with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

やっぱりZeppはここだよね...

2019年11月28日 | 08. わたしの好きな音楽

以前ブログにも書きましたがとても安い中華製のDアンプを使いだしてからPCの作業中にCDを聴きながらというスタイルが多くなってきました。

写真のRAW現像やこうしたブログ記事のバックグラウンドだったらちょっと激しいロックでも全然問題なしですが、深夜とかちょっと仕事に関わることなんかはジャズがいいですね。

そんな中できょうたまたまCDラックから手にとったのが「Led Zeppelin」だった。随分前に手に入れたというか何枚目の購入だろうか「Led Zeppelin III」だ。

RAW現像中だったのでそれほど注意深く聴いてなかったのではじめは気が付かなかったのだが、途中名曲「Since I've Been Loving You」が流れていた時にふと口ずさんだ途端に「あれこの場所こんな歌い方だったかな?」と気になりだした...おかしい!絶対違うと思ったらCD-2をかけていた。

ゼッペリンは大好きなグループであるが、オリジナル以外のアルバムにはそんなに手を出すほどではなかった方なのです...特に海賊版などはほとんど聴いていない。もちろんこれも海賊版などではないが、2014年に発売された2014リマスター/デラックス・エディションという代物だ。

ファーストからサード・アルバムまで全て2枚組となっており、リマスターされたオリジナル・アルバム1枚と正式発表されてないライブやスタジオアウトテイクプラス未発表曲も少し含めた『コンパニオンアルバム』という2枚構成になっている。

先ほどのかけ間違えから思わぬ良さを発見し写真の私の持っている唯一の海賊版「Live on Blueberry Hill」まで一気に聞いてしまった。

ファーストの2枚目(コンパニオンアルバム)が全て以前海賊版で出ていたライブで聴き応えもあるので随分と聴いていたのだが、セカンド&サードのコンパニオンアルバムはそれほど聴き込むことはなかったので今回のようなハプニングを生んでしまったのでした(笑)。

私の好きなゼッペリンタームはまさに上記の3枚だ、巷では4枚め「ノンタイトル」と7枚目の「プレゼンス」あたりが傑作として定着しているようだが...私のこれがゼッペリンというとアルバム単位では上記3枚。これに加えるとすれば4枚目・5枚目以降になると曲単位になってくる。

私のLed Zeppelinライブ初体験は1971年の初来日だ。まあ翌年との2回しか日本には来ていないのだが、この初来日ライブ(武道館)は凄かった。オープニングのImmigrant Songから絶好調で途中未発売の4枚目から「Black Dog」と名曲「Stairway to Heaven」も披露された。

面白かったのがこの時点で未発売のアルバムの2曲だ、当たり前だがこの2曲のアナウンスが有っても観衆の反応がゼロ...挙げ句は「Black Dog」ではバンド仲間と行っていたのだが「あれ間違った?」とマジに話していたこと(笑)。

とにかく4人が4人素晴らしいテクニックを披露してくれた、ページのギターも最高だったがプラントのあの「声」...まさに油ののったボーカルはレコードそのまま。

だがその1~2年後にはプラントの喉の故障でアルバムではまだ目立たないが、往年の声は望めなくなってしまった・・・私の強烈なZeppelin熱もその頃から下降線をたどっていった。

そんなわけで初来日前に世に出た写真の海賊版(確か3枚組LPだったと思う)が当時7千円くらいしており高校生の私には手が出ず、バンド仲間の1人が買ったものを随分と聞かせてもらった思い出がある。...もうあのときの武道館ライブそのままといった雰囲気である。

その海賊版がCDになり私が手に入れたのはずっと後になって地元の大きなスーパーに入っていたCDショップで格安版として売っていたものだ・・・なんだかなあという気持ちで買ったのを覚えている^^。

普段は家でも車でもかけるのはだいたいセカンドかサード・アルバムが多く、この2枚はあの有り余るエネルギーが噴出したかのようなライブと直結して聴けるアルバムなのである。

とまあきょうはPCの前にいる時間はZeppelinをかけっぱなしの一日でした。それぞれのZeppelinがあっていいと思いますが...これが私のゼッペリンというお話でした。

 

 カメラ : Nikon D700

 レンズ : Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S


最近のMyオーディオ事情...

2019年09月22日 | 08. わたしの好きな音楽

​しばらく前に20年近く使ってきたCD・MDレシーバーが不調をきたしとうとう右のスピーカーから音が出なくなってしまった。

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すでにCDが聴けなくなっていたので上に載せてるPCのDVDドライブを使っていわゆるPCオーディオという感じで使っていました。音が出なくてはどうしようもないので買い替えかなと思ったのですが、なにか安く済む方法があるだろうとネットで調べていたらDアンプなるものを見つけた。

まあDというのはデジタルのことであろうがとにかく安いのである...まあいっぱい出てますね、なるほどの中華製です。

その中から聴き疲れしないというコメントが目を引いたとても小さいアンプでELEGIANTの「F900S」というモデルを購入しました。

DSCN2504_F900S.jpg

軽くて小さなアンプです、電源アダプター付きで3,500円程度。しっかりとしたスピーカー端子で私の使っている少し太めのケーブルを繋げると写真のように前が少し浮きます(笑)。

