先日の土曜日(24日)午後にかつての上司を訪ねて板橋まで出かけた。
そのついでに近くの「熱帯環境植物館」へ行ってみたのだが、これがけっこう面白かった。
少し前に妻と木場の熱帯植物館へも行ったが、そことは規模は少しスケールダウンする感じだが熱帯魚の類も展示しているのだ。
まあそれが植物館のスペースを圧迫し中途半端な印象を与えているのかもしれない、だが子供などには喜ばれそうなスペースとなっていた。
なんとけっこう大きめのエイなども泳ぎ廻れるくらいの水槽まであるのだから、見栄えはとても良い。
時間が限られていたのでゆっくりとは撮影できなかったが、何枚か写真が整理できたのでアップしてみる。
No.1 アコウ
このアコウはマニュアルで露出を決め、日も当たらないジャングルで見つけた花のような雰囲気にしたかった、上手く背景も暗めに沈んでくれた。
No.2 ツンベルギア・マイソレンシス
No.3 ランタナ
No.4 カッシア
No.5 カリアンドラ・エマルギナタ
No.6 ロドデンドロン・ロキアエ
No.7 名称不明
No.8 パフィオペディラムの一種
No.9 ヒツジグサ(睡蓮)
この睡蓮は通路に置かれた小さな水槽にこぢんまりと咲いていたものだが、花全体にピントは来るくらいに絞りを開けて背景を整理した、出来上がりの雰囲気は大変好き。
No.10 プルメリア
上の写真の9番と10番は特に気に入っている、このプルメリアは窓際に咲いていたもの。優しい光が入っておりこの花独特の中心部の淡い色合いと白が織りなす非常に柔らかい感触が優しい光で捉えられそうだと直感しシャッターを切った。
思えばこういう光のシチュエーションで食べ物や花の写真に今のところほぼ失敗はない、この光を感じられるととてもウキウキしてくる。
熱帯植物フロアでの花はそれほど多くはなかった、季節・時間にもよるのだろうからこれはしょうがない。
さてこの熱帯環境植物館のもう一つの展示「熱帯魚」だが、たまたまこの日から始まった企画展が『サンゴ礁の生き物』だ。
そのフロアーの中心部に「サンゴ礁の危険な生き物」という水槽があり、小さな毒々しい色の「ヒョウモンダコ」の隣の水槽にいたのが「ミノカサゴ」、これが美しくまた動きもゆったりで写真にも好都合だった。
ミノカサゴ #1
ミノカサゴ #2
ミノカサゴ #3
この2~3枚目の写真を撮っている時、このミノカサゴは水槽に押し当てていたレンズに向かって彼の方からやってきたのだ。
そして正面に止まったらレンズを凝視しているように動かない、シャッターを切る度に彼の目が反応しているように見えた、レンズを通してシャッターの動作が彼には見えたのだろうか、写真のように「睨めっこ」をしながらしばしこちらも笑わせてもらった。
この熱帯植物館、花はそれほど楽しめるほど多く見られなかったが、この企画展のおかげでたいへん楽しい時間を過ごすことができた。
また写真の良いトレーニングもさせてもらった2時間だった・・・。