二日目朝は5:30に起床、普段は低血圧で朝まるで弱いのですが、旅行の時はなぜかアラームの音一発でスッキリ目覚めることができるんです、不思議ですね(笑)。
外はとても静か、カーテンを開けてみると雨も未明にはあがったみたいでとても明るくなってきていました。足元で私の気配で目覚めたCobbyがすでに尻尾を大きくフリフリして散歩の催促です、さっそく顔を洗ってカメラを背負って出かけます。
まずは昨日富士山が見えなかった休暇村の展望デッキまで行ってみます、まだ太陽が顔を出さず森にも少しだけ雲がかかっていました、それでも随分と明るいですから陽は差しそうでした、相変わらず木々の緑がとても濃いです。
デッキ到着直後の田貫湖の様子、あいにくまだ富士山は見えず。
ただどんどん空が明るくなってくるのがわかります、風はほとんど感じないのですが空の雲はけっこう早く移動していました。その狭間から光が見え隠れしているので期待しながら少しデッキで待ちます。
湖面も穏やかで素晴らしい緑が鏡のように反射して素敵な幾何学模様を紡いでいました...
雲は相変わらず多めなのでCobbyも待っていることもあり、湖畔を時計回りに少し散策です。
少し歩いた四阿まで来るとだんだん富士山の裾が姿を現してきました。
湖面にも光が差し始め、待ってましたとばかりに先へ行きたがるCobbyを引き戻し展望デッキへ戻ります(笑)。
出てきました!とても大きな富士山です。
展望デッキからはこんな見え方をします。湖面に富士山がしっかり写ってきました...
しばらく様子を見ていたんですが、雲が多くこれ以上ハッキリ見えないので明るくなってきたこともあり湖畔を今度は反時計回りに移動します。
昨夜の雨に濡れたたくさんのあじさいを見ながら湖南中央の大きなデッキまで歩きます、色が付き始めた紫陽花もしずくを携えとても瑞々しかったですね。 | |
中央のデッキからは早朝の光の中ならではの素晴らしい景観を楽しめました。富士山を含めこの朝の散歩がこの旅行のハイライトとなるくらいフォトジェニックでしたね。デッキ左側(休暇村方面)の景色です、朝靄のようなガスも幻想的なら、湖面の反射はとても神秘的です。 | |
ここからはまさに神秘的な写真のオンパレード!上の構図を少し広角気味に引いて撮ったものがこちら。もう上下反対にしても分からないような写真が撮れました(笑)、実際この目で見ていてもとても美しいんです。太陽もしっかり富士山の上に顔を出し始めており、その中でまだ小高い森に霞がかかっている状態なのでこういう写真が撮れたんですね。 | |
明るさが増すに連れて景色も益々エスカレートしていきます。これはお向かいで釣りを楽しむ人影を見つけ、写真のワンポイントに写させてもらったもの。すると先程と同じく木々の上の霞がまだまだ強いので湖面とのシンメトリーが俄然ハッキリしているのに気が付きました。 | |
もうこれしかないというアングルがこちら... | |
少し前に話題になった「ウユニ湖」のような写真が撮れました(^-^)v。今回のドライブでは富士山も入っていないのに最もお気に入りの一枚です。ぜひ大きくして見てみてください。ぽっかりと浮かんだような浮遊感を感じられると思います。 |
空も写真のように青空が随分と見えるようになってきました。
コテージに到着する頃、青空の比率も随分と増えて大きなヤマボウシの木に咲く白い花たちもその青空に映えてとても美しいです。部屋に戻ったのが7時過ぎですから1時間半の素敵なフォトセッションでした、Cobbyもおりこうさんにしてくれて随分と助かりました^^。
そのまま妻を誘い朝食は先ほどの展望デッキのある本館でバイキングです。こちら休暇村富士にはたくさんの宿泊客がいたんですねえ、駐車場もほぼ満車。何でも全国の休暇村の中で客室利用率(回転率)が最も高いのがここ『休暇村富士』なんだそうで、納得ですね。
フロントのある3階のラウンジから先程までの雲が切れてこれまたみごとな富士山が見えてました。太陽がほぼ富士山の真上にあります、頂上に笠雲のようなものが渦巻いて見えてました。
食事会場に入るとやはりたくさんのお客さんでいっぱいでしたが幸運にも窓際に一つテーブルが空いており、私がすかさずゲット(笑)。妻から『少し暑くない?』と言われた、たしかにまだ朝7時過ぎなのだが大きな窓(カーテンはあるのだが)に太陽光が物凄い勢いで降り注いでいる感じだった。
そう、先ほどの青空そのまま天気が大変良いのである。でも私はこの席譲れません、妻も諦め顔でソクサクと食材を集めに料理の方へ向いました^^。
もう私は料理などの写真どころじゃありません 、窓の外が気になって気になって(笑)。でも休暇村の食事はとても美味しかったです、バイキングとはいえそれほどバラエティはありませんがクオリティはそこそこ高いですね。特に吉田うどんでしょうかクラッシュアイスに乗せられて締まった喉越しとコシの強さはとても素晴らしい逸品でした。
食事中は時々カーテンを少し開けて富士山の勇姿を確かめますがまさに素敵な眺めです。
