with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

「鷲の目」&「鷹の目」を入手しました...

2021年05月17日 | 00. 愛用カメラ機材

久しぶりの投稿はすなわち気になるニューアイテムゲットのお知らせになります^^。

2本のオールドレンズを手に入れました、まず1本めは...

《 Carl Zeiss JENA DDR Tessar 2.8/50(後期型)》
光学系構成 : 3群4枚(テッサー型)
焦点距離 : 50mm
最短撮影距離 : 0.35m
絞り羽根枚数 : 5枚
F値 : f/2.8~f/22
フィルター径 : 49mm
マウント : M42マウント
重量 : 171g

そして2本目は...

《 Minolta MC ROKKOR-PG 58mm F1.2(後期型) 》
光学系構成 : 5群7枚(拡張ガウス型)あるいは(拡張ビオター/クセノン型)?
焦点距離 : 58mm
最短撮影距離 : 0.6m
絞り羽根枚数 : 8枚
F値 : f/1.2~f/16
フィルター径 : 55mm
マウント : ミノルタSR/MD
重量 : 475g

さて1本目の「Jena Tessar 2.8/50」の方はCarl Zeissが初期には解像度よりも高いコントラストと豊かな階調性を追求していたということを目にしてみたいという意味で手に入れました。「鷲の目=Eeagle Eye」というキャッチコピーで有名です。

そしてもう一方のレンズはこれまで何本か標準域のレンズを手に入れてその魅力にハマってしまった「ROKKOR」の中でも当時最も明るいレンズとして君臨していた標準レンズなんですね...もう前から欲しくてしょうがなかったんです^^。

こちらは「鷹の目(Hawk eye)ロッコール」というキャッチコピーで知られます。

この2本ほぼ資金ゼロで入手しました、「Jena Tessar 2.8/50」は<Rakuten Unlimit V>へスマホ同時購入の特典でもらったポイントで、そして「MC ROKKOR-PG 58mm F1.2」の方は部屋を整理した際に出てきた今やヴィンテージ扱いされているRolandのテープエコー「SPACE ECO RE-201」がまさかの高額で(それも24時間以内に売れた)利益の一部で購入できました。

まあどちらのレンズも個性豊か!

それぞれのレンズの(私が思う)特徴的と思われる画像を貼ってみますね...

[Tessar 2.8/50]

#1

まず驚くのは最短撮影距離、35cmということ。標準レンズでこんなに寄れるものは初めて使います^^。寄れるので大きめなバラとはいえこんなに大きく写ります。

#2

そしてフレアは出やすいみたいですが、逆光気味でも思い切って露出補正を大きくプラスしても画像に破綻はなく不安はありません。1枚ベールを纏ったような美しい個性的な画が出ます。

#3

距離がある背景では多少荒れる傾向がありますが、近接での背景はとても柔らかく光を上手に取り入れて臨場感豊かに描写してくれます。

#4

日陰のCobbyも安心して+の露出補正がしやすいです。明るくしての特徴的な薄いベール感がこのレンズ独特の雰囲気になりますね。

#5

高いコントラストと豊かな階調性というのが納得のレンズではないでしょうか。

[MC ROKKOR-PG 58mm F1.2]

#1

このレンズはほんと緑が気持ち良いくらいきれいに出ます。ボケも柔らかく、画像全体が醸す柔らかさはまさに「ROKKOR」。明から暗へのグラデーションも素晴らしく空気感がなんとも言えません。

#2

この充満するような空気感ですよね^^。柔らかいながらも芯のあるピント面から奥に向けてまさに色になるまでのボケ加減もこのレンズならでは。緑のロッコールたる由縁のAC(アクロマチックコーティング)がもたらすまさに「コク深め」の1枚。

#3

開放でもこの社の重厚感です、階調豊かな描写が為せる技でしょうかね。

#4

F1.2の薄~いピントはまさにピンポイントでCobbyにスポットを当てたよう。でもフォーカス面はしゃきっとシャープに描きます。

#5

これjpeg撮って出し...バラの中心へ置いたピントは薄いもののシャープに描かれていますが、アウトオブフォーカスになった途端に柔らかく滲むようにボケ始めます。その滲むようなボケがまた品がありますよね(笑)。

緑のロッコールに魅せられてからずっと欲しかったこのレンズ、私の使っているROKKORの中にあっても独特な味「コク深め」が光る一本です。

まあとにかく個性豊かなレンズたちです。

使い込むのが楽しみになる2本を新たに入手したという話題でした。

2021年5月 氷川の森ほかにて