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ご覧のように背面はケーブル端子と電源端子でほぼ埋まります。これでなんとスマホなどと繋げるBluetoothまで装備されてます。まあ音質的には写真のLineでAUX端子につなげたほうが良いのでこの方法で落ち着いています。

USB接続も可能でPCとつなげてサウンドボードとして認識してくれるし、音的にはAUXを上回りそうなんですがなんと接続後の電源の入り切りで「ボツッ」というとても大きな音がしてスピーカーを傷めそうなので止めました。

現在は壊れたレシーバーをプリアンプ&サウンドソースセレクター的に使ってPCとはデジタル接続しまだ生きてるMDなどもこれで聴いています。

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PCによるCDそしてレシーバーのMDの視聴がほんと良い音で聞くことができるようになりました。

ほんと騙されているようですね、一昔前では考えられないです・・・3,500円ですよ(笑)。とてもスッキリした音で小さい音量でもけっこうな聴き応えで十分満足できる音なんです。昼間など家の人間に苦情をもらわずに済むくらいの大きな音で鳴らす時などは昔から使っているYAMAHAのサブウーファーを加えてやるとエレキベースの音が生き生きと目の前で鳴っている感触ですから驚きですね。

日本のオーディオメーカーもこれじゃ苦しくなる一方でしょうね ^^;)。

私の場合CDには無いMD音源も多いのでしばらくはこの体制で行けそうです。


 ※ カメラ : Nikon Coolpix P7100



Free Jazzに酔いしれる...

2018年05月20日 | 08. わたしの好きな音楽

​分冊百科をいろいろ出している出版社「デアゴスティーニ」から『ジャズLPレコードコレクション』というシリーズが出されているが、つい最近その42号で『グリジッチ・ヴィレッジのアルバート・アイラー』が発売された。

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まあなんとも懐かしいそして素敵なジャケットではありませんか、とはいえ私はこのアルバムをいまだ聞いたことがないのです。Jazzは好きで学生時代から聞いていましたが、コルトレーンやエリック・ドルフィーから派生してフリージャズも少しかじってはいました。そのフリージャズと言われる範疇の中でではやはりこのアルバート・アイラーの「spiritual unity」だけは聴いていたが、これは強烈だった。今でも時々この咆哮のようなサックスを聴きたくなり年に一回くらいはCDを持ち出すことはありますね。そんな中で上記のライブアルバムもジャケットの素晴らしさから気にはなっていたのですが、「spiritual~」が感全理解できていなかったこともあり購入するには至りませんでした(笑)。

そうした経緯の中このLPがけっこう店頭で購入されるのを見て俄然気になりだしてLPは聴くことができないのでAmazonで探してCDを購入して聴いてみました...

なにせこの人のアルバムに関しては聞く人によって評価はまちまち・・・フリージャズですからね^^。このアルバムを聴いてみると不思議に普通だった(もちろんあの咆哮は健在ですが)、不思議なことにこのアルバムを聴いたら私としたら「Spiritual Unity」のインパクトの方がとても強く、ドラムとベースのみというトリオ編成ということもあり聴き応えは「上」という評価になりそうである。まだそれほど聴き込んだわけではないので...ジワジワ来るかもしれませんが(笑)。

spiritual unity.jpg

それよりこのアルバムを聞くことで「Spiritual Unity」の良さをより強く認識できたのがとても嬉しかった、やはり数を聴かないとだめですね、やっとアルバート・アイラーに開眼し始めたようです。

ピアノのバド・パウエルの時もそうだったのですが、彼の良さがなかなか理解できず・・・とにかく色々聴いてみました・・・ある休みの朝に寝ぼけ眼でかけた名盤と言われるVerveの「ジャズ・ジャイアント」でいきなり鳥肌と共に彼の良さを理解できた経緯があります。なんかそれと同じような気分でしたねえ。

こうなるとアルバート・アイラーの一音一音がスーッと心に入ってくるんですよね、若い頃だったら彼の他のアルバムを漁りだすところですが、この歳になるとさすがにそうはいかず当分このライブもどこが良いのかが分かるまでじっくり聴き続けてみようとなりますね(笑)。

そして急に気になりだしたのがアーチー・シェップである、同じフリージャズではけっこうお気に入りのプレーヤーでいくつかのアルバムを持っているんですが、一番のお気に入り「ザ・マジック・オブ・ジュジュ」が誰かに貸したまま行方不明になっていたんです。急に聞きたくなってきました、これは即ゲットしましたよ(笑)。

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今は国内盤でもジャズCDは安く手に入るんですねえ、どちらも「Jazz百貨店シリーズ」とかで1,500円程度で手に入りました。

この「ザ・マジック・オブ・ジュジュ」、やはりいいですねえ!

