私家版CDネタその2です。
前回のジェスロ・タルを聴いたら、これも聴かなきゃというのが棚に並んでいた。
1971年4月に初来日を果たし、その直後ツアーの途中で解散を発表したブリティッシュ・ブルースロックにその名を残すポール・ロジャース率いる「Free」だ。
この音源はまさにその初来日の1971年4月の神田共立講堂におけるライブである。
<曲目リスト> 1971年4月30日(だと思う) 東京・神田共立講堂
1. Fire And Water
2. The Stealer
3. I'm A Mover
4. Be My Friend
5. All Right Now
6. Heavy Load
7. The Highway Song
8. My Brother Jake
9. Soon I Will Be Gone
10. Mr. Big
11. Ride On Pony
12. Crossroads
このCD作製に使った音源は高校時代のバンド仲間(ベーシスト)が共立講堂2階のほぼ中央・最前列にて録ったもので、使ったのは確かオープンリールデッキだった思います(信じられない!)
状態は良かったのですが、ベースラインを引き出すのに若干苦労しました。でもコゾフのビブラートの利いたギターやポールのボーカルなども非常にバランス良く、当時の雰囲気をしっかり詰め込んであります。
このコンサートも私の3本の指に入る素晴らしいコンサートだった。
レコード(LP)が1枚1800~2000円の時代になんと入場料700円だったのだ。
もちろんC席(笑)、小さい会場とはいえ2階の奥だが、そこは掟破りの草分けの我々は
ステージ真ん前の通路に陣取ってスタート待ち(高校生5人がである)!
セキュリティ・ガードマンがいないのだ、実に良い時代であった。
MC(確かラジオのパーソナリティ・糸居五郎だと思う)の紹介とともにいきなりの「Fire And Water」である。
3曲目の「I'm A Mover」までですでにボルテージ上がりっぱなしのピークへ。
ポール・サイモンのシンプルなのに重さのある力強いドラム、
アンディ・フレイザーのビックリするぐらいファンキーな歯切れの良いベース、
ポール・ロジャースのブリティッシュ・ロックを代表するような味のある、そして演歌に近いようなこぶしの利いたボーカル、素晴らしかった。
そして何より素晴らしかった、いや凄かったのがポール・コゾフのギターだ!
ワイト島の映像を見た人は多いと思うが、あんなもんじゃありません。
この日は絶好調に近かったのではないでしょうか、レスポールサウンドがまさに大きく開けた彼の口から出ているかのごとく迫力とパワーを伴ってセクシーに爆発してました。
エリック・クラプトンの折り紙付きと言われるアームを使っているかのようなチョーキング&ビブラートも素晴らしかった。
(もちろん彼のレスポールにはアームは付いてません!)
これをわずか2~3メートル先で演奏しているのを目の当たりにしたのですから、なんとも幸運としかいいようがありませんよね。
最後のアンコール「Crossroads」では全員が燃焼しきったといった感じで会場のボルテージも最高潮。
エンディングではポール・ロジャースがマイクスタンドを倒して失神寸前でした!
その倒れてきたマイクスタンドを支えたのがなんとこの私です(笑)、すごい体験でしたねえ。
CD最後のところに糸居五郎さんの声で「いまバックステージでポール・ロジャースがぶっ倒れました」と入っているのには思わず笑わしてもらいました。
面白いエピソードとしてはライブ中盤、最前列で写真を撮っていた音楽雑誌のカメラマンが「私はもう帰るので、良かったらこの席使って」と私たちに座らせてくれました。
こんなに良いコンサート中座するカメラマンなんているか!!!!!!(笑)
そんなですから、このあとのオーストラリア公演あたりでバンド内不仲説で空中分解するなんて予想だにできなかったですね。
それぐらい熱い、すごい、素晴らしい演奏でした。
そしてこれがそんな熱い演奏が詰まったCDなのです。
以前cazooのブログで拝見して驚いたのですが😅🙇♂️
この音源を譲って頂く事は可能でしょうか🙇♂️
又は私の所有している来日バンドの音源とトレードとかは可能でしょうか🙇♂️
突然このようなコメント大変失礼だと思いますが、どうぞご検討のほど宜しくお願い致します。
私がコンサート行き始めたのが73年のイエスからでこのフリーの伝説の初来日は残念ながら体験出来なかったので海賊盤は現存してる物は購入しましたがやはりこのオープリールで録った音に敵わないのではと思われます。
コメントに気づくのが遅れ申し訳ありませんでした。
熱いライブの音源です、いつ聴いてもあの時に戻れますので最高ですね^^。
コメントありがとうございました。
https://store.universal-music.co.jp/product/uiky75118/
当時ファンの方であればオリジナル盤でお持ちかもしれませんが、アイランド・オリジナル・マスターテープからDSDマスタリング→アナログ化ということで、むしろオリジナルをお持ちの方こそ音質聴き比べの楽しみがあると言えるかもしれません。
気付いてお返事くださりありがとうございました。
Freeのアナログ盤の情報ありがとうございます。
その昔はLPを嫌というほど所有しておりましたが、Freeのシングルは持っていません。
いまはこうしたシングルの復刻もしているんですねえ、驚きました^^。
今やCDさえ気の向いた時だけとなり、ほとんどがPCオーディオとなってます。
手元にはお気に入りの僅かなアナログ盤を残し、かなり昔にほとんど処分済みで、レコードプレーヤーさえない状況です^^;)。
PCオーディオ設定の妙味でアナログ的サウンドを楽しんでいる次第ですが...
Freeの情報ありがとうございます。