以前ブログにも書きましたがとても安い中華製のDアンプを使いだしてからPCの作業中にCDを聴きながらというスタイルが多くなってきました。
写真のRAW現像やこうしたブログ記事のバックグラウンドだったらちょっと激しいロックでも全然問題なしですが、深夜とかちょっと仕事に関わることなんかはジャズがいいですね。
そんな中できょうたまたまCDラックから手にとったのが「Led Zeppelin」だった。随分前に手に入れたというか何枚目の購入だろうか「Led Zeppelin III」だ。
RAW現像中だったのでそれほど注意深く聴いてなかったのではじめは気が付かなかったのだが、途中名曲「Since I've Been Loving You」が流れていた時にふと口ずさんだ途端に「あれこの場所こんな歌い方だったかな?」と気になりだした...おかしい!絶対違うと思ったらCD-2をかけていた。
ゼッペリンは大好きなグループであるが、オリジナル以外のアルバムにはそんなに手を出すほどではなかった方なのです...特に海賊版などはほとんど聴いていない。もちろんこれも海賊版などではないが、2014年に発売された2014リマスター/デラックス・エディションという代物だ。
ファーストからサード・アルバムまで全て2枚組となっており、リマスターされたオリジナル・アルバム1枚と正式発表されてないライブやスタジオアウトテイクプラス未発表曲も少し含めた『コンパニオンアルバム』という2枚構成になっている。
先ほどのかけ間違えから思わぬ良さを発見し写真の私の持っている唯一の海賊版「Live on Blueberry Hill」まで一気に聞いてしまった。
ファーストの2枚目(コンパニオンアルバム)が全て以前海賊版で出ていたライブで聴き応えもあるので随分と聴いていたのだが、セカンド&サードのコンパニオンアルバムはそれほど聴き込むことはなかったので今回のようなハプニングを生んでしまったのでした(笑)。
私の好きなゼッペリンタームはまさに上記の3枚だ、巷では4枚め「ノンタイトル」と7枚目の「プレゼンス」あたりが傑作として定着しているようだが...私のこれがゼッペリンというとアルバム単位では上記3枚。これに加えるとすれば4枚目・5枚目以降になると曲単位になってくる。
私のLed Zeppelinライブ初体験は1971年の初来日だ。まあ翌年との2回しか日本には来ていないのだが、この初来日ライブ(武道館)は凄かった。オープニングのImmigrant Songから絶好調で途中未発売の4枚目から「Black Dog」と名曲「Stairway to Heaven」も披露された。
面白かったのがこの時点で未発売のアルバムの2曲だ、当たり前だがこの2曲のアナウンスが有っても観衆の反応がゼロ...挙げ句は「Black Dog」ではバンド仲間と行っていたのだが「あれ間違った?」とマジに話していたこと(笑)。
とにかく4人が4人素晴らしいテクニックを披露してくれた、ページのギターも最高だったがプラントのあの「声」...まさに油ののったボーカルはレコードそのまま。
だがその1~2年後にはプラントの喉の故障でアルバムではまだ目立たないが、往年の声は望めなくなってしまった・・・私の強烈なZeppelin熱もその頃から下降線をたどっていった。
そんなわけで初来日前に世に出た写真の海賊版(確か3枚組LPだったと思う)が当時7千円くらいしており高校生の私には手が出ず、バンド仲間の1人が買ったものを随分と聞かせてもらった思い出がある。...もうあのときの武道館ライブそのままといった雰囲気である。
その海賊版がCDになり私が手に入れたのはずっと後になって地元の大きなスーパーに入っていたCDショップで格安版として売っていたものだ・・・なんだかなあという気持ちで買ったのを覚えている^^。
普段は家でも車でもかけるのはだいたいセカンドかサード・アルバムが多く、この2枚はあの有り余るエネルギーが噴出したかのようなライブと直結して聴けるアルバムなのである。
とまあきょうはPCの前にいる時間はZeppelinをかけっぱなしの一日でした。それぞれのZeppelinがあっていいと思いますが...これが私のゼッペリンというお話でした。
カメラ : Nikon D700
レンズ : Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S