵レストラン.jpg 

内町に負けない外町の心意気

DSC_5678_太田家.jpg 

必ずや(桜を)見に来ると約束させられる桧木内川桜堤

DSC_5577_桧木内川.jpg 

たらふくいただいた「仙北の美味しさ」・・・

秋田の美味.jpg 

究極の"おもてなし”ぷかぷ館・・・サプライズでいただいた「さくらロール」

DSC_5795_さくらロール.jpg 

ここに書ききれないくらいのたくさんの楽しい思い出…、

最高の「結婚30年(真珠婚)記念旅行」となりました。

最後によった駅前蔵・・・

DSC_6037_駅前蔵(道路側).jpg 

土曜日がお休みで佐々木様にお会いできなかったのが心残りでした。

となりの秋田内陸線角館駅に入ってみると、

DSC_6041_秋田内陸縦貫鉄道角館駅.jpg 

沿線の見どころをゆっくり走って楽しめる「まほろば号」がちょうど駅に入ってきていました。

DSC_6059_秋田内陸線(まほろば列車).jpg 

秋の紅葉シーズンにはこれに乗って素敵な紅葉を車窓からゆっくり楽しみたいと思います、

まだまだ楽しみはいっぱい残っているのですねえ。

たくさんの思い出を一緒に乗せてこの「こまち46号」で帰りました…。

DSC_6086_こまち46号.jpg 

途中すごく綺麗な夕日を見ることができた、雲が多かったので光芒が見えておりました。

DSC_6125_光芒(夕焼け).jpg 

田んぼに写る「夕陽の道」も素敵でしたねえ、

DSC_6131_袋(夕焼け).jpg 

最後に今回ほんとにお世話になった仙北TIC佐々木様、富木様はじめ"あきたTABIYORI”の皆さん、

そして散策・味噌たんぽ体験とたっぷり時間を工面していただきました料亭稲穂の後藤様ご夫妻に

心から感謝いたします。

またお会いできる日を楽しみにしております…。

 


角館の魅力【小雨の魅惑:武家屋敷】

2013年07月16日 | 14. 角館・田沢湖

​6月15日(土)早朝散策二日目。

この日も夜明けとともに起床、なんだか暗い。

窓のカーテンを開けるとどんよりした雲が垂れこめている、

DSC_5891_ホテルにて(夜明け).jpgよく見ると民家の屋根が濡れている。

雨だ、やったね!

このまる二日間で晴れ(6月にはない異常な暑さ)、曇の角館は体験してきたが、

雨はまた期待しても降るものじゃない、深緑の角館ならではの期待であった。

写真を考えるとこの日は太陽が出ていないので、時間はそれほど気にせずに済む。

なので妻と一緒に散策のため6時にホテルを出発した。

傘をさすほどの雨ではないが、昨晩から降っていたのであろう道や木々は適度に濡れている。

DSC_5909_表町下丁.jpgいいですねえ、このしっとりと濡れた枝垂れ桜と黒塀、とても情緒があります。

さっそく例のお屋敷に向かいました・・・、

DSC_5898_(非公開)開かれた美.jpg 

もう少し降ってくれてもいいかなという感じでしたが、濡れた門の屋根や路面など雰囲気十分でした。

私のイメージとビシっと合致した写真がこちら、

Title:“非公開という名の開かれた美”

DSC_5900_hikokai1609.jpg敷地の中から通りに向かって枝垂れ桜やモミジなどの木々が黒塀を覆い隠すがごとくせり出してくる迫力。

しっとり濡れた路面と雨を受けて少し光って見える門周りのの敷石と屋根、

門の四方形が切り取る空間がまるで庭石と植木の素敵な絵画のよう。

目視でもファインダー越しでもこの美しさは確認できる、素晴らしい景色です、今も脳裏に焼き付いている。

この朝はラッキーでした。

こちらはおとなりの滑川家、

DSC_5902_雨の滑川家.jpg 

前日の東から太陽の光あるときと比べてぜんぜん【画】が違います。

この日は「冠木門」と「秋田蕗」が主役になっておりました。

青柳家に行くと外から見ても雨のために武器蔵の白と黒がとてもコントラストが強くでて

蔵全体がクッキリと楽しめます。

DSC_5913_青柳家武器蔵.jpg門の前では昨日咲いたのを確認できたハコネウツギの花がもう道端にいくつも落ちている。

あの綺麗な咲き具合を見ているので、思わず「儚い」という感情がこみ上げてくる。

Title:“一日で散りしも、あまた命を増やす君”

DSC_5905_青柳家のハコネウツギ.jpg 

でも見て下さい、花の数が何倍にもなっています。

散りながらもその数を増やして私達の目を楽しませてくれるありがたさ・・・。

緑がとても濃いです!

木々が雨を得て活き活きとしています!

