しばらく前になるが近所の公園で毎年きれいな花を咲かせる菖蒲田に今年も見事に咲きだした頃、久しぶりにD700に望遠マクロのTamron 180mmを付けて撮影してきました。が...Cobbyの散歩に2kg弱のカメラはほんとにしんどかったです(笑)。
さすがに60mm・90mmマクロでは難しい距離の花を楽々撮れるありがたさはありましたが、最後の方は手がプルプルしてくるのを感じ、いささか歳を感じてしまいました。
この菖蒲田は市の管理する公園内にありますのでそれほどこまめに手入れしに来るわけではないので萎れて汚くなった花が増えても摘んでくれることは当然のようにありません(笑)。したがってこのレンズのように背景がとろけるようにボケてくれるととても助かります。
花によっては色見本のようなカットもでてきます^^...
マクロならではの写真ですね。
でもこの日のハイライトは日が落ちだしてから...光がガラッと変わりました...とても良い色なんです。
花だけでなく光当たるところすべてがこうして黄金色に縁取られます・・・素敵な時間でしたねえ。
もちろんCobbyも例外ではありません(笑)...、
長い影と夕陽色、でもこのあたりで腕がプルプルしてきました(笑)。
白が白でいられなくなります...
ほんとに微妙な変化なんですが、ピントのキレはとても良くて...夕陽色というだけでなく光の状態がとても良かった結果なんですね。
・・・と楽しい撮影タイムだったんですが、ショックも大きかったです。というのは今回はレンズのせいもありますが、このD700での機材がこれほど負担に感じることは今まであまり無かったんですよねえ。
まあこのところオールドレンズを使いだしてα7IIIはほぼフル回転ですし、純正レンズが2本も揃いだしたところでいまや旗艦のD700を追いやっているようなかたちになってます(笑)。でもこうして見るとその豊かな階調・Tone(グラデーション)は捨てがたいものがありますよねえ。
α7IIIにしても最新のカメラ・レンズでは開放からピシッとした画が出てくるんですが、このD700で見られる言ってみれば「繊細な柔らかさ」みたいなものが不足していると感じてるんですねえ。
そこで雨でもフットワーク軽く持ち出せて(P7100やAW130などのコンデジでは不可能な)気持ち良い色とトーンを引き出せるようなアイテムを探し始めています。けしてD700がお蔵入りするわけではないのですが、昔から色に拘ってきた「FUJIFILM」が気になりだしたというところです^^。
FUJIFILMのWebでお家芸の「Film Simulationの世界」などを熟読しているとワクワクしてきますよね、昔「X30」というコンデジを使ったことがあるんですが、たまに一眼で撮った写真かと見間違えるくらいの画が出てきたのはまだ記憶に新しいところなんです。
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色再現も良いんです | 朝日に煌めく雪の質感も良し |
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枝の一本一本がしっかり描かれており、その立体感を伴う描写が素敵で「コンデジ?」となります |
というわけで近々ニューカマーがあるやもしれません、という話題でした(笑)。
※ カメラ : D700、 X30(後半)
レンズ : SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1