この時期夏場にかけては雪が溶けてそっけない(ような)姿になりますが、まるで頂上を巻いている雲が「雪があればこんな感じですよ」的な演出をしているようでした(笑)。
食事が終わると妻を誘い下の展望デッキで休暇村最後の絶景を楽しみます。
手前を流れる雲が時折その姿を隠しますが、うまく頂上が見えるタイミングもあり、なんとか富士山ありの「休暇村富士」を楽しむことができました。
もう私的には朝のベストショットもありこのまま帰ってもいいくらいの充足度だったのですが(笑)、天気を期待して楽しみな二箇所を二日目に回しましたので予定通り9:30にチェックアウトして休暇村を出発しました。
今回は妻の誕生日のお祝いでしたので勘定は私が...じゃらんのポイントを使ってコテージ大人二人で〆て15,000円ちょい。ここはワンコがいても料金取られないのは良心的ですね(まあケージがあるだけだったせいかな)。私の小遣いにも負担がそれほどなくとても楽しめました...^^。
☆☆☆☆☆☆☆
二日目最初の訪問地は比較的近場、定番の「白糸の滝」から。
富士山が世界遺産に認定されて内外の観光客が増えると見越してのことか駐車場からトイレ、そして観光案内所まで出来立てのようでとてもきれいでした。駐車場から少し歩き始めるとすぐに「音止めの滝」が見られます。朝一番の好天の下、とても気分爽快ですね。
もうこの近辺から白糸の滝も少し遠いですがきれいに見えていました。力強さでは負けても美しさとスケールという点ではこの音止めの滝の数段上をいってますね。
上の写真に見える観瀑ポイントまで降りていきます。
さあ40~50分白糸の滝でマイナスイオンをたっぷりと浴びた後は富士の裾野をぐるっと半周ほど廻って山中湖の手前まで走ります。
☆☆☆☆☆☆☆
昨日の小雨の降るなか本栖湖・精進湖を見た展望所からは青空と真っ白な雲の下に広がる青木ヶ原から湖にかけての景色が見られました。
ただ11時過ぎくらいですが暑くなってきているのでなかなかスッキリとした視界が得られない感じでしたね。
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<本栖湖方面> | <精進湖方面> |
到着前にみやげを物色するため「道の駅なるさわ」へ寄ります。
地元の果物や野菜が沢山並んでいました、なかでもさくらんぼが大変甘くておいしかったですね。空腹だったらこちらで大量の大根の千切りをのせた名物の「せんどそば」を食べようかと思っていたのですが朝食のバイキングがきいておりふたりとも冷たい飲み物で済ませてしまった。
この時間あたりからずっと綺麗な富士山が見えていましたねえ(道の駅なるさわにて)。
だいぶ日差しが強くなってきました、さて道の駅にてしばしの休憩の後向かったのが富士山の伏流水に水源を発する湧水池「忍野(おしの)八海」です。
こちらに着く午後1時ころはとにかく暑かったですね、Cobbyの給水のピッチも早かったです。そしてなんといっても中国人観光客の多さに驚きです。バスで団体さんがどんどんやってきていました。
また不思議に一番メインな上の「湧池」の周りにたむろして写真を撮っている方が多く、すぐそばの「鏡池」、ましてや「菖蒲池」まではほとんど行きません(^^;)。
鏡池なんか富士山入れて素敵な写真が撮れそうですがねえ...^^、とても良い雰囲気でしたよ。 池の中には大小様々な種類の魚が泳いでいます、きれいな水の中で気持ち良さげに泳いでいました。私達もさすがに一番遠い「出口池」までは行きませんでしたが(^^;)、一番奥の菖蒲池を周り富士山を見ながら四阿でしばし休憩させてもらいました。もうCobbyも水をガブガブです(笑)。 | |
まあそれにしても平日(金曜日)でこれだけ(中国)人を見るとは思いませんでした、マナーの悪い人は見かけませんでしたが相変わらず自撮り棒の多さには圧倒されます^^。涌池はこんな感じで構図を作ったほうが「静かさ」を感じますね(笑)。
この日は早朝から動いていましたので、この暑さのせいもあり二人とも疲れが出てきましたねえ、「そろそろ帰ろうか」の掛け声ですんなり帰路へつきました(笑)。
帰りの中央道も談合坂SA(下り)で休憩し、ようやく遅い昼食をとりましたが、さすがにCobbyをドッグランで遊ばせる余力は残っていませんでした(笑)。
☆☆☆☆☆☆☆
初めて中央自動車道を運転しましたが、やはり馴染めませんでした(^^;、荒れた道もけっこうあり走っていて面白く無いですね、あくまで私見ですが・・・。やはり関越・東北道方面のほうが自分には水が合うみたいです。ただ自宅からは近いのは確かですね、のんびり走っても2時間で余裕で行ける手軽さはとても魅力でした。
次があれば冠雪している富士山を見に行くかな...。田貫湖も良かったし、休暇村からの景色はとても素晴らしくまた行きたいと思わせてくれました。
やはりワンコ連れドライブはかなり下調べをして行かないと楽しい旅はむずかしいですね。今回の反省点は「ランチスポット」かな...次回はじっくり調べてみましょう。
富士宮ドライブ...fin