雨の(角館)武家屋敷、心に滲みすぎです・・・。

 

こちらは石黒家の門、

DSC_5907_石黒家.jpgやはり濡れた門の屋根や門先が微妙にきれいです、

木々の見え方が前日(曇)とぜんぜん違います。

この辺りで少し雨が降り始め、傘を差し出す人が出始める。

写真の題材もいきなり増え始めます・・・(笑)、

Title:緑のサムライに紅一点

DSC_5906_モミジ.jpg 

春紅葉というのでしょうか・・・、もみじの先端だけ赤く色づいています。

こちらも同じような赤を発見。

DSC_5925_楓.jpgとても愛くるしい新芽というか「若葉」のような・・・、新鮮な驚きというか発見です。

早朝の散策を終えようかというところで「極めつけ」まで発見です、

DSC_5927_かたつむり.jpg 

久しぶりの雨に朝から喜んでお出ましになった「蝸牛(かたつむり)」さん・・・。

ゆっくり遊んでくださいね・・・。

とても心が満たされた1時間の散策でした、

角館の朝は晴れても降っても、素敵な感動を与えてくれる時間なのでした。

 


角館の魅力【早朝散策で決まり! 1日目】

2013年07月16日 | 14. 角館・田沢湖

​6/13日夕方より15日の夕方までまる二日間を角館で過ごしてきた。

朝・昼・夜の角館を見てきて、やはり一番印象深いのは「早朝」でした。

写真を撮っていても一番「画になる」時間帯なんです。

14日(金)と15日(土)の2日朝の様子を振り返ってみる。

DSC_5570_4時半の夜明け.jpgまずは14日朝4:30日の出とともに目覚める、

空がとてもきれいだった。

まだベッドで寝ている妻に「ちょっと写真撮ってくる」といってホテルを出た、

もう少し日が高くなるのを待ちたかったので、まずは桧木内川桜堤へ向かった。

DSC_5577_桧木内堤.jpg桜堤をこうして見ると「北」の方角なので、太陽は右手から昇ってくる。

そのせいもあり、桜の木々が日陰の角度になるのでさらに緑が濃く見える。

DSC_5574_桧木内川堤.jpg 

こちらは桜堤の歩道(桜のトンネル)、横から光が射し始めている(5:11)、

とても清々しい気分だ。

これを待って武家屋敷通りへ向かった。

Title:“武家屋敷の朝”

DSC_5585_清掃をする人たち.jpg 

雲があるせいか、残念ながら武家屋敷に着いた時は日が差していなかった(5:19)。

既に武家屋敷のそちこちで清掃が始まっていた、聞いてはいたがびっくりです。

武家屋敷のお店なども冬以外は8:00より開店して、早いなあと思ったが、その3時間前である。

地域のボランティアの方もいるとか・・・、それで人が住んでいない屋敷前も綺麗なんですねえ、

ほんとにゴミひとつ落ちてないです。

上の写真はまさに「角館」武家屋敷の朝にふさわしい景色なんですね。

Title:“非公開の美”

DSC_5583_非公開01.jpg 

日が差すのを待ったのはこちらの写真を撮りたかったからなのです、まだ雲があり残念でした。

「医薬門」や「冠木門」ほど特徴はありませんが、こちらのお屋敷にはなぜか魅せられてしまい

二日間で4回ほど写真を撮りに来てしまうほど。

下の写真はこのあと9時少し前に後藤さんと散策中に訪ねた時のもの、

DSC_5742_非公開.jpg 

9時にはこれだけ日が差していたのですが、これでは日が高くなり過ぎなのです。

6~7時台だと庭の奥から低い太陽がこの門を道路の中ほどまで貫いてくるはずです。

その一瞬を撮りたかったのですが・・・、二日間の滞在では撮れませんでした。

それでも上の写真でわかりますが、門が切り取る四角形の中に庭石と植木が素晴らしいバランスで

配置され、とても美しかったのです。

Title:“滑川家の松”

DSC_5589_滑川家の松.jpg 

こちらはそのおとなりの滑川家(猫グッスの店)の素敵な松の木。

この時間写真を撮ると光の具合から、冠木門や黒塀が真っ黒になりその松が俄然存在感を増します。

下の秋田蕗も素敵なアクセントですね。

そして待ちに待った「角館・武家屋敷」といえば・・・、

Title:“巨木の町”

DSC_5612_東勝楽丁.jpgこれですね、シダレザクラを中心に大きな木々が12間(約11m)ある道路を覆いかぶさるように

せり出してくる迫力、まさに深緑の角館。

DSC_5635_表町下丁.jpg場所によっては中央で枝が交差している所もあります、すごいですよね。 

時間が早いのでまだ人がほとんど歩いていないのもこの時間の「お得」なところ(笑)。

 

こちらは石黒家の大きな樅の木ですが、こんな大きな木が黒塀のすぐ脇に植えられています。

DSC_5614_石黒家樅の木と母屋.jpg母屋の茅葺き屋根と合わせいい眺めです。

上を見あげれば・・・、

Title:“天駆ける樅の木”

DSC_5617_石黒家樅の木.jpg 

和製「ジャックと豆の木」ではないが、天をも貫く勢いで高くそびえている。

そのさまはとても力強く、周りの木を超えたあたりから大きく枝を伸ばし葉を広げており、

石黒家の勢いを象徴しているかのごとくですね。

Title:“静かなる門”

DSC_5636_石黒家の朝.jpgまだまだ公開には時間が早く、閉まっている門(石黒家)。

この姿はこの時間でならでは、門に施された5つの丸い鋲、多分裏側の止め木を支える金具だと思うが・・・、

昼にはみられない、朝の静けさを際立たせているような佇まいである。

静寂の中、小一時間ゆっくり写真を撮りながらファインダー越しに見る武家屋敷はまさに別世界でした。

二日目に続く・・・、