彼の場合はあの吹き出し一発(一音)で心わしづかみにされましたからアイラーのように聞き込みは不要でした^^。特にこのアルバムのタイトルチューンは18分アフリカンビートのようなリズムに乗ってただただブローしまくりなんですが、これがグイグイ引き込まれるほど魅力的なんです。18分があっという間に終わってしまう感じで次曲の心地よいアンサンブルへ繋がるんですよね...やはり最高の一枚です。

このところ車ではアイラーとシェップのアルバムをiPodでガンガンかけまくりです(笑)。スイングジャズの軽快な乗りやモダンジャズの美しさとは随分とかけ離れているようですが、一度ハマってしまえば「非日常」の面白さみたいなもので予定調和のない気持ち良さとでも言えるような感じですね。

iPodのプレイリストに付けたタイトルが「Avantgarde」・・・いい響きですね、まさにひとつの芸術です。

なるべく音楽(のジャンル)には垣根を作らないできましたが、この歳になっても新たな発見や感動が得られるのですから音楽ってホント不思議ですよね。

珍しく音楽ネタでした...



Poco やはりいいですねえ・・・

2013年10月26日 | 08. わたしの好きな音楽

​久しぶりに手持ちのCD、Pocoの『Legend Alive』聴きました。

というか同梱のDVD観ちゃったという方が正しい(笑)。

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1. Where Did The Time Go 2. Keep On Tryin' 3. Crazy Love 

4. Pickin' Up The Pieces 5. Bad Weather 6. Call It Love

7. Let's Dance Tonight 8. Magnolia 9. You Better Think Twice

10. Spellbound 11. Indian Summer 12. Kind Woman

13. Rose Of Cimarron 14. Ride The Country 15. A Good Feelin' To Know

16. Heart Of The Night

2004年5月のライブの様子を収録したものだが、CDの収録曲そのままDVDに

入っているお得盤なんです。

発売当初輸入版で千円ちょっとで買えたんですから安いですよね、

それが今やAmazonでは、廃盤なんでプレミア価格が付いて中古が売られています。

その値段7千円~1万円、バカみたいですね。

いまでもPocoは活動しているのでしょうか?アルバムも出てないようですね。

もう皆いい年ですしねえ、年金生活で悠々自適の暮らしを楽しんでそう。

この2004年のメンバーはベースがJack Sundrudが、キーボードにツアーメンバーの

若い衆が(この人再結成ツアーで初来日した時の人みたい:顔に見覚えが…)参加。

あとはお馴染み、Rusty Young、George Grantham、Paul Cottonそしてゲストに

Richie Furayという布陣だ。

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懐かしい曲のオンパレードだが、さすがに声には衰えを感じてしまいます。

でも上のRustyなどこのスティール・ギターのテクニックはさすが、円熟の境地。

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ギターのPaulの方がボーカルの面では結構維持しているかな・・・、楽しめます。

やはり仕事で疲れて帰って、ゆっくり60・70年代のバンドの元気な姿を楽しむというのは

非常に精神に良い影響を与える様でリラックスできます(笑)。

こういう良盤がすぐに廃盤になってしまうので寂しい限りですが、大切に持っていたいですね。



Buffalo Springfield もいいね

2009年02月02日 | 08. わたしの好きな音楽

10年早すぎたといわれたグループ

 

Stephen Stills, Neil Young, Richie Furay・・・などウエストコースサウンドの立役者が

そろったグループ “Buffalo Springfield”。

3枚のアルバムを残しているがこれは名盤といわれたその2枚目の「Again」(日本盤LP)。

 

 

曲と曲の間をSEや小曲で繋がれたコンセプトアルバムのような出来になっている。

もう何回聴いただろうか・・・。

ニール・ヤングの「Mr. Soul」から始まり「Broken Arrow」で終わるアルバムで、

ここでのニールの存在は非常に大きい。

ニール、ステファン、リッチーとそれぞれ3~4曲ずつ提供されているのだが、

ニールの曲がリフレイン、コラージュのごとくちりばめられアルバムのイメージを

形作っているようだ。

それにしても曲の配置から何から非常に練られておりいつ聴いても感心してしまう。

 

 

よくこの3枚目のラストアルバム「Last Time Around」のジャケットでニールが反対を

向いているので、何かと不仲説を唱えられるがよく彼らの3枚のアルバムを見ると、

3枚とも誰か一人はあらぬ方向を向いているのに気がつく、それも一番右か右下の

メンバーだけがである。

これは不仲どうのという意味合いではなく何か意図的なものを感じてしまうのです。

 

それは別として、この3枚目のアルバムが私は最近よく聴いております。

よく「散漫」とかイメージ的に語られることが多いのです。

確かにもう解散というときに発表されているのでしょうがないのかも。

アルバムもリッチーが頑張っていて、さわやかな曲が多い。

ここでは後にポコを結成するキーパースン、ジム・メッシーナがベースとプロデュースに

関わっていることが大きな原因だろう(ポコの匂いもプンプン)。

ステファンもニールもすでにソロやCSN,マナサス的な曲を提供している。

そうした状況を「散漫」と見るかどうかである。

私はこのバラエティ豊かなアルバムが大好きである、まさにウエストコーストサウンドの

転換期の象徴のようなアルバムではないですか。

 

このグループから私はCSNそしてPOCOへとのめり込んでいくのでした(笑)。