with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

いろんなレンズで「夜の散歩」を撮る...

2024年01月15日 | 02. カメラライフ

昨年の話題で恐縮ですがクリスマスシーズンを中心に様々なレンズをα7IVとα7Sで夜の散歩撮をしてみました。レンズとしてはSonyの純正やらオールドレンズなどでとても面白い画を見ることができましたのでちょっと特徴的なものをアップして比較の遊びをしてみようといった目論見です^^。

何といっても意外だったのがほぼ真っ暗な状況で撮った建物での「α7S + オールドレンズ」の味のある描写でした、そしてα7IVの高感度撮影における「α7III」に対するアドバンテージがあまりないんじゃないかというところなどですかねえ^^;)。

どんな違いがでてきたのか...枚数は少ないですが、それぞれのレンズの肝になるような一枚をアップしながら見ていただこうと思います。

まずはスタンダードな組み合わせから...

[α7IV + FE 35mm F1.8]

[Building]

[Cobbyとツリー]

[キラリ☆ふじみ]

旅行やイベントで重宝する一本でのもの、さすがに開放からシャープに出るレンズで明かりさえあればしっかりとした描写を見せてくれます。

ですが最初の一枚に見るISO12800での高感度ではけっこうノイジーです。まあ何と言ってもこの状況はとても暗くて実際の目視ではビルの下半分はほぼ見えてないくらいでしたので暗い空に見るノイズはしょうがないかなと思いますが、それでもカメラをα7Sに変えてのオールドレンズでは驚くほど見事な描写を見せてくれますからなんともです^^;)。

しかしながら「α7III」の時は同様のISO12800でノイズがあってももう少し見られる画像だったように記憶しています...。今回「α7IV」は「α7III」より<高画素+新描画エンジン>になって高感度では低ノイズよりも解像感を優先したというのがうなずけるといえばそうなんですが、私的には「α7III」の方が高感度ではアドバンテージがありそうな気がします。

[α7IV + FE 100mm F2.8 STF GM]

[Cobbyとツリー]

[クリスマスツリー]

このレンズに関しては別格でご覧の通りこうしたイルミネーションに見るボケ玉はまさにワンアンドオンリーなものですよね...まあ好き嫌いの分かれるところだと思います。

私はこの後からでてきますがレモン型の口径食が見られてもオールドの味が好きですねえ^^;)。ただしこのレンズのインフォーカスに見る解像度の高い描写には目を見張ります。

[α7S + XR RIKENON 50mm F2]

[Cobbyとツリー]

[ららぽーと]

この「XR RIKENON 50mm F2」はいつも何かしでかすレンズなんですが、夜はいまひとつかもしれません^^;)。下の少し絞り気味な一枚には昼同様に「精細感ありそうな描写」など見るべきところがありそうですが、なんとも夜には持ち出しは不可かな(笑)。

[α7S + MC ROKKOR-PG 58mm F1.2]

[Building]

[Cobbyとツリー]

[クリスマスツリー]

[キラリ☆ふじみ]

そしてROKKORの御大将「MC ROKKOR-PG 58mm F1.2」です。

さすがの描写なんですが、このレンズだけは今回フィルターを付けてます...

この「Blackmist 1/4」です。

なのでCobbyの写りはフィルターの味が生きた一枚になっているんですが、その他の画像ではちょっと味をそいでしまうような光の余計な拡散が見られます。ただしキラリ☆ふじみで見られる明るい部分などの柔らかな描写には...「これだよなあ」とつい膝を叩いてしまいます^^。

加えて一枚目のようなビルの描写に見る臨場感は<ISO25600>とは思えません、開放での強めの周辺減光はあるものの階段の手摺や屋上から下がるパーツなど細部に見る精細感・臨場感のある描写には驚くばかり...さすがROKKOR一番の明るいレンズ・御大将ならではですね^^。α7Sも...侮れませんぞ(笑)。

[α7S + Super-Takumar 28mm F3.5]

[Building]

今回驚かされたものの中の一枚ですが、この暗いレンズでの<ISO25600>の描写です。

この「味」...オールドレンズもなかなかなもんですよねえ。

[α7IV + Super-Takumar 55mm F1.8]

[Building]

[Cobbyとツリー]

[クリスマスツリー]

[マック in ららぽーと]

[遊具:文化の杜公園]

最後は今回夜に使って見直してしまった一本「Super-Takumar 55mm F1.8」です。

普段昼間使っている限りではどちらかというと色味的にあっさりで「軽い」描写が特徴だと思っていたんですが、どうでしょう...これですよ、なかなかなもんですよねえ(笑)。このへんをして「α7IV」の色味は濃いと感じさせるんですかねえ^^;)。

持ち味としての「サークルゴースト」も健在で強い光源があると間違えなく出てきます。ですがそれにも増してそのはっきりくっきりとした描写には驚くばかり。ツリーの前のCobbyの描写やマックの室内には素敵な空気を感じますし、遊具の臨場感も<ISO10000>とは思えません。

さていかがでしたでしょうか...「α7IV」の高感度撮影ではオールドレンズの方が楽しいかも...今回の収穫です^^。

2023年12月 ららぽーと・キラリ☆ふじみほかにて

撮影機材:各画像